概要
1994年にオランダのフィリップス社がCD-iというマイナーハードで開発・発売したマリオシリーズの外伝作品。日本では発売されていない。また、任天堂は製作許可を与えただけで開発・販売には一切関わっていない。
ストーリーはクッパ達がキノコ王国をホテルリゾートに作り変えてしまい、ピーチ姫をホテルに連れ込んだというかなり危ない雰囲気。
さらに、舞台となるホテルは木の中や鉱山、雲の上などとんでもない所だらけである。
ゲーム内容はアクションパズルで、ホテル内の全てのドアを閉めたらクリアという単純な内容である。
特筆すべきは挿入されるアニメムービーで、作画崩壊と言われるまでに酷いものであるため、海外ではネタとして有名なゲームだが、日本ではあまり知られていない。
- 日本未発売で、対応ハードが世界で4番目に売れていないCD-iだった為だと思われる。
ちなみに、各ホテルはコクッパ7人衆が担当しており、ボスとして全員登場している。
ただし最後のホテルはクッパのもので、イギーはクッパに変装して登場している。
その後
これらの出来の悪さのせいか、フィリップスが今後任天堂のゲームを作ることはなかった。
さらにこれが原因かは不明だが、CDゲームの提携交渉も決裂しており、以降の関係性は希薄となった。
余談だが、任天堂はその後、ゲームキューブを発売するまで一切CDやDVDと言った光ディスクを利用しなかった。
もしかすると、このゲームの存在もあり光学ディスクは不安定だと判断されていたのかも知れない…。
余談
- 2014年、フィリップスはWiiリモコンのコントロールシステムが自社の特許を侵害したとして任天堂に対し裁判を起こしていた。一時期関係がこじれていたが、その後、任天堂との特許のクロスライセンス契約で合意に至り和解している。
関連タグ
マリオシリーズ マリオ ルイージ ピーチ姫 クッパ コクッパ
クソゲー?:一般的にクソゲーと呼ばれるほどゲーム性は破綻していない。