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ミッキーマウス

みっきーまうす

ミッキーマウスとは、ディズニーキャラクターのひとりであり、もっとも有名なキャラクター。ディズニーの象徴。誰が呼んだか「世界でもっとも有名なネズミ」。ハハッ! 彼の体色は黒いが、「白ハツカネズミ」がモデルである。
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やあ、ぼくはミッキーマウスだよ! \ハハッ


概要編集

ミッキーマウスとは、ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスがデザインした黒いネズミのキャラクター。

世界中で愛されているキャラクターで、世界で最も有名なネズミでもある。

そしてディズニーを象徴する存在でもあり、ディズニー社のロゴマークにも使われている。


ミッキー誕生の経緯編集

彼が誕生した経緯を語るうえで、彼の前にウォルトとアイワークスが生み出し、そして彼の前に活躍していたキャラクター、「しあわせウサギのオズワルド」に関する、とある話について言及を避けることはできない。


時は1928年、ウォルトはオズワルドの権利を、映画の配給先であるユニバーサル・ピクチャーズと、ユニバーサルとディズニーの間を仲介していたチャールズ・ミンツに奪われてしまう。しかもこの時、ミンツはディズニー側から、アニメーション制作スタッフの引き抜きまで行っており、ディズニーの会社は大きく力を削がれていた。

オズワルドを奪われた失意の中、しかしウォルトはすぐさま新たなキャラクター・・・ミッキーマウスを生み出した。

なお、ディズニー自身がデザインしたといわれることが多いが、これはあくまで一説であり、デザインそのものはオズワルドを基にして同僚のアイワークスが行ったというのが定説である。

ただしアイワークスだけで全てを決めたというのも誤りで、ディズニーと相談しながら生み出していったと「アブ・アイワークス物語」では語られている。


後、同年公開の短編映画、「蒸気船ウイリー」でスクリーンデビューした彼が、世界的に有名なキャラクターとなっていったのは周知の通り。


ディズニーが自社のキャラクターに対する著作権や各種知的財産権がある程度厳しいというイメージがついているのは、この逸話が理由となっている。


ミッキーの性格編集

登場当初はやんちゃなマスコットキャラクターとして描かれていた。このため初期の作品はヒーローというよりもいたずらっ子のように描かれていて、1930年公開の短編映画「ミッキーの陽気な囚人」のように、投獄された後に脱獄するエピソード(なお、その話に登場し、脱獄したミッキーを追いかけた警察犬は、後にミッキーマウスのペットとして登場するプルートの原型になった)なども存在する。


こういった自由奔放な性格で一時は人気を博したが、時代が下ると保護者の子供に対する過保護さが目立つようになり、ミッキーマウスのそうした性格描写は不評を買い教育に悪いと批判されるようになった。これを憂慮したディズニー側はミッキーの性格を模範的で明るいスターという方向性に路線変更し、ディズニーの顔にして永遠のティーン・エイジャーとして定着してくようになる。


しかしこの性格変更のせいで刺激が足りなくなったのも事実で、後に登場し人気を博した俗っぽい性格のドナルドダックに初期の特徴は受け継がれた。元々善悪を含めて描かれていたドナルドはたちまち人気となり、やがてミッキーよりも多くの短編作品に出演することとなった。


現在はすっかりみんなのヒーローとして定着する一方、一部作品(「ミッキーマウス・ワークス」「ミッキーマウス!」など)では少しはっちゃけたミッキーも見られるようになった。


メイン画像を見れば分かるが、初期は白い肌で黒い目のデザイン、1939年公開の「ミッキーの猟は楽し」以降は、現在のデザインにもなっている肌色の肌と白目の入った瞳に変更されている。

  • 但し、「ミッキーマウス!」は例外で、白い肌で白目が描かれていないデザインで登場している。
  • また、「ミッキーマウス・ワークス」の作品である「大晦日のベビーシッター」では、逃げ出したベイビー・シェルビーを捕まえようとした際に、一時的にミッキーのデザインが白い肌で黒い目のデザインに戻ってしまう演出があった(なお、その後のシーンでは現在のデザインに戻っている)。
  • また、「ハウス・オブ・マウス」の「グーフィー大変身?」では、序盤に白い肌で黒い目のデザインで「ようこそ、皆さん!」と言って登場した後に回転して現在のデザインに戻るという珍しい演出も見ることが出来る。

二次創作・商用利用について編集

実は二次創作について、ディズニーは意外と寛容である。ミッキーマウスも例外ではなく、世界中で様々なイラストが描かれている。


とはいえ、自分が作ったキャラクターを他社に盗られた上、それを利用されたという経験があるため、原則的に商用利用に関わってくると厳しい

というわけで、二次創作での利用は取り立てて禁止されているわけではないのだが、同人誌や同人グッズなど無許可の制作物で明らかな利益をあげる行為を行った場合は咎められる。

ただしこれは別にディズニーに限った話ではない


一般的にディズニーの二次創作はアウトとされるのは、同人の印刷業界やイベント運営等がこれらの上辺だけを誇張した噂話を鵜呑みにして自主規制を行っているだけである。実際海外ではディズニーキャラのエログロが平気で横行している。実際咎められたのはよりにもよってディズニーの重役会議にアングラな作品を送りつけた不届き者くらいである。


ただ、逸話が独り歩きしてしまったこともあり、現在の同人業界においては成人向け同人誌は基本的にNGである。ただ検索すればわかるように一般向けや非営利のサイトによる掲載についてとやかく言っている例はない。


「小学校の卒業記念に描かれたミッキーのイラストを消すよう命じられた」というエピソードが日本では有名だが、これ自体は事実なものの意図せず商用利用に引っかかりそうな事例だったため、無許可での利用を咎めたというのが真相である。


が、先の通り商用利用をするのであれば、当たり前だがロイヤリティを払わなければ彼を使うことを許さない

これはディズニーのキャラクター全般に適用されていることである。というかディズニーを問わず企業全般において当然のことである。


漫画・雑誌等やテレビ番組では、彼の姿はもちろんのこと、その名前も商標権に抵触する可能性があるため、意図的にぼかした表現が使われるのが暗黙の了解(自主規制)が当たり前となっている。

例として、「夢の国のネズミ」「ネズミー」などと言われることもある。


ただしこういったイメージが先行して二次創作を阻害しているのは事実であるため、ディズニー自体も身内から「もう少しキャラクター利用に寛容になるべきだ」という意見を出されており、そのこともあって、徐々に日本でもディズニー関連の同人イベントが陰ながら開かれるようになっている。


pixivには、それをパロディ化したネタやイラストが存在する。

かつてはディズニータグが付いている=ネタが大半だったりしたが、徐々にその認識も薄まりつつある。


なお、(許可というより)「売上額の数%をロイヤリティとして支払う」旨の契約さえ成立すれば、それは営利的な契約となるため、商用利用も可能である。

よって別の会社がディズニーキャラクターを利用した『キングダムハーツ』シリーズのような作品を作ることも決して不可能なことではない。


このため、実像に反していろいろと扱いが難しいとされるキャラクターではあるが、それでも事実としてミッキーマウスは世界中から愛されている

現在はナチュラルにディズニーを題材としたイラストはPixivでも一大ジャンルを築いているので、ファンが楽しむのもいいだろう。


声優編集

原語版において、実はミッキーの声は1947年まで生みの親であるウォルト・ディズニーその人が担当。ただし1955年から放送開始されたテレビ番組「ミッキーマウス・クラブ」で一時的に復帰した。しかし煙草によって喉に負担をかけていたことが災いしてロートーンな声しか出せなくなってきたために勇退した。また、当初はミニーマウスピートの声も全て担当していたが、やがて分担された。


声の衰えによってウォルトが降板した後を継いだのがジムである。彼は短編映画の中期以降の作品を多く担当した。ジム曰く「自分達はボスの代打である、我を出してはいけない」として後任のウェインにアドバイスしたという。この間いくらかミッキーを担当した人物が存在しているが、ボイスのみの作品という一時的なものが多いため割愛する。1977年頃に引退し、後任に役を託す選択をする。


1977年から担当、先に記したウォルトが晩年に担当したミッキーマウス・クラブのリメイク番組から役を引き受ける。作品では「ミッキーのクリスマスキャロル」から担当し、以降ミッキーの声優として定着する。なお、この時の相手役にして同時期にミニー役を受け継いだルシー・テイラーと作品での共演が縁で結婚している。永らく親しまれてきたが、晩年は糖尿病に悩まされ、惜しまれつつも糖尿病の合併症で62歳で逝去する。担当作品数こそ差があるものの、担当年数自体は32年と実は先の二人よりも長い。


執筆現在での公式ボイス。ウェインの健康状態の悪化に伴い代役として控えていたが、その後急逝したため正式に四代目として担当することとなった。彼はウェインと面識こそなかったものの、ウェインのミッキーボイスを個人的に研究していたという話もある。


クリスはTVシリーズミッキーマウス!のみの担当。ブレットでない理由は不明だが一時的な代役というわけではなく、シーズンを通してクリスが担当している。


日本語版編集


トリビア編集

Webにアップロードしても消されない作品?編集

著作権によって国際的に手厚く保護されているキャラクターではあるが、日本国内に限れば「蒸気船ウィリー」などの初期作品についてはすでに著作権が切れている。このようにしてパブリックドメインとなった作品は実際にニコニコ動画公開されていたり、独自の字幕・吹き替えがなされたものが廉価で販売されていたりする。

ただし、キャラクター(名)としての「商標権」は保持されているため、国内であればパックマン目の旧ミッキーを自由にできるというわけではない。


ミッキーの「本当の初出演作品」編集

一般に「蒸気船ウイリー」がデビュー作と認識されているミッキーだが、実際の初出演作品は「飛行機狂(プレーン・クレイジー)」。この時のデザインはウイリー以降定着したものではなく、白目が大きくもう少し細身のデザインであった。

しかし、作品の完成した時期と実際に映画館で上映された時期が異なるため、初上映作品となった「蒸気船ウイリー」が、公式にデビュー作として扱われている。

なお、クラシックデザインのミッキーは黒目がちながらも現行ミッキーと目の大きさは変わらない、と一般に思われているが、旧々デザインから元々はデコまで広がる非常に大きな目としてデザインされていたことが分かる。

蒸気船ウィリーでも黒目が元々白目だった部分を縦横無尽に動き回っている他、ミニーの睫毛もこの部分いっぱいに大きく描かれていることから、設定上はクラシックミッキーの目はデコいっぱいまで広がる大きな目だと解釈できる。

しかしながらクラシックミッキーはそもそも肌も白く塗られており、最初期と比して眼球の輪郭が消失していたこともあり、次第に「黒目だけが目」と判別されるようになった。後に現行デザインに変更され、白目と肌は明確に色分けされるようになったが、この際元の黒目の部分が「白目と黒目全体」の大きさになったこともあり、現在でも多数残るクラシックミッキーの目においても、一般的には黒目の部分のみと見做されることが多い。


700年前の壁画編集

オーストリアのケルンテン州マルタ村にある聖クリストファー教会には、700年前つまり14世紀のものとされるミッキーマウスにそっくりな動物の壁画が残されている。この動物の厳密な正体は不明だが、神話に登場するキャラクターだと推測されている。この話は、人気テレビ番組『トリビアの泉』で紹介され話題になった。


マウスの移動距離の単位編集

パソコンのマウスの移動距離の単位も「ミッキー」と言う。これも『トリビアの泉』で紹介された。


関連イラスト編集

小さなミッキーマウスit all started with a mouse

ありがとうミッキーマウスレビューいろぬりれんしゅう

夢の国までエスコートbbb


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