概要
「イタズラ小僧なミッキーマウスを現代に蘇らせたい」というコンセプトで始まったシリーズ。かつての短編映画とほぼ同じ時間で構成される。
デザインは全体的にクラシックデザインに寄っているが、一部現在のものを合わせたキャラや折衷案のようになっているキャラクターもいる。
コンセプト通りミッキーの性格がやんちゃなものになっており、長年築いてきたヒロイックなイメージは多少踏襲しつつも、過去のように俗っぽい面を強調して描いている。よってあまり見られなかった奇声にも似た声を聞ける場面も在る。
短編映画時代と同様に、ミッキー達は俳優として出演しているため毎回設定が異なり、一話ごとのエピソードが繋がっているわけではない。
ただし一般的に知られているミッキー達の日常を誇張して描いているエピソードも存在する。
往年の短編映画と同様非常に速いテンポの作品である一方、それ以上にアメリカンな下ネタや下品な表現を用いているのも特徴の一つ。
登場キャラクターはディズニーオールスターといった布陣であり、カメオ出演で映画作品の登場人物が描かれることも多い。この点は「ハウス・オブ・マウス」と似ているが、あちらは映画作品の登場人物の出番が存在するシーンがあったのに対して、本作ではわずかなシーンだけ出演という形になっているという点で異なる。「ハウス・オブ・マウス」放送終了後の2006年2月にディズニーに帰還したしあわせウサギのオズワルドなど、あちらには出演できなかったキャラもわずかなシーンだけ出演している。
youtubeでは10話までを無料配信し、それ以外は配信サイトで視聴できるようになっている。
声優
海外版ではミッキーマウスの声優が異なる以外は基本的にオリジナルキャストを可能な限り用いている。永らくスクルージ・マクダックを演じたアラン・ヤングにとっては遺作の一つとなった。
日本版ではさらに多くのキャスト変更が行われており、メインで言えば急逝したミニーマウス役の水谷優子や、病気療養による降板の後逝去したピート役の大平透などにとっては、同キャラを演じた最後の機会となった。
関連タグ
ハウス・オブ・マウス…本作同様、映画作品の登場人物が描かれている、2001年~2003年まで放送されていた、ミッキーマウスを冠したテレビアニメ。但し、ミッキー達のデザインは全く異なる。
TheCupheadShow!…本作のクリエイターが集結して制作されたアニメ。こちらも主人公がやんちゃ坊主ではあるが用いられているネタや表現が比較的まともである。