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概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。別名「かくれマント」。初登場エピソードはTC1巻収録「ご先祖さまがんばれ」。

マント型の道具で、被ると姿が消えて周りから見えなくなる。その為、誰でも簡単に透明人間として行動出来るようになる。


ただし、この道具はあくまでも姿を見えなくするだけなので、は消し去ることが出来ない。TC25巻収録「のび太の結婚前夜」では、ドラえもんとのび太が透明マントを使用してしずか達の様子を窺っていたのだが、ドラえもん達がうっかり大声を出してしまい、しずか達が「何か部屋の中が騒がしい」と言いながら周囲を見回す様子が描かれている。

それだけでなくTC38巻収録「スネ夫の無敵砲台」では、ドラえもんとのび太がかくれマントを使用して姿を消し、「無敵砲台」の破壊を試みたのだが、のび太がうっかり音を立ててしまい、無敵砲台のレーダーがその音を探知したことでドラえもん達が攻撃される様子が描かれている。

また、TCプラス3巻収録「きもだめしめがね」でも、「きもだめしめがね」の効果で周囲の人や物を見て怖がってしまうのび太を助ける為、ドラえもんがかくれマントを使用し、姿を消したままの状態でのび太にアドバイスを告げる様子が描かれている。


参考として『ドラえもんのひみつ道具使い方事典3』では、マントは「細胞内光線通過糸」から構成された「シースルー繊維」で作られており、それらが光を完全に通過させることによって、マントを被った人物は誰からも姿が見えなくなると解説されている。


派生作品

水田わさび版アニメでは、頭部や上半身に被せるだけで自動的に全身を透明化する様子が描かれている。2005年版「ああ、好き、好き、好き!」では、ドラえもんが頭に透明マントを被せた際、明らかに首から下(胴体や手足)が丸見えにもかかわらずマントが全身を透明化している。

また、2011年版「そうなる貝セット」でも、ドラえもんとのび太が透明マントを被った際、明らかに下半身や足がマントからはみ出ていたにもかかわらずマントが全身を透明化している。

それだけでなく映画版宇宙英雄記』では、ドラえもん達が透明マントを肩から羽織った際、明らかに頭部や身体がマントからはみ出ているにもかかわらずマントが全身を透明化している(原作版では上記の「ご先祖さまがんばれ」及びTC33巻収録「ガッコー仮面登場」にて、のび太が透明マント及びかくれマントで全身を覆っている。それ以外のエピソードではマントを身に付ける描写が省略されている為、身体の一部がマントからはみ出していた場合どうなるか〈背中に羽織っただけで効果を発揮するかどうか〉は原作版では不明)。


それに加えて、同じマントを被っている人同士はお互いの姿を確認出来る様子も描かれている。水田版アニメオリジナルエピソード「決戦!ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット」では、透明マントを被ったドラえもんやパワえもん達が、お互いの姿を見ながらジェスチャーで会話している(原作版では上記の「のび太の結婚前夜」にて、透明マントを被ったドラえもんとのび太がお互いの顔を見ながら会話している。しかしこちらはお互いの姿を確認出来ているのか、それとも声でお互いの位置を把握しているのかは作中で説明されていない)。


更に、水田版アニメオリジナルエピソード「スネ夫ゆうかい事件」及び2016年版「いたずらオモチャ化機」では、赤外線アイ(暗闇でも周囲が見える装置)を搭載しているドラえもんでさえマントを被っている人物を見破れていない様子が描かれている。その為、水田版アニメにおける透明マントは、ロボット及び赤外線センサー等のセキュリティシステムを含む無生物に対しても効果を発揮する(原作版では透明マント及びかくれマントを被った人物とドラえもんが遭遇する描写はない)。


上記の「決戦!ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット」では、ドラえもんやパワえもん達が透明マントで姿を消し、仲間が捕えられている敵の本拠地へ侵入したのだが、その際「タケコプター」で空から仲間を探そうとしたところ、タケコプターの作動音で監視ロボットや防犯装置に気づかれてしまっている。

しかし姿は把握されていなかった為、上記の通り水田版アニメにおける透明マントは、ドラえもんを含む(22世紀の技術で開発された)ロボット及び侵入者を判別する防犯装置等の無生物に対しても効果を発揮する。


STAND BY ME ドラえもん』では、上記の音が聞こえるという欠点を改善した透明マントが登場している(作中では、この道具を使用して透明になったドラえもんとのび太が、未来のしずかや彼の父親の傍で会話していたが、しずか達がドラえもんとのび太の声に全く気付いていない様子が描かれている)。

また、こちらは頭から被るタイプではなく肩から背中に羽織って使用するタイプで、スイッチで透明化のオン・オフの切り替えが出来るようになっており、例によってマントからはみ出ている部分があったとしても自動的に全身を透明化している

それだけでなく『STAND BY ME ドラえもん 2』では、この道具で透明になっている人物をロボットであるドラえもんが見破れていない様子が描かれており、メイキングブックには「本作では同じマントを被っている人同士は互いの姿を見ることが出来る設定」と記載されている。


また、原作版ではかくれマントが登場しているエピソードでも、水田版アニメでは透明マントに差し替えられていることが多い(2008年版「スネ夫の無敵砲台」、2009年版「未来世界の怪人」、水田版アニメ「ガッコー仮面は誰でしょう?」)。ただし全て差し替えられている訳ではなく、一部のエピソードでは原作版通りかくれマントが登場していたり、かくれマントについて言及されている(水田版アニメ「のび太くん、さようなら! ドラえもん、未来に帰る…」、2018年版「きもだめしめがね」等)。


上記の通り映画版『宇宙英雄記』では、ドラえもんが透明マントを使用して姿を消しているが、悪役が特殊な眼鏡を装着した際、透明化を見破られてしまう様子が描かれている(漫画版ではそのような描写はなく、原作版でも透明マント及びかくれマントによる透明化を〈音以外の理由で〉見破られる描写があるエピソードは存在しない)。


『ドラえもん』を題材としたゲーム作品『魔界のダンジョン』では、透明マント及びかくれマントがそれぞれ異なる効果を持つアイテムとして登場している。

前者は消費アイテムであり、使用するとボスを含めた全ての敵から一切攻撃されなくなり、こちらから攻撃しても一切反撃されなくなる

それだけでなく、この作品では通常の魔物(生物)やロボット(無生物)タイプの敵はもちろん、幽霊及びアンデッドタイプの敵に対しても効果を発揮している(ただしゲーム故に独自の欠点も追加されており、一定ターンが経過すると透明化が解除されてしまい、使用回数制限も存在する)。

後者は装備アイテムであり、装備すると眠っている敵(正確には操作キャラクターが部屋に入った時点で眠っている敵であり、本来はこちらが隣接すると自動的に目を覚ます)を起こさずに行動することが出来るようになる(ただし起きている敵には効果がなく、眠っている敵を攻撃した場合も目を覚ましてしまい攻撃してくるようになる)。


関連道具

上記の「透明マント」及び「かくれマント」以外にも、使用者の姿を見えなくする(あるいは認識出来なくする)ひみつ道具は数多く存在する。

このペンキを塗った物は何でも透明になる。詳細は項目を参照。


この帽子を被ると他者から存在(姿・声・体臭・触覚・痕跡等)を一切認識されなくなる。上記及び下記の透明人間系ひみつ道具の完全上位互換であり、尚且つ最強の性能を誇る。詳細は項目を参照。


  • 四次元三輪車

別名「四次元サイクリング車」。

玩具のような見た目とは裏腹に凄まじい性能を誇り、一こぎで100m進み、スピードを調節すればジェット機並の速度で走ることが出来る。人の匂いを探知して追跡する機能も備わっている。

更に、四次元世界に入り込んで周囲の物をすり抜けて進むことも可能で、その際は姿が消えてしまい誰からも見えなくなる

原作版での名称は不明。「四次元三輪車」という名称は『ドラえもんのひみつ道具使い方事典1』、『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』、水田版アニメ(アニメ版『ドラえもん』公式サイト「ひみつ道具カタログ」にて確認可能)にて設定されたもので、「四次元サイクリング車」という名称は『ドラえもん道具カタログ』にて設定されたもの。


この目薬をさすと透明人間になれる。詳細は項目を参照。


  • 動物型にげだしじょう

錠剤型のひみつ道具。

ケースに書かれた動物と同じ能力を習得することが出来る錠剤で、服用者が何らかのピンチに陥った際、自動的に効果が発動してピンチから逃れることが出来る。ただし一度能力を発動させると効き目を失う。

錠剤の一つに「カメレオン錠」があり、これを飲んでおくと誰かに追われる等の状況に陥った際、周囲の物と同色になることで自分の姿を見えなくし、追跡者の目を欺くことが出来る。


この巻物から噴き出る煙を浴びると、姿が消えて周りから見えなくなる。詳細は項目を参照。


このスプレーを吹き付けられた物は、4時間だけ目に見えなくなる。詳細は項目を参照。


  • ニンニンまきまき

別名「お手軽巻物」。「ニンニン修行セット」の付属品。

この道具を口にくわえて印を結べば、10分間だけ姿を消すことが出来る。それだけでなく、頭で思い浮かべた姿に変身することも可能。こちらの有効時間も10分間。

原作版における名称は不明で、上記の名称(「ニンニンまきまき」及び「お手軽巻物」)はどちらも水田版アニメで設定されたもの。


  • モーテン星

バッジ型のひみつ道具。

このバッジを付けると、自分の姿が他者の盲点に入ってしまい誰からも見えなくなる。効き目は1時間。

映画版新魔界大冒険』では、改良版として「モーテン星 効き目長持ち安心バージョン」が登場している(漫画版では通常のモーテン星を使用している)。


  • カメレオン茶

飲み物型のひみつ道具。

これを飲むとカメレオンの如く、触れた物の色と同化することが出来る。その為、壁等に張り付いておけば姿を見えなくすることが可能。効き目は15分。

また、触れた物の色だけでなく性質も備わる。例えばコンクリートに触れた場合、身体の色がねずみ色になるだけでなく、身体の硬さもコンクリートと同等になる。


  • かくれん棒

スティック型のひみつ道具。

この棒を持った人間は周りから見えなくなる。しかし電池式なので、一定時間が経過すると電池が切れて透明化が解除されてしまう(推定数十分程度)。

それに加えてかくれん棒自体は周りから丸見えなので、自分自身の姿は消えたとしても周囲の人々からは「変な棒が宙に浮いている」と認識されてしまう。


  • ダルマさんころんだ帽

帽子型のひみつ道具。

この帽子を被ると「だるまさんがころんだ」と同じ要領で、相手に気付かれずに忍び寄ることが出来る。

相手の背後から接近した際、相手が振り向いた瞬間に動きを止めると、こちらの姿が相手の視界に映らなくなる。しかし、僅かでも動いてしまうと透明化が解除されてしまう。


  • ヤミクモガス

映画版『ねじ巻き都市冒険記』に登場したひみつ道具。

このスプレーから噴出させたガスの中に入ると、まるで闇に紛れるかの如く姿を見えなくすることが出来る。

しかし激しい動きをするとガスが周囲に四散してしまい、姿が見えるようになってしまう(大長編版では上記の「とう明ペンキ」を使用しており、この道具は登場しない)。


  • 怪盗セット

水田版アニメオリジナルひみつ道具。

シャーロック・ホームズセット」の対に位置する道具で、これを身に付けると怪盗になることが出来る。それだけでなく、この道具に付属するマントを羽織れば姿を消すことが可能。

更に、ドラえもんは「怪盗セットのマントは全ての防犯センサーに引っかからない」と説明しており、実際に作中では監視カメラ等のセキュリティシステムを容易く突破している。


  • 頭巾

水田版アニメオリジナルひみつ道具「なりきり忍者セット」の付属品。

この頭巾を被って印を結ぶと、姿を消すことが出来る。作中ではロボットであり、尚且つ赤外線アイを搭載しているドラえもんでさえ、この道具を使用して姿を消した人物を見破れていない。その為、この道具はロボット及び赤外線センサー等の無生物に対しても効果を発揮する

それだけでなく、作中ではこの道具を使用して姿を消したドラえもんとのび太が、しずか達が傍にいる状況で声を出して会話しているにもかかわらず、しずか達はドラえもんとのび太の声に全く反応していない。


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ドラえもん ひみつ道具

透明 透明化 透明人間 光学迷彩

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