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動物のお医者さん

どうぶつのおいしゃさん

『動物のお医者さん』とは、花とゆめにて連載された「佐々木倫子」による獣医師を目指す学生の日常を題材としたコメディ漫画。
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概要

動物のお医者さん』とは、「佐々木倫子」による動物獣医の学生生活を題材としたコメディ漫画。
表紙の雰囲気や絵柄、タイトルなどから感動系のストーリー漫画と誤認される事も多いが、内容は純然たるコメディである。独特の空気感と掛け合いから現在でも多くのファンを獲得している。

作中では動物にもガンガン書き文字でセリフが与えられているが、それが人間に通じているかは微妙なところといった世界観である。

花とゆめ1987年から1993年にかけて連載されていた。全119話の全12巻。
2003年にはテレビドラマ化された。

あらすじ

主人公西根公輝(ハムテル)は、H大学獣医学部に通う獣医の卵。
個性的な教授や先輩、家族、動物に囲まれて、巻き込まれたり巻き込まれたり巻き込まれたりの大変な日々を送っている。
そんなハムテル達の日常を描いた、獣医学部生コメディ。
医学系、理系の学生時代を過ごした人ならニヤリとしてしまうような、「ワガママ教授」「研究室内の苦労」などの描写も多々ユーモラスに描かれている。

主な登場キャラクター

※演者及び動物の声優はドラマ版。

西根家

西根公輝ハムテル
演:吉沢悠
本名は「まさき」、因みに祖母からは「キミテル」と呼ばれる。H大学獣医学部の学生。
事実上の漆原教授の秘書として、教授のスケジュール調整、飛行機の切符の手配も行っている。
高校生の時から老人の漆原に「じじくさい」と称されるほどの落ち着いた性格で、作中で青筋立てて起こったことがない。
音楽家の両親を持ちピアニストとしての才能があるが、本人の音感が狂っており、素人でもわかるてんで調律されていないピアノを弾いても全く気づかないという致命的欠陥がある。
その両親は世界中を飛びまわっているため、家には不在な事が多い。
母の名は「絹代」(演:真矢みき)で父は「祥平」(演:小木茂光)。

チョビ
声:柊瑠美
シベリアンハスキーの女の子。
般若のような顔をしていて、初見の人間には必ず驚かれるが性格は温厚で賢い。
怪しい初老の男性から逃げ出したときにH大受験に来たハムテルに会い、そのまま押しつけられる。
笑うと怖い。

西根タカ
演 :岸田今日子(少女時代:吉野きみか
ハムテルの祖母。かなり押しが強い。
ハムテルとは驚くほど似ていない。

ミケ
声:山本圭子
安直な名前のタカの飼い猫。何故か関西弁でしゃべる。ハムテルを「ハムやん」と呼ぶ。三毛猫。
プライドが高く姉御気質で、近辺の猫社会の女ボス的存在のため近所の猫がよく顔を見せてくる。

ヒヨちゃん
声:大塚明夫
安直な名前のハムテルの飼い鶏。凶暴な雄のニワトリ。西根家最強の動物といわれる。庭に放されている際はあらゆる侵入者を撃退する。
ネズミとは別の意味で二階堂の天敵。

スナネズミ
どちらもオスだから増えないよと言われたので2匹貰ったら増えた。普通に片方メスだったらしい。
なんとなくオスっぽい方に「おとうさん」、メスっぽい方に「おかあさん」と名前をつけたが、後に「おとうさん」がメスで「おかあさん」がオスだった事が判明する。
動物の心情描写が豊かな本作だが、基本的にスナネズミたちは何も考えていない。いつも幸せそう。

H大学関係

二階堂昭夫
演:要潤
ハムテルの親友。ネズミが超苦手で文字で見る事すら拒絶するレベルのくせに獣医学部になんとなくで進んでしまう。別にネズミアレルギーというわけではない。
動物をとりあえず「チョビ」と呼ぶ癖があり、ハムテルのチョビはそれを自分の名前だと認識してしまった事からやむなく名付けられたため、彼女の事実上の名付け親である。冷静なハムテルより感情表現がストレート。
ハムテルに流されてきた人生であり、学部のみでなく博士課程にもハムテルに流されて進む。自立するべく色々奮闘してみた事もあったが結局最終的にはハムテルとは2人で開業医を開く。

菱沼聖子
演:和久井映見
博士課程の院生。美人でモデル体系だが非常にトロく、マイペースでかなりの変人。挙動や反応が鈍くスローモーションで、体温計に表示されないレベルの低体温で低血圧、痛覚も異様に鈍く、重さを感じる感覚も鈍いのか体格の割に怪力の持ち主で、傷んだ食べ物を食べても1人だけ無事、感染症にも非常に強い耐性を持つかと思いきや、なんてことのないサプリメントでアトピーを起こすなど謎多き特異体質の持ち主。
回を重ねるごとに変人度が増しており、不機嫌になると静電気を発したり季節の変わり目に親知らずが伸びたりと体質もより異様となっていく。頭の回転も行動もノロいが研究者としてかなり運に恵まれており、彼女の研究成果から商品化に繋がったものもある。
緩慢な動作から予測不可能な挙動を見せてくるため、動物には恐れられて好かれない。

一応当漫画のヒロイン(?)ポジションだが、主人公やメインキャラと恋愛描写が生じた事は一度もない。作中で一度高校生に告白されたが「札幌オリンピックを知らない」というジェネレーションギャップを理由に振っている。

漆原信
演:江守徹
H大学獣医学部教授(病院担当)。病院長も務めている。
ハムテルにチョビを押し付け彼が獣医になる道を示した張本人。豪快で粗雑な人物。
アフリカが好き。海外研修と称するサバイバルを主宰している。
「漆原教授が困ると周りの人間は10倍困る」と言われるほどのトラブルメーカー。勉強嫌いだが診療は好きらしい。
本人曰く「下手」なため執刀はほとんど学生に任せきりだが、いざと言うときの直感と機転は凄まじく急患対応の際は頼りにされている。

清原貴志
演:高杉瑞穂
ハムテルの同級生。大柄な男性で、ちゃっかりとした性格。

平九郎
清原の飼い犬。犬種はゴールデンレトリバー。おっとりとした性格。
就職のために清原が上京した際、ハムテルの元で飼われる事になりそうだったが、飼育環境を入手した清原と共に東京へ上京した。
その後、猛犬という触れこみで、番犬として老夫婦の営む下宿に清原とともに転がりこむ。

菅原教授
演:草刈正雄(友情出演)
H大学獣医学部公衆衛生学教授でイギリス紳士風の初老の男性。
が好き。漆原とは学生時代以来の仲。漆原とは似ても似つかぬ几帳面で繊細な人物。
初登場時はキザな印象が強かったが、トラブルメーカーの漆原と菱沼に振り回される繊細なメンタルの苦労人になっていく。

嶋田小夜
公衆衛生学講座所属。学年はハムテル達の1つ先輩。
大人しく綺麗好きな性格で、菱沼らから「かわいい」と称されるなど容姿に優れる。
しかし何事もきちんと片付いていないとすまない片付け魔で潔癖症。几帳面だと自認している菅原教授以上に「きちんと」のハードルは厳しく、限界を超えると爆発する。繊細な菅原教授はそれを恐れているため彼女の前では気が休まらない。
元々は獣医学部付属の病院に所属していたが漆原教授がガサツすぎて許容できなかったため公衆衛生学講座に移ってきたという経緯がある。

小林
ハムテル達の後輩の獣医学部生。ミュージシャン志望でヴィジュアル系の格好をしている。
開業医の親に強制的に獣医学部に入れられたため尖っており、「別に獣医になりたいわけじゃない」などと公言していたが、自分には音楽や才能がない事は自覚しており元々見切りはつけていた。
次第に親に職業を強制させられたのが面白くないだけで別に獣医になりたくないわけではない事に気づき、また髪を馬に食べられた事が最後の後押しとなり次第に普通の学生らしい格好になっていった。

高屋敷一郎
H大学病院学講座の助教授。既婚者で娘がいる。極めて真面目かつ常識的な人物で漆原に振り回される事が多い。身なりが派手な学生を嫌っている。
口下手であり、飼っていたスナネズミが死に娘が悲しんでいた際、慰めてやるつもりで「解剖して死因を調べてやるから」と言ったら口を聞いてもらえなくなった。


ユリちゃん / 加藤〔鬼丸〕百合子
飼い猫を連れて病院にやってくる高齢の飼い主。穏やかな風貌をした未亡人で、いち飼い主とは思えないほど動物の病気について豊富な知識を持ち、全く含むところのない「無心」な発言を突き刺してくる漆原の天敵。
姓が変わり穏やかな風態になっていた事で気づかれなかったが、正体は漆原と菅原の学生時代の薬理学の助教授であった鬼丸百合子であり、「ユリちゃんの薬理」と通称される難しく厳しい授業と、怒ると黒板を投げつけてくるほどの激しさで有名だった。

社会現象

  • H大のモデルである『北海道大学獣医学部』の志望者数が増えた。
  • チョビの可愛さから、シベリアン・ハスキーブームが起きる。


シベリアンハスキーで「チョビ」だったら、この漫画から、名前を取ったと思っても良いだろう。
ただ、犬のブームは良いことばかりではなく、無理矢理繁殖させた業者も居たため、問題も多く起きた。
そのため、ドラマ版放送時にはEDで「実際の獣医学部は非常にハードな学業である」「ハスキーは簡単に飼育できる犬種ではない」旨の注意書きがテロップで表示された。

関連イラスト

チーム・ハムテル
佐々木倫子のピングドラム


菱沼さん
チョビ&合鴨



関連タグ

佐々木倫子 花とゆめ
動物 獣医 シベリアンハスキー

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愛犬ロシナンテの災難
日本テレビ系列の土曜ドラマ。設定が似通っておりキャスティングもそのまま本作を演じられそうな俳優が集められていたため「元は本作のドラマ化であったものが諸事情から原作なしのオリジナル脚本に変更された」とする説が広まっている。なお動物のお医者さんの出版元である白泉社はこれを否定している。

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佐々木倫子 ささきのりこ

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