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PUIPUIモルカー

ぷいぷいもるかー

テレビ東京の短編アニメ放送枠『きんだーてれび』内で2021年1月~3月に放送されたストップモーションアニメ。「モルモットが車になって大活躍する作品」である。第2シリーズである『PUIPUIモルカー DRIVING SCHOOL』についてもここで解説する。
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概要編集

モルモットが車になった「モルカー」が生きる世界で、現実社会にも通じる世の中の問題をゆる~いテイストで取り上げながら、モルカーや人間たちの日常を描く。


2021年1月5日から3月23日にかけてテレビ東京系『きんだーてれび』内にて、毎週火曜日朝7:30から放送された。1話あたり2分40秒のショートアニメとなっている。

全12話。アニメーション制作はシンエイ動画


また、YouTubeバンダイナムコアーツ公式チャンネルにて1週間限定で見逃し配信を実施中。このほか、U-NEXTAmazon prime video等の各種動画配信サービスでも全話の配信を行っている。


国内外で高い評価を得た作品『マイリトルゴート』を制作した見里朝希監督が、はじめてテレビアニメの監督・脚本を務めたパペットアニメ。

シンエイ動画は当初、見里監督に20分程度のアニメ映画の依頼をする予定だったが、企画を進める中で、見里監督が提案した「モルモットが車になった世界を描いたアニメ」の構想を面白いと考え、テレビ放送用の短編アニメの制作を行う方針に変更、案を膨らませていったのが本作である。

なお、見里監督によると、モルモットをモチーフとしたキャラクターを扱った作品を作るという構想自体は大学在学中から既にあったとのことで、大学院の修了制作とすることも考えていたという(しかし、この時は構想が広がりすぎたために断念しており、その代わりに上記の『マイリトルゴート』を制作している)。


登場するモルカー達は羊毛フェルトパペットが作られている。

いわゆるコマ撮り(ストップモーションアニメ)で制作されており、モルカーはパペット、人間キャラは引きの場面では人形で、アップ(車内)では実写で映される。

なお、モルカーのパペットのサイズは監督のインタビュー映像などから「手のひらサイズ」であることがわかり、人形は建築模型用(ジオラマ用)のフィギュアを利用していることが言及されている。


制作にあたっては、1秒当たり24枚の写真が利用され、撮影には12話分で約一年半を費やしたということが明かされている(実際はもう少し早く完成させて放送する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、制作に遅れが生じたために2021年1月の放送開始となった)。


パペットとして動き回るモルカーと、ピクシレーションで登場する実写の人間たち(3話では猫が登場)との絶妙なアンバランスさも特徴のひとつ。

なお、モルカーたちの声は監督の実姉である女優の見里瑞穂氏が飼育しているモルモットの「つむぎ」の声を録音したものと、大学の卒業制作である『あたしだけをみて』で録音したミルキー(つむぎ以前に瑞穂氏が飼っていたモルモット)の声を利用しており、タイトルに冠された「PUI PUI」もそれに由来する(モルカーに限らず見里監督作品にはモルモットが登場する作品が多い)。


2021年4月、フレーベル館にて記念すべき第1話『渋滞は誰のせい?』の内容を収録したストーリーブック(絵本)が発売された(フレーベル館の作品紹介ページ)。また、同年7月28日にはBlu-ray/DVDが発売予定。本編がエンドレスリピート再生される文字通り無限モルカー仕様になっている(Blu-ray/DVD告知ページ)。


2021年7月22日より2週間限定で3D・MX4Dで映画化されることが発表された。

タイトルは「とびだせ!ならせ!PUIPUIモルカー」。

配給は東宝(eiga.comの記事)。

内容は新作ではなく、全12話を一挙上映するいわゆるブローアップ上映。

なお、2D上映やMX4D以外の上映も行われている。

入場者特典としてモルカーボールが配布される。1週目と2週目では種類が異なる(各3種からランダムで1つ)。モルカーボールは握るとプイプイと音が出て劇中で応援上映できるというアイテム。

あまりの人気に2日目でモルカーボール配布終了の劇場が続出した。


好評を得たことから、以降も度々きんだーてれび内で再放送が行われていた。


ファンの間では第2期の製作を望む声も多かったものの、元々ストップモーションアニメは通常のアニメ以上に製作に時間とコストがかかるため、今後製作されるかどうかは長らく明かされていなかった。


しかし…


PUIPUIモルカー DRIVING SCHOOL編集

2022年5月31日にファン待望の新シリーズの製作が発表された

2022年10月8日より地上波で放送開始。


第1シリーズを放送していた「きんだーてれび」が2022年4月に終了したため、放送枠をドアサの『イニミニマニモ』枠に移して放送される。

舞台をモルタウンからモルカー専用のドライビングスクールに移し、今まで以上の大騒ぎが繰り広げられる模様。


なお、本作では監督が小野ハナ氏(第1シリーズでは絵コンテを手掛けていた)に交代、制作会社もUchuPeopleとなっている。原作者の見里朝希氏はスーパーバイザーとして作品の監修に当たる模様。


また、モルカー達の声は第1シリーズに引き続き「つむぎ」と、新にメリノモルモットの「パイムータン」が担当する。


放送に先駆けて、映画『ならせ! PUIPUIモルカー + DRIVING SCHOOL 予習編』が以前と同じく東宝の配給により全国で9月23日より2週間限定で上映される。今回もモルカーボールが入場者特典として配布される他、「予習編」のタイトル通り、第2シリーズの2話が併映される(1週目では第1話が、2週目で第2話)という豪華な内容となっている。


その後の展開編集

2023年9月16日これまで声優を担当していた「つむぎ」が肺炎により8月に亡くなっていたことが発表された。4歳と10カ月だった。


2024年1月23日にCGアニメーション映画化が発表された。同年に公開。

また、3月に東京ビッグサイトで開催される、『ファミリーアニメフェスタ2024』にて、キャラグリーティングとして、参加される。

同年6月16日に公式X(旧Twitter)にてタイトルが『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』に決まったことが発表された。→PUIPUIモルカーザ・ムービーMOLMAX

7月16日新モルカー声優として「糸(いと)」が出演することが発表された

なお、「糸」は見里瑞穂氏に新たに飼われ始めたモルモットである。

8月5日にヒューマンキャラクターの声優としてタレントの相葉雅紀と声優の大塚明夫が出演することが発表された。

なお、相葉はこの作品がアニメ映画の声優に初挑戦となる

また、放映日が11月29日に決定したことが発表された。



スタッフ編集

第1シリーズ編集

原案見里朝希 シンエイ動画 ジャパングリーンハーツ
監督・脚本見里朝希
絵コンテ見里朝希、小野ハナ、佐藤桂
アニメーターいわつき育子、佐藤桂、高野真、見里朝希
美術いわつき育子、開發道子、佐藤桂、佐藤華音、見里朝希、村松怜那、アトリエKOCKA
音楽小鷲翔太
音響野口あきら
アニメーション制作シンエイ動画 ジャパングリーンハーツ
製作モルカーズ

第2シリーズ編集

原案・スーパーバイザー見里朝希
監督・脚本・絵コンテ小野ハナ(UchuPeople)
アニメーター小川翔大、高野真、三宅敦子、垣内由加利、当真一茂、阿部靖子、小西茉莉花
2Dアニメーター久保雄太郎、米谷聡美、福地明乃、小野ハナ
美術UchuPeople、アトリエKOCKA、パンタグラフ、スタジオビンゴ、福地明乃 横井遥佳 小野ハナ
小道具阿部靖子、池田夏乃、青柳清美、スタジオビンゴ、当真一茂、小野ハナ、福士陽香
人形造形阿部靖子、村松怜那、開發道子、当真一茂、高木杏奈、いわつき育子
衣装青柳清美
造形補佐若井麻奈美、中村匠吾
キャラクターデザイン小野ハナ、当真一茂、村松怜那、開發道子、高木杏奈、若井麻奈美、きゃり、佐藤桂
照明内堀定道
撮影用特機Tetsu’s armature
レタッチ伊藤里奈、当真一茂
編集小野ハナ、当真一茂、小谷野萌、小光
音楽小鷲翔太
音響小沼則義
フォーリー渡邊雅文
タイトルカード佐藤華音、橋爪伸弥、小光、福地明乃、見里朝希、小野ハナ
オープニングアニメーター阿部靖子
オープニング美術井上仁行
スペシャルサンクス横井武尊、牧野謙、牧野陶子、吉澤拓也、田村大輝
アニメーション制作UchuPeople合同会社

登場キャラ編集

モルカー

本作では、「いろんな種類のモルカーが活躍して欲しい」という監督の想いから主人公が話ごとに変わるオムニバス形式を採用している。


各モルカーの紹介文は公式サイトから引用。名前欄の☆は『DRIVING SCHOOL』から登場するモルカー。


メインモルカー編集

ポテトシロモアビー
モルカー(ポテト)シロモちゃんアビー
のんびり屋だけどドライバーの操縦を時々無視する側面も。助けを求める者がいたら、どんな状況であっても行動を起こす勇敢さを持ち合わせる。ニンジンが好き。基本的に臆病なモルカーのなかでも特に臆病な性格を持つ。心優しいドライバーに甘えたりもするが、いろいろなトラブルに巻き込まれがち。テディを姉御のように慕う。レタスが好き。真面目で好奇心旺盛。初心者マークを付けているが、いつか卒業できる日を夢見ている。他のモルカーに比べてプライドが高い。ネコが苦手。
チョコテディペーター
Happy Birthday CHOCO!!!無題立派だったよペーターちゃん!
爽やかでおしとやか、かと思いきや力強くて身体能力に特化した一面も。綺麗好きでオシャレにも気を遣っている。いつかNo1の高級モルカーになることが夢。とにかく何でもよく食べ、よく動く。おてんばで怖いもの知らず。とんでもない行動をするトラブルメーカーで、周りからは恐れられている。ちょっと怖がり、ちょっと控えめ、そしてちょっと不器用なモルカー。いつかドライバーと出会えたら、とっても美味しいニンジンをもらうのが夢。

教習モルカー編集

ひーふーみー
モルカーまとめふーおねむなみーちゃん
あまりに走行が上手だったので、スカウトされた教習モルカーのリーダー。教習コースを走ることが何よりの幸せ。モットーは「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。」と勝手に言われている。好物はスイカの皮。(上のイラスト中央)ボール遊びと、ドライビングスクールの給食が大好き。今日もお昼寝を楽しみにしている。
ドゥーフーシェール
モルカーまとめ1風の強い日
鳥にもおどろく繊細な心を持ち、何度も不合格を繰り返す。お気に入りの毛布を隠し持っている。実は知る人ぞ知るハイブランドモデルのモルカー。シルバーの美しい毛並みがチャームポイント。(上のイラスト左)

ワーキングモルカー編集

DJモルカー救急モルカーパトモルカー
DJモルカー無題モルカー
ヘッドホンを付けたモルカー。ダンスやパーティーにはよく音楽担当として呼ばれる。ドライバーはパリピー。運転中音楽を聴いたり、ゲームをしてしまう為、トラブルメーカーによくなる。小さな命を救うために患者を運ぶ人間想いで勇敢なモルカー。いつもダミー人形と一緒に訓練している。正義感ある警官のモルカーたち。チームワークで犯人を追いつめる。しかし食べ物には弱い。大きな音と、やたら速く走っている人間やモルカーがいたら事件だと捉えている。
タクシーモルカーゴミ収集モルカーハンバーガーモルカー
お代官シリーズ②モルカーよんわハンバーガーモルカー
行きたいところが沢山あるけど、人間を目的地まで運ばなければならない。多少ミスがあっても許してください。お腹が空いたらどこでもご飯タイム。背中いっぱいにゴミを載せて運んでいる。びっくりするとゴミを落とすことも。(上のイラスト左上)ハンバーガーの移動販売をしているモルカー。背中に大きなハンバーガーを載せている。誰にでも分け隔てなく優しい。
トレジャーモルカーポストモルカーウェディングモルカー
冒険モルカーおとどけウェディングモルカー
黄金のニンジンを求めて、どんな場所でも冒険するモルカー。普段は汚れているが、洗えば美しい髪がなびく。お手紙をお届けするモルカー。ドライバーに頼らなくても、正確に宛先にお届けすることができる。ただし手紙はお尻から出る。道端に落ちてる宛先のない手紙も食べて持ち帰っている。結婚式用にお花を取り付けられたモルカー。飾られている自覚はなく、間違えてお花を食べてしまいそうになる。
タイムモルカー野菜販売モルカームーンバギーモルカー
タイムモルカー野菜販売モルカーとポテト
博士によって作られた改造型モルカー。野菜を燃料に過去や未来に行くことができる。お腹を空かせると、販売用のお野菜を全部食べてしまうので、必ずご飯を食べてから配達に出る。(上のイラスト右)宇宙用に訓練を受けたモルカー。地球は雨が降るので苦手。
アクションモルカー
昔大ヒットした低予算映画に出演していたスタントモルカー。


寿司モルカー編集

🍣🍣🍣オレモスシー!!🍣🍣🍣

寿司モルカー(海老)寿司モルカー(玉子)寿司モルカー(いくら)
お寿司モルカー寿司モルカー(いくら)
米っぽい毛並みだからか海老を乗せられた。お昼寝用のお気に入りマットを背負っている。奇抜な帽子を被せられ、寿司モルカーとなった。
寿司モルカー(シャリ)寿司モルカー(いなり)
稲荷寿司モルカーちゃん
いつも居眠りをしている。あだ名はシャーリー。ズタ袋をかぶってみたシャーリー、人生が変わった。

ノーマルモルカー編集

基本的にモブ扱いで、説明も適当な内容で済まされていることが多い。

DS編ではローズがメインモルカー、わさびが寿司モルカーに含まれる場合がある。

ジーニーわさびカカオ
呼ばれて飛び出てPUI PUI!!お寿司モルカーセット
ツボなど小さいものに隠れるのが得意だが、特に願い事を叶えてくれるわけではない。大好きなキュウリを食べている間は何をされても気にしない。(上のイラスト左)おかかと家が隣。
おかかジェリーバナナ
気になる存在、おかかちゃん🍙8月7日バナナの日
カカオと家が隣。すばしっこく、ルールに捕らわれない。本人はバナナより水菜がすき。
ヒデヨシシーナタンポポ
ドライバーの靴をいつも温めている。お花に話しかけてその後食べる。タンポポをよく食べる。
スカンクリンガーセサミ
推しモルカーと住人ごま豆腐とセサミちゃん
じつは良い匂いがする。お茶目でダンス好き。クール&ドライ&どんくさい。
ごましおチョコミントテンテントントン
ごましおくんのほん良い最終回だった双子モルカー
はずかしがりやでめったに姿をあらわさない。夏が似合うモルカー。歯磨き粉の宣伝に使われそうになったが、ドライバーに止められた。双子のモルカー。薄い茶がテンテンで、濃い茶がトントン。重なっていることが多い。トントンの方が重い。
ローズキッドフラッタン
モルカーと名作映画⑩もっちりみっちりギュッ
オシャレに気を使っている。以前、街で見かけた痛車アビーがネコを助ける姿を見て興味を持っている。(上のイラスト右)怪盗に間違われ、職質にあいやすい。(上のイラスト左上)にげるのが得意。
ヒマラヤンオッドオニキス
ヒマラヤンちゃんと雪男?モルカー色々
雪男を信じている。(上のイラスト上)うぬぼれ屋なネオ三毛モルカー。ドライバーがリッチでご飯はいつも超高級。でも本人は雑草と区別がついてない。(上のイラスト下)
ポポムチャイポンタ
宇宙と交信しているポポムちゃん推しモルカー
宇宙と交信している。インドからやってきたモルカー。砂遊びが大好き。
タラココロッケヴィクトリア
モルすびころりん🍙コロッケとネコネコにんじんパン焼けました
DJモルカーと仲が良い。(上のイラスト中央)モルカーにしては珍しく猫が好き。あだ名は「ばあや」だが、そんなことはない。
スプレーウミウシルビー
カラフルが大好き。ドライバーもカラフル好き。水族館のマスコットとして働いている。お魚が友達と思ってる。前髪のセットに1時間かかる。
ねこナポリマカロニ
ハチワレのネコに似ているため、その名がつけられた。ネコは苦手。いつも甘い匂いにつられがち。小さなサンドイッチ屋さんの配達を手伝っている。コロッケと仲良し。

モルカー以外のキャラクター編集

モルカーまとめ

※上記の話数のエピソードは基本的に初登場回。それ以外にも、モブキャラとして登場していることがある。

本項では、モルカーに乗っている人物を公式での表現に則り「ドライバー」と表現するが、作中の描写から「飼い主」と呼ぶファンもいる。

" "内のキャラ紹介は公式サイトから引用。


第1話編集

おねえさん

PUI PUI

演 - 見里瑞穂

ポテトのドライバー。モルカー以外では唯一オープニングに固定で登場している。

また、キャストの見里瑞穂は監督の実姉で、監督のアニメ作品にほぼ毎作と言っていいほど出演している常連でもある。さらに、11話で原種のモルモットを演じた「つむぎ」(およびモルカーの鳴き声として利用されている「ミルキー」)の飼い主でもある。


めいわくドライバー

畜生と騒音モルカー飼主は仲良しかもしれない

(上のイラスト左のキャラクター)

演 - 見里朝希

DJモルカーのドライバー。

大音量で音楽を聴きながらスマホでモルモットを愛でるアプリをいじっており、渋滞の原因を作った。

最終的に、乗っていたDJモルカーが渋滞を強引に突破してきたモルカーたちに踏みつぶされたことに驚いて逃げ出した弾みに車外に放り出され、駆け付けた警察官たちに(恐らく)道路交通法違反の容疑で身柄を拘束された。

第9話では釈放されたのか、はたまた厳重注意されただけなのか、DJモルカーと一緒に場を盛り上げていた。

キャストは見里監督本人


警察官

その名の通り、街の治安維持に当たっている警察官。男性と女性がいる。多くの話で登場している。

第1話では、騒動終結後に現場に駆け付け、渋滞の原因を作ったヘッドホン男を取り押さえた。

第2話では、シロモの残した手がかりを元にパトモルカーと共に銀行強盗のアジトに乗り込み、強盗一味を逮捕、強盗逮捕に貢献したシロモに勲章を付けてあげた。

第3話では休憩中なのか、制服のままレストランの店内で食事をしていた。

第5話では、レース会場のコース脇に保管されていたブーストにんじんの警護に当たっていたが、暴発したアビーのロケットエンジンがにんじんの入った箱の山にぶつかってしまい、その衝撃で吹っ飛ばされて気絶してしまった。

第9話では路上で踊るモルカーたちの様子を眺めていた。

第10話では、木の上から降りられなくなってしまった猫を心配してパトモルカーと共に現場を訪れていた。

DS編の第1話では、ビルの倒壊事件の現場に駆け付け、(直接の描写はないが、恐らく)実行犯のモルカーとその運転手の身柄を拘束した。


第2話編集

おにいさん

シロモと運転手

シロモのドライバー。ネクタイにスラックス姿で、パーカー(フード付きのコート?)を羽織った男性。

シロモの紹介文に「心優しい運転手」と記述されており、買い物のためシロモを店の前に停めた際には好物のレタスを与えている。

DS編の第1話では、シロモがビル倒壊事件の実行犯の1人にされてしまい(実際にはポテトにぶつかっただけでビル倒壊には何も関与していない)、巻き添えを食う形で免停の処分を喰らってしまった。


銀行強盗

本当はお金なんてどうでもいい銀行強盗

演 - 佐藤桂、戸嶋優多、森永大貴

冒頭で銀行に入って金を盗んだ3人組の強盗

全員黒づくめの格好で目出し帽を被っており、いかにも強盗らしい姿をしている。

シロモを脅して乗り込み、アジトに盗んだ金を運ぼうとしたが、シロモの機転により警察にアジトを突き止められてしまい、最後は全員纏めてお縄になった。

第5話ではなぜか観客としてレースを観戦していた。

演者はいずれも映像関係の人物。佐藤は本作にアニメーターとして参加、戸嶋・森永は両名とも映像作家で、監督と同じく東京藝術大学大学院アニメーション専攻の出身。


第3話編集

ネコ(チャッピー)

演 - チャッピー(ネコ)

モルカーファンアート②

街をよく散歩している飼い猫。ちょっと太ってきたからダイエットをさせられている。

第3話では炎天下の中、車内に取り残されてしまう。

他にも、1話の逮捕される様子を見守る猫が登場するが、同じ個体かは不明。

第11話に登場した猫は人形は同じだが公式のあらすじでは子猫となっている。


おかあさん

アビーのドライバーの1人。黄色の水玉のエプロン(ワンピース)を身に着けた女性。

飼い猫が車内にいることを知ってか知らずか炎天下に放置したまま飲食店で過ごすなど、不注意なところがある。

最終的に、猫を救い出そうとしたアビーたちが店内に侵入してドリンクバーに激突し、それに巻き込まれてしまった。

第5話ではアビーの運転を後述するレースドライバーに任せ、自身は観戦していた。

第9話では小さな子供を一緒に連れていた。


第4話編集

ポイすてドライバー

演 - 高橋博海

テディのドライバー。

車内で飲食後にゴミを外にポイ捨てしたところ、興味を示したテディがそれを食べてしまったため、調子に乗って車内にあったゴミをすべて車外に投棄して食べさせるという暴挙に及ぶ。

しかし、テディが勢い余って不法投棄されていた大量のゴミまで一気に食べてしまったために食べきれずに溢れてきたゴミが車内に充満してそれに埋もれてしまい、最後はお腹を壊したテディにトイレでゴミと一緒に排出されるという因果応報な末路を迎えた。

演じた高橋は東北新社に所属するデザイナー・プランナーで、見里監督と同じく武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科の出身。


第5話編集

レーサー(おとうさん)

モルカーまとめ②

アビーのドライバーの1人。ゼッケンは5番。

アビーの背中に取り付けたロケットエンジンがうまく作動せず、滅茶苦茶に叩いていたところ、突如エンジンが暴発してしまい、そのショックで地面に叩きつけられてしまった。

表彰式では野菜を食べるモルカーたちの横で、優勝トロフィーを誇らしげに掲げていた。

なお、5話ではアビー以外のモルカーのドライバーたちも観戦していたため、おそらく全員にレースドライバーが乗っていたものと推測される。

2022年10月17日のツイートにて、レーサーは「おとうさん」だと判明した。(参照)


第6話編集

ゾンビ

突如荒野に出現した、ゾンビになった人間の大群。緑色の体に血が滲んだような赤い斑点が特徴。

どういった経緯で誕生した存在なのかは劇中でも一切語られておらず、不明。噛み付いた相手を侵食してゾンビにしてしまう能力を持つ。

テディとシロモを追いかけまわしていたが、スパイク付きのガードとガトリングガンで武装したテディの逆襲に遭い、逆に追い掛け回されることに。

その後、ハンバーガーモルカーの積んでいたハンバーガーを巡ってテディ・シロモと争うが…。

第5話でもレース会場に何人かのゾンビがいるのが確認できる


第7話編集

スタントウーマン

無題

洗車機の操作を担当していた女性。

洗車を怖がる冒険モルカーを炊きつけるために、洗車機を宝の地図に見立てた図を書き上げた(おそらく、チョコから頼まれたものと思われる)。

実は5話でも登場しており、そこではレース会場のスタート係をしていた。

DS編ではチョコのドライバーであることが判明。第1話では宝石店から宝石を持ち出したチョコを追いかけている描写があり、その後免停を喰らう場面にもいる。


第8話編集

悪者

これはお金に目がくらむ愚かな悪のボスです!

身代金目的に冒険モルカーを誘拐した悪人たち。

ボスはギャング風の装いをした男性で、第2話に登場した銀行強盗と同じく目出し帽を被った男性2人を連れている。

拠点に侵入してきたテディとチョコを前にあっさり逃走するが、実はその裏で秘密兵器であるサメ型戦闘艇を起動させており、逃げようとするテディたちに差し向けた。


メカシャーク

第8話に登場したサメ型の戦闘艇。冒険モルカーを誘拐した敵側の秘密兵器と言える存在。

空中を自在に飛行するほか、背鰭だけを出した状態で地中を潜航することも可能

なお、有人機なのか無人機なのかは不明。

強力なビーム砲を装備しており、警察のヘリコプターを撃墜した上、逃走するモルカーたちにも容赦なく発射してあと一歩のところまで追い詰める。しかし、テディを地下から丸呑みにしようとした際にテディが隠し持っていた爆弾を飲み込まされ、爆発・炎上して墜落した。

なお、期間限定で公開されたPVにも登場しており、モルカーの可愛らしさやほのぼのとした世界観には似つかわしくないリアルで禍々しいデザインと、ビームで墜落したヘリの煙の中から登場する演出が大きな話題となった。

デザインを担当したのは佐藤桂。


第9話編集

カップル

プロポーズ

9話の主役。男性は白いタキシード姿、女性は赤いマフラーをつけた青い服を着ていた。路面が凍結した状況下でも男性は告白を試み、紆余曲折ありながらも見事プロポーズに成功した。

成功した後、女性に頭から指輪をくぐらせるとウエディングドレスに着替えるという演出がなされた。


第10話編集

オタク

アビーちゃん

演 - 山下諒(2期)

アビーのドライバーの1人。赤いバンダナをしているオタク男性。

アニメ「魔法天使もるみ」のファンであり、アビーを痛車に塗装した。

ガレージにアビーが5話で付けていたロケットエンジンが置かれているが、前述した「お母さん」や「レースドライバー」らとどういった関係にあるのかは作中で語られていない。

DS編の第1話でも実写パート付きで登場。かつてレースで使われたものと似たブースターを購入してアビーに装着するが、それがとんでもない事態を引き起こすことに…。

実写パートを演じる山下は映像作家。小野らがフェルト人形劇コーナーを制作した『ポプテピピック』アニメ第1シーズンで「POP TEAM 8bit」を制作していた。


魔法天使もるみ

モルカー~魔法天使もるみちゃんとアビー

「オタク」が好きなアニメ作品ならびに同作の主人公。詳細は個別の項目を参照のこと。


ぴんぴくピンクちゃん

ぴんぴくピンクちゃん

作中世界で放送されている人気アニメ。現在13期を放送中らしい。


第11話編集

モルカーまとめ4

博士(上のイラスト右)

タイムモルカーの開発者であり、ドライバー。

まだ人類が文明を持っていない過去の世界にタイムワープし、その時代の古代人に対して許可も取らず写真を撮るなどの勝手な行動で彼らを怒らせてモルカーともども追い回される羽目になった。逃げ場を無くし窮地に陥った所を偶然現れた巨大原種モルモットに助けられ、彼?が吹雪で寒がっているの見て毛糸のコートをプレゼントしてあげるも、そのせいで戻ってきた現代ではモルカーは全部毛糸のコートを常備しているというタイムパラドックス現象を引き起こした。

元ネタは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するエメット・ブラウン博士、もしくは「リック・アンド・モーティ」のリック・サンチェス博士とされる。


助手の女の子(上のイラスト右から2番目)

タイムモルカーの同乗者。黄色いコートにお団子頭が特徴。元ネタは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するマーティ・マクフライか「リック・アンド・モーティ」のモーティ・スミスとされる。

博士との関係は不明だが、元ネタから孫とも考えられる。


原始人達

博士たちがタイムスリップしてきた時代を生きていた古代人。寒い地方の出身のため毛皮の服を着込んでいる。苦労の末に火を起こすことができて喜んでいた所を突然現れたタイムモルカーによって火を消されてしまい、怒って集団で彼らを追い詰めるが、そこに出現した巨大モルモットに恐れをなして逃げ去った。

第5話のレース会場でも観客席やゴールしたアビーを向か入れた集団の中に同じ格好の人がいた。


つむぎ(第11話)

演 - つむぎ(モルモット)

モルニットかわいい

本作のメインキャスト。第11話「タイムモルカー」に出演。

作中では原始時代に生息していた「マンモスと同じくらいの大きさ」とされるモルモットとして登場。

モルカーの祖先に当たる存在で、図鑑によると古代人にも愛されていたと書かれていた。

実際には壁画で狩りの対象になっていることが示唆されているが、逆に古代人からは出会ったら即逃げ出すほど恐れられているため、実際には討伐する画は彼らの願望なのかもしれない。古代人に追い詰められた博士たちの前に姿を現し、結果的に彼らの命を救った。

その後博士たちに毛糸のコートを着せてもらったことでタイムパラドックスが起き、現代のモルカー達もコートを着た姿になっていた。


DS編編集

第1話編集

モルカースタンドのウーマン(ともだち)

水色の髪と青い服が特徴的な女性で、前述のスタントウーマンの友達。彼女たちのモルカーであるチョコが宝石店で万引きしたので、彼女たちにも免停処分が下された。


ローズのドライバー

桃色の髪と大きな赤い帽子が特徴的な、派手な装いの女性。彼女のモルカーであるローズがアビー同様にビル倒壊の原因になったので、彼女にも免停処分が下された。


第2話編集

鬼教官

演 - 西山啓介

鬼教官(モルカードライビングスクール)

ポテト達が収監されたドライビングスクールの教官の一人。

黒いハットとサングラスのせいで、見た目はどことなくキルゴア中佐に似ている。

ポテト達がビル倒壊犯ということもあり、作中では「正しいモルカーの姿」として、ポテト達の体色を白く染めたり、アクセサリーを没収するなどのブラック校則さながらの行動をとるが紆余曲折があって彼らの姿を渋々ながら元に戻している。

しかしモルカーに愛情が無いワケではなく、運動会では熱心に応援したり、テディが海から出てこないときは号泣したりする場面もある。また、小野ハナ監督公式Twitter(参考URL)で、シェールの眼帯を作ったのが彼だと判明した。

第8話・第12話では実写で登場。


女性教官

演 - 親川愛美

前述の鬼教官とは対照的に穏やかな言動が特徴。第5話では紆余曲折あって彼氏持ちとなった。

第12話ではふーに乗りドライビングテクニックを披露した。

第8話・第12話では実写で登場。


エピソードリスト編集

第1期(2021年)編集

話数初放送日サブタイトル主なキャラ取り扱われた話題
11月5日渋滞は誰のせい?ポテト、救急モルカー、DJモルカー、おねえさん渋滞
21月12日銀行強盗をつかまえろ!シロモ、パトモルカー、銀行強盗銀行強盗、車両窃盗
31月19日ネコ救出大作戦アビーなどメインモルカー、チョコミント、ネコ車内放置
41月26日むしゃむしゃおそうじテディ、ポイすてドライバーゴミのポイ捨て、不法投棄
52月2日プイプイレーシングアビーなどメインモルカー、レースドライバーカーレース
62月9日ゾンビとランチシロモ、テディ、ハンバーガーモルカー、ゾンビゾンビ映画
72月16日どっきり?スッキリ!トレジャーモルカー、ポテト、チョコ、テンテン冒険映画、洗車
82月23日モルミッションテディ、チョコ、トレジャーモルカースパイアクション映画、サメ映画
93月2日すべってサプライズモルカーたち、カップルスリップ事故、ミュージカルプロポーズ
103月9日ヒーローになりたいアビー、魔法天使もるみヒーロー痛車
113月16日タイムモルカータイムモルカー、博士、助手の女の子、つむぎタイムトラベル歴史改変
123月23日let's!モルカーパーティー!モルカーたちナイトパーティー

第2期『DRIVING SCHOOL』(2022年)編集

話数初放送日サブタイトル主なキャラ取り扱われた話題
110月8日ビル倒しちゃった!メインモルカー、ローズ、ドライバーたち家屋倒壊、免停
210月15日白塗りモルカーの逆襲教習モルカーたち、鬼教官ブラック校則
310月22日食欲は正直教習モルカーたち、鬼教官つまみ食い
410月29日バグってレスキューペーター、アビー教習シミュレーター、バグ
511月5日ラブレターはお尻からペーター、ポストモルカー職業体験
611月12日勝利を握れ!もぐもぐ大運動会寿司モルカーなどのモルカーたち、鬼教官運動会
711月19日恐怖の海底トンネル教習テディ遠足
811月26日ダメダメなぼくらドゥーフー落第
912月3日ドキドキ!月面教習ポポム、ペーター、教習シロモ宇宙旅行
1012月10日あの子はだぁれ?シェール、ペーターぼっち
1112月17日ペーターの悪夢ペーター悪夢
1212月24日グッバイ!ドライビングスクールモルカーたち、鬼教官卒業

モルカーの声優編集

名前種類性別1期2期映画
つむぎアビシニアンモルモットオス● ※1
ミルキーイングリッシュモルモット● ※2
パイムータンメリノモルモット● ※3
糸(いと)アビシニアンモルモットメス● ※4

※1 映画の放映決定発表前に亡くなっているためライブラリ出演となっており、生前と同様にほとんどのモルカーの声を担当している。

※2 見里朝希の大学時代に製作した映画に出演した時の音声のライブラリ出演となる。つむぎが飼われる前に亡くなっている。

※3 主にペーターの声を担当している。

※4 ドッジの声を担当している。



反響編集

当初はdアニメストアの「今期何見る?」の事前ランキングにて同期の話題作・人気作に埋もれぶっちぎりの最下位(61位)を獲得するなど、全くと言っていい程期待されていなかった(参考URL)。


しかし、そんな前評判に対して、制作側は完成した映像を見て「これは子どもだけでなく大人もきっと夢中になってくれる」と確信を持ったといい、尺が短く、台詞や文字も殆どないためどんな人にでも勧めやすいという作品のメリットを活かして動画配信による宣伝を強化していく方針を打ち出した(各種動画配信サービスで視聴可能になっているのはそのためである)。


そして、いざ放送が開始されると、こうした制作サイドの目論見が見事に的中することとなり、前評判を大きく覆して一躍話題作の座を勝ち取ることとなった。


Twitterトレンド入り編集

愛らしい見た目ながらも、現実にも通じる社会問題をユーモアを交えて解決しようと奮闘するモルカーの振る舞いにメインターゲットである児童層だけでなく大人たちまでもが反応。第1話放送時の公式Twitterフォロワー数は1千人台だったが、第2話放送前日には4万5千人を超えるフォロワーを獲得するに至った。その後もフォロワーは増え続け、第3話放送時には20万人を突破、第4話放送後には30万人を突破

第10話放送後には40万人を突破した。

『モルカー』公式サイドも予想外の反響を受け、第2話放送日に公式プレスリリースの集中投下を実施している。


なお、見里監督も予想外の反応に驚きつつも、視聴者が投稿したファンアートをTwitterアカウント上でリツイートいいねをする等、一連の盛り上がりを楽しんでいるらしい様子が窺える。


好評を博したことを受けて、各種グッズの発売も次々に発表されている。


海外での反響編集

本作は「きんだーてれび」の放送内容に合わせ、未就学児も視聴することを想定して作られている。そのため、作中の台詞と呼べるものがせいぜいモルカーの鳴き声くらいしかなく、日本語がわからなくてもストーリーの内容を把握しやすいことがメリットとなり、海外からも大きな注目を集めることとなった。

特に台湾では「天竺鼠車車」のタイトルでブームになっており、現地の警察がモルカーに便乗したポスターを制作したり、ニュース番組で取り上げられたり(下記の動画)、一週間で32回も放送されたりと、正に社会現象ともいえる事態になっているという。



台湾以外ではインドでも人気を博しているという。


こうした国外からの反響の大きさもあってか、第1~2話までは見逃し配信が国内限定であったのが、第3話以降は海外からでも視聴可能になっている。


2022年3月にはNetflixでもアジア一部地域を除いて配信が開始された。また、4月にはフランスのNetflix公式Twitterによって紹介され、同国にて注目を集める事になった。


あのねとらぼも動いた編集

一連の反応に今までも様々な記事で対応したねとらぼも、遂に直接動き出すという展開になった。大モルカー時代とはいったい……。

鼻血が出そうなかわいさの中にあふれる人間の愚かさと闇 3分アニメ「PUI PUI モルカー」一躍話題に(ねとらぼ)


pixivでは……編集

pixiv上でもファンアートが爆発的に増えており、遂にpixivisionで特集が組まれた。

この勢いはどこまで続くのだろうか……。

モルモットが車になった衝撃。「PUIPUIモルカー」のファンアート特集【急上昇】


ファンアートは、作品の後日談や裏話などをファンが想像したイラストの他、他作品とコラボさせたイラスト等が多い。

本編で台詞が少ないために視聴者に想像の余地を残しやすいこと、車という身近かつまず使わない人はいないであろう存在がモチーフなっているため容易に他の作品と絡ませやすいことなどが理由であろうと思われる。


そして、こうした二次創作の盛り上がりもまた本作の躍進を支える原動力となっていることは言うまでもない。


モルモット飼いの懸念編集

見里監督自身もモルモットと暮らしていることから、劇中で描写される「モルモットあるある」に共感する愛好者の声が上がる一方、「飼育が大変なモルモットをブームに影響されて安易に飼おうとする軽率な人間が増えるのではないか」と警鐘を鳴らす声もある。


「あるある」を描いてはいるが、モルモットそのものの生態を描いた作品ではなく、あくまで「モルカー」というモルモットをモデルとした架空の存在を取り扱っている以上、劇中の描写がモルモットとして必ず正確であるわけではない。もし本作に影響を受けてモルモットを飼育したいと思ったなら、ペットショップの担当者や獣医師、先輩飼い主たちに相談したり、自分で書籍・インターネット等で調べた上で責任を持って飼う(あるいは飼わない)ことを決めるべきであろう。


余談編集

モルカーの原点編集

見里監督は2014年に『あぶない!クルレリーナちゃん』という短編作品を公開している。



バレリーナの姿に擬人化された車が、ポイ捨てや無理な追い越しで他の車の事故を引き起こし、最後は信号無視で自分も事故に遭うという内容である。

「迷惑行為をしたドライバーが自業自得の結末を迎える」という後のモルカーを思わせる構成であり、ある意味で、『PUIPUIモルカー』の原点とも言うべき作品と言えるかもしれない。


世界観の考察について編集

作中の描写(人がくぐれるサイズの指輪や、「100g」と書かれたダンベルなど)から現実世界とは異なる小人世界の物語とする考察や、それらは単に可愛らしさを表現する為の演出、巨大な大きさに作る慣習がある場合の可能性や、11話に登場したモルカーの先祖もテンジクネズミの仲間であるフォベロミスの様に巨大生物であったことから、現実世界と同じ物語のように捉える考察など、作中でも明確に言及されていないことも合間ってファンの間で様々な憶測を呼んでいる。


集団幻覚編集

モルカー13話

2021年3月23日に惜しまれつつも最終回を迎えたモルカーだったが、ファンの中には“モルカーロス”に陥るものが続出、このことを受け入れられなかった多数のユーザーが翌週に架空の最新話である「モルカー13話」の内容をSNS上に投稿し、その結果、Twitterのトレンドにも入るという珍事が発生した。この出来事はlivedoorニュースでも取り上げられた。


ちなみに、こうした集団幻覚のトレンド入りは「モルカー16話」まで続いた(およそ1ヶ月間)。


ゲーム化編集

公式スマホアプリ編集

2021年8月13日に初の公式ゲームアプリである『PUIPUIモルカー もぐもぐパーキング』が配信開始。前後にのみ移動できるモルカー達をスワイプ操作し、パーキングエリアから脱出させるというステージクリア型のパズルゲームとなっている。

動かす回数に制限はないが、チャレンジステージは回数制限がある。他のモルカーやステージ内で動くドライバー等のキャラにぶつからないよう順番を考える必要がある。

同年9月2日のアップデートにて、コロッケおかかを取り違えていたことが発覚し、アプリ製作会社が謝罪している。

流される広告に当作品の本来の年齢層に向かない残虐・過激描写のあるものが表示されることがあることが問題視され、開発陣営は陳謝しつつも、広告の内容は複数の広告出稿会社を通して出稿しているため基本的に関与しておらず、意図して流しているのではないと釈明している。

インターネット広告はユーザーの行動履歴や位置情報、年齢などのデータを基に、その趣味・嗜好に合わせて配信する「行動ターゲティング広告」という手法が使われており、開発側がすべての広告をチェックするのは現実的に難しいのが現状である。


2021年冬に『あつまれモルカー!PUIPUIパズル』が配信。


ゲームソフト編集

2021年12月にNintendo Switch向けソフトとして『PUI PUI モルカー Let’s!モルカーパーティー!』が発売。


2022年3月に一部のミニゲームがオンライン対戦に対応。また、体験版としてこれらのミニゲームが無償でプレイできるようになった


関連動画編集

PV編集


PV(新シリーズ)編集

※ YouTube上でなければ視聴できないため注意。


Blu-ray(受注限定生産)&DVD発売告知CM編集


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