概要
第6話「ゾンビとランチ」にて登場した移動販売車(キッチンカー?)型のモルカー。
その名の通り、背中に巨大なハンバーガーを載せているのが特徴。
ちなみに、これは食品サンプルやハリボテといった類のものではなく本物である。
救急モルカーやパトモルカーのように働く車、もといモルカーである。
運転手が乗っていたのか、はたまた単独で活動していたのかは不明。
カラーリングは体がバンズ、タイヤ(脚)がトマト、窓がレタスを表現している。
当初、一部界隈ではポテトと同一視されていたが、窓、タイヤの色、八割れ模様が異なることから別個体であることが窺える。
公式サイトのモルカウントダウンにて性格は「誰にでも分け隔てなく優しい」ということが明かされた。
劇中の活躍
第6話中盤、荒野を疲れた様子で走行していたところ、武装したテディ、シロモ、ゾンビ軍団と遭遇。
双方の争いに巻き込まれ、目を回して倒れた弾みに背中のハンバーガーを落としてしまう(※公式の予告では「ハンバーガーモルカーに激突してしまう」旨の記述があったが、実際に接触事故は起きてはいない)。
このことからテディ達とゾンビ軍団はハンバーガーを取り合うことになるのだが、息を吹き返したハンバーガーモルカーの笛の号令によりモルカー達は野菜、ゾンビはパティ(肉)、たまたまその場に飛来した鳥達はバンズを分け合うという平和な時間が訪れた…かに思われたのだが?
考察
第6話においては、
- キッチンモルカーじゃなくてハンバーガーモルカーって何ぞや
- それ食えるんかい
- ランチなのにBGMはグリーグの「朝」
- あのような荒れた地でもハンバーガーを求める人がいる?
- 別次元(平行世界)説→信号機やライトが傾いており荒廃した世界?
等々ネットで様々な突っ込みやら考察が飛び交った。
5分足らずの番組故に謎が多過ぎるエピソードであった。
容姿
1話限りのゲストキャラであったものの、目をぐるぐる回したり、ほっぺをぷくっと膨らませ笛を吹いたり、笛をペッ、と捨てるのがかわいいと、色んな姿を見せてくれたハンバーガーモルカーに熱烈なファンが増え、グッズ化を求める声も多い。
また、当作に登場するモルカー達はモブとして別の話に登場することも多いのだが、このモルカーは単話でしか登場しない唯一のモルカーである。
明かされる真実*
「THE ART OF PUI PUI MOLCAR 」(2022.3/30 徳間書店)において、見里朝希監督本人より、
第12話「Let’s!モルカーパーティー!」にハンバーガーモルカーが登場しなかった理由について、
”ハンバーガーモルカーは上のハンバーガーをゾンビに食べられてしまったので登場しなかった“
旨が語られている。(ハンバーガーは一個しか作っていなかった、とも述べている。)
つまり、
ハンバーガーは一個しか作っていなかった
↓
撮影(ゾンビがパティを食べる)のためにパティを分解
↓
以後欠けたままの状態となる
↓
出すに出せない状況となる
ということが窺える。
(事実、モルカーのジオラマが展示されるイベントにおいて、ハンバーガーモルカーのパペットを観察すると、パティが欠損状態であることが確認できた。)
第2期シリーズ「PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL 」において
第7話「恐怖の海底トンネル」ラストにのみ静止状態で登場。
教習テディの身を案じる教習ポテト、教習ペーター、教習チョコ、鬼教官、その場に居合わせたゴミ収集モルカーのやや後方にて、同じく海を見つめていた。