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漫画「動物のお医者さん」の登場人物。フルネームは漆原信(まこと)。

演:江守徹(ドラマ版)


このカシオミニを賭けてもいい


概要

H大学獣医学部教授で付属動物病院の院長も務めている。

アフリカをこよなく愛し、研究室に怪しげなアフリカンアートを収集している。

家族は美人の妻と2人の娘がいるが、当然ながら家族の誰も彼のアフリカ愛を理解しておらず、研究室に置かれたかのアフリカンアートも家族に追い出されて行き場を失ったからである。


とうてい大学教授のそれとは思えぬ(とはいえどこの大学にも一人はいるらしい)不条理かつ理不尽な言動に事欠かず、ついた二つ名が「破壊の神様」。被害者は同級生で同僚の菅原教授や主人公の西根公輝二階堂昭夫など彼の講座で学ぶ学生らである。主人公はわんこあてがわれるわ、獣医の道へ行かされるわ。

「漆原教授が困ると周りの人間は10倍困る」と言われるほどの生粋のトラブルメーカーで、迷惑をかけた回数は数知れず。獣医学部以外の大学内でも悪名高いらしい。


大学教授のくせに学生時代から勉強が嫌いで、大学生時代には当時薬理の助教授だった鬼丸(後に結婚退職し加藤)百合子に頻繁に黒板を投げつけられていた。また行動も無茶苦茶だったので何度も退学になりかけたが、その都度鬼丸(と、同期の菅原教授)に庇ってもらった経緯があり、このことから今でも彼女には頭があがらない。

教授になってなお勉強嫌いは治っておらず、学会直前でも部下にどやされないと発表用原稿をあげようとしない。

なお、本人は「戦後の混乱に乗じて大学にもぐりこんだ」と発言しているが冗談かどうかは定かではない。ただし難しい専門教育をクリアした事は誇りに思っているようなので本当に全く勉強していなかったわけでは(当然だが)ないらしい。


ただし臨床の獣医としては有能であり、現場においては学生からも全幅の信頼を置かれている。

決して執刀が上手いわけでは無いらしく(そのため普段は学生にやらせている)、実際2話ではその手際の悪さからハムテルに「自分が獣医になった方が早い」という思いを抱かれるほどなのだが、患畜の命に関わるようなピンチや不測の事態などの緊急次第、特に気合いが勝負の治療に際しては凄まじい直感と対応力を発揮する。曰く「脊髄反射としか思えない判断の速さ」。


少量の出血が致死量に繋がりかねない小動物の治療が怖いと語っており、大動物の治療が得意そうというイメージから「怪獣のお医者さん」として活躍する姿(ハムテルと二階堂の妄想)が描かれている。


同じ大学の教授同士である菅原とは学生時代の同級生同士で対照的な性格ながら、菅原がある意味彼の奔放さを羨ましがっていた部分もあるため何だかんだで友情が続いている。

同じく大学時代の同級生だったM大学教授の磯貝とは、漆原が間違って磯貝の弁当を食べてしまったことから現在も確執が続いており、学会でも嫌がらせ質問の応酬をしたり、リアルファイトを始めるなど、犬猿の仲である。


また、実家の仕出し屋の料理長とは幼いころからの宿敵で、厨房に忍びこんでは出来上がったばかりの弁当を何度もちょろまかしている。


上述のように美人の妻がいるが、「あいつは執念深い」と意外に恐妻家の一面もあるような発言をしていた。また、過去に教え子の女学生に好意を寄せられていたのでは?という疑惑が密かに浮かんだこともあったが、当人は全く気付かずスルーしている。


なんだかんだで面倒見はよく、最終話では定年後にハムテルと二階堂が開業する獣医の顧問になることを語っており、役割分担では大動物担当を宣言していた。


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