概要
CV:大塚明夫(テレビドラマ版)
ヒヨちゃんとは、『動物のお医者さん』に登場する、主人公ハムテル宅で飼われているニワトリである。
品種は白色レグホン、性別は雄。
「買った時にヒヨコだったからヒヨちゃん」という安直な名前のつけられ方に似合わず、気質は非常に凶暴で獰猛で暴力的。
元々は鷹匠に憧れていた小学生のハムテルが露店で買ったヒヨコだったが、どんどん大きくなってニワトリに育った。
性格は「西根家最強の生物」と言われるほど凶暴であり、敷地内に入ってきた者は家の人間だろうがおかまいなしに攻撃してくる。その強力な蹴りの前に敗北を喫した人間は数知れず。ハムテルの友人二階堂にも大きなトラウマを植えつけている。
ニワトリに成長してから鳴き声がうるさかったため、おばあさんに大きな音量で音楽を流されてしまい、臆病な性格になってしまったが、庭に迷い込んできた近所の犬とケンカして勝ったさいに自信を付けてしまい、ハムテルも「もうあるがままのヒヨちゃんでいい」と躾を放棄したため現在の暴君ヒヨちゃんが完成することとなった。
しかし、彼の凶暴さ故に荒れ放題のハムテル宅の庭によそ者(動物)が寄り付かなくなっているのも事実であり、年老いてなお微塵も丸くなる気配のないその姿にハムテルは若干畏敬にも似た感情を抱いている。
シベリアンハスキーのチョビが子犬の状態で新たな家族に加わったときには、家族の誰も直接口にはしなかったが、いずれ大きくなったチョビによって西根家の政権交代が行われるのではないかと淡い期待を抱いていたのだが、チョビが非常に大人しい気質であったためにその期待は淡くも崩れさる事となった。
意外な事に小さいものには優しい(というか無関心)。逆に大きな動物には燃える性格なため、チョビが大きくなってからは格好の的となっている。器も大きく、チョビの宝物(というかガラクタ)がカラスに盗まれた際には濡れ衣を着せられたが、特に気にしている様子もない。
インフルエンザを患った時には流石に一気におとなしくなり、ハムテルや二階堂も心配するほどであったが、治った瞬間に再び凶暴さを取り戻し、漆原教授と作中最強の存在を争い大捕物を繰り広げるなど元気に暴れまわることとなった。
かつて二羽の雌ニワトリとお見合いをしたことがあったが、つがいになることもなくバトルに発展。雌たちは勝手に裏の高田さん家で飼われることに。
終盤で茶色の野良ニワトリ(雄)の友達が出来た。