ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

1972年札幌で開催された冬季オリンピック

なお、幻に終わったオリンピックとして、1940年の東京オリンピックと共に冬季の札幌もあった。


アジアで初めて開催された冬季オリンピック大会。1972年2月3日から同年2月13日までの10日間行われ、35の国と地域から選手1128人が参加した。競技では、スキージャンプ70m級(現ノーマルヒル)で、日本人選手3人が表彰台を独占。のちに日本のジャンプ陣が「日の丸飛行隊」と呼ばれるきっかけとなった。また、フィギュアスケート尻もちをつきながらも銅メダルを獲得したアメリカのジャネット・リンが、「銀盤の妖精」と呼ばれ人気を呼んだ。

また、オリンピック開催をきっかけに札幌の名が国際的に知られるようになったほか、インフラ整備が進み、地下鉄の開通やメイン会場となった真駒内地区の再開発等、世界的に珍しい豪雪都市札幌の都市化に大いに貢献した。


裏話編集

  • 札幌大会の次の76年大会は、アメリカのデンバーに決まっていて、閉会式でも次回はデンバーと紹介され、アメリカ国歌も演奏された。ところが、デンバー市が財政難を理由に大会を返上。オーストリアのインスブルックに変更になった。このため、開催都市の引継ぎが出来なくなり、通常閉会式で行われるフラッグアンドオーバーセレモニー(大会旗の引継ぎ)がインスブルック大会の開会式で改めて行われた。
  • スキー滑降の競技会場になった千歳市の恵庭岳では、競技のために木々が伐採され、「オリンピックのための環境破壊」と一部から批判が上がった。このエピソードは漫画『ブラックジャック』のストーリーのモチーフにもなった。なお、会場は大会終了後、植樹が行われ、コース跡が分からないほどに回復されている。
  • 札幌の国際的な知名度が上がったことに着目した三菱自動車(および三菱自動車と提携していたクライスラー)が、北米大陸で「プリマス・サッポーロ(またはミツビシ・サッポーロ)」という名のハードトップクーペを売り出した。

オリンピックよもう一度?編集

2014年、札幌市は2026年の冬のオリンピック・パラリンピックの開催都市に立候補すると表明した。その後2018年に胆振東部地震が発生し、震災の影響などを踏まえ市は2030年大会の招致に方針転換したことで五輪誘致活動が長期化。


2018年2022年の会場がアジアで行われていたことから、「冬季五輪のアジア開催を連続でやるのは困難」との見方があったほか、ネット上では「多額の費用がかかる」「東京オリンピックの汚職事件問題が解決されていない」ことへの批判が出ていた。

IOC(国際オリンピック委員会)は2023年12月、2030年・2034年の2大会の開催地を同時決定する方針となり、札幌市の五輪誘致活動は「間に合わない」として事実上の凍結となった。


関連動画編集

テーマソング『虹と雪のバラード』


関連タグ編集

東京オリンピック

関連記事

親記事

オリンピック おりんぴっく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 985

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました