曖昧さ回避
- 『オバケのQ太郎』の主人公のオバケ：本稿で解説。
- お笑いコンビ「ハイキングウォーキング」のメンバー →鈴木Q太郎
- 『ジョジョの奇妙な冒険』第3部で空条承太郎が宿帳に書いた偽名。
- 『キミガシネ －多数決デスゲーム－』の登場人物。→バーガーバーグQ太郎
解説
藤子不二雄の漫画『オバケのQ太郎』の主人公。名の由来は、作者の通勤路線であった小田急からで、オバQという愛称は当初から設定されていたものである。
頭のてっぺんに毛が3本、大きな目と口の愛嬌のある顔立ちのオバケ（もっとも、連載初期は毛が10本くらいあったのは突っ込んではいけない）。
大食いで、間抜けだけど、気のいい性格。霊体化したり(この状態だと壁抜けなども出来る)、透明になることはできるが、オバケ族の能力としての変化術は下手で靴にしか変身できない(他に犬や象に変身したことがある)。初期の回では飛ぶと足が消えていた。モデルはペンギン。
体の白い部分は、実は「服」で、同じ服を何枚も持っている。この服は脱ぐとひとりでに綺麗になる「バケトロン」という物質で編まれているが、人間が香水をつけるような感覚でたまに洗濯することもある。
服の下はパンツをはいており全体的に黒っぽい手足や体をしている(ちなみに卵生の癖にデベソがある)。
ちなみに連載当時に『おそ松くん』とのコラボ企画で明らかになったのだが、こんな格好にもかかわらずジャンケンでチョキが出せる。
空の上のオバケ界で育つはずだったがうっかり卵が下界に落ち、森の中で生まれて、大原家に居候中。大飯食らいで大原家の食費を圧迫している。
正ちゃんこと大原正太とは大の仲良し。
両親からオバケ界に帰るように誘われるが、人間界で暮らすことを決めこむ。
好きなオバケは「U子さん」、ライバルは「ドロンパ」だが、この2人は新オバケのQ太郎から登場したキャラであり、原作はそこまで目立っていない。
動物や虫と話せるが、犬は大の苦手。あとジャイアン級の音痴。バイオリンも静香ちゃん並に下手糞で、ギャングに捕まった時にはバイオリンの音色で相手を気絶させて返り討ちにしたことすらある。
「8㎞、10㎞、50㎞ 一休み一休み」というOPの歌詞が有名だが、実際は1時間程度の時間で地上から人工衛星軌道(高度360㎞以上!)まで往復できるなどの芸当も見せている。
ただし、初期の頃はそれなりに能力を持ったキャラでもあり、居候だけじゃ失礼なので自分から大原家の庭木の上に就寝部屋を作ったりしているし、檻から逃げ出したライオンに対しても「犬じゃないなら怖くない」と言って、そのまま力でねじ伏せたりしているほどである。
尚、コナミのゲーム作品『悪魔城ドラキュラ』シリーズには、このQ太郎をパロディしたザコ敵『キュウ』が登場している。
名前や見た目、持っているアイテムの『ラーメン』など、なかなか凝った作りになっている。
