概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC17巻収録「狂音波発振機」。
狂音波を利用して害虫を駆除することが出来る装置。本来は「狂音波テープ」を併用する必要があるのだが、作中ではドラえもんが家のネズミを追い払う為に取り出したのだが、テープを失くしてしまっていた為、のび太の提案によりジャイアンの歌で代用している。
威力は絶大で、一度使用すればネズミやゴキブリ等が大騒ぎしながら逃げ出して行き、屋内で使用した場合は壁や窓ガラスにひびが生じるほど。
原作版初期及び藤子・F・不二雄大全集では「狂音波発振式ネズミ・ゴキブリ・南京虫・家ダニ・白アリ退治機」という名称だが、現在のTCやアニメ版では「驚音波発振式ネズミ・ゴキブリ・南京虫・家ダニ・白アリ退治機」という名称に変更されている。
また、ひみつ道具の中で最も長い名称であり、そのままでは長過ぎる為か『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』では「驚音波発振式虫退治機」、水田わさび版アニメでは「驚音波発振機」(ただし作中では「驚音波発振式ネズミ・ゴキブリ・家ダニ・白アリ退治機」と呼ばれている)という名称になっている。
なお、大山版アニメ「ひびけ!ジャイアンの歌」では、ジャイアンが持ち出してボリュームを最大にして歌った結果、ジャイアンの歌に耐えきれず大爆発を起こし、当然その場にいたジャイアンも黒焦げになって倒れた。
関連道具
- 驚音波発振式害獣撃退器
『南極カチコチ大冒険』に登場したひみつ道具。
「狂音波発振式ネズミ・ゴキブリ・南京虫・家ダニ・白アリ退治機」のメガホンバージョンで、こちらも狂音波を利用して害獣を追い払うことが出来る。
作中ではジャイアンが使用し、自慢の歌声でタコのような怪物・オクトゴンを撃退している。