概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC20巻収録「ゴルゴンの首」。
ゴルゴンを模した石像が箱の中に入っており、その石像から照射される光を浴びると、その部分が石のように固まってしまう。箱に開けられた穴からは蛇(のような髪の毛)が飛び出しており、それを引っ張ることで石化した部分を元に戻すことが出来る。
ドラえもん曰く「生物の筋肉を強張らせて石のように固めてしまう」とのことだが、実際にはドラえもんのようなロボット(無生物)にも有効(上記の初登場エピソードの作中では、この道具の光線を浴びたドラえもんが行動不能に陥ってしまっている)。
基本的には「足を石化させて立ちっぱなしでも疲れないようにする」等の目的で使われるが、石像を箱から出してしまうと自立歩行を始めてしまい(ただし亀と同程度の速度でしか移動出来ない)、近付いた者を全員石化させるという非常に危険な道具になってしまう。
余談
この道具が登場したエピソードは大山のぶ代版及び水田わさび版アニメで映像化されている。前者は1980年及び1990年、後者は2005年及び2013年に放送された。
1980年版及び2005年版は原作版通りの展開だが、1990年版及び2013年版はしずかが登場する展開にアレンジされており、特に2013年版はしずかも石化してしまった。それだけでなく1980年版以外のアニメ版においては、原作版では描写されなかった石化したドラえもんが明確に描かれている。
また、2013年版では原作版及び他のアニメ作品のような「石のように固められて身動きが取れないだけ」という描写ではなく、映画版『ひみつ道具博物館』と同様に「本当に石像になってしまう」描写になっている。