概要
ドラえもんのベッドルームこと押入れ上段の足元側に置かれているゴミ箱であり、中は四次元空間に繋がっている。ドラえもんは壊れたり使えなくなったひみつ道具をこれに捨てている。ドラえもん曰く「ぼくの出す道具は安い使い捨てが多い」とのこと。
出てきたひみつ道具
- 分身ハンマー:対象者をコツン!と叩くと分身が発生するハンマー。しずかの留守番の代役として使ったが、古道具のため色が薄くなった。
- タケコプター:おなじみ空を自由に飛べる道具。不安定で速度は遅く、途中で制御不能に。
- グルメテーブルかけ:どんな料理でも出てくる道具だが、へんな匂いと味で食中毒になりそうなものが出てきてしまった。大山アニメではのび太の頼んだラーメンがスパゲッティの味に、しずかが頼んだスパゲッティがラーメンの味になっていた。
- どこでもドア:どこにも行けずただのドアになっていた。
- きせかえカメラ:防寒着に着替えようとしたが案の定、のび太がすっぽんぽんに。
- タイムふろしき:↑のため、やむなくのび太が腰に巻く。故障している為、その部分だけ時間が戻ったり進むことはなかった。
- SLえんとつ:煙とともにエネルギッシュに突っ走れる道具だが故障している為に効果がなく、煙が噴き出すだけだった。
その他、キューピッドの矢、コエカタマリン、相手ストッパー、石ころぼうしらしきものが入っていた。
その後…
「こんなことだろうと思った!」
SLえんとつの煙で何も見えなくなった中、ドラえもんが新品のどこでもドアを通して救助に来てくれた。
しずかを救出するも、ドラえもんは調子に乗ったのび太を懲らしめる為スモールライトで小さくし、箱庭シリーズの一つ「遭難ごっこの山」に放り込んだのだった。
余談
収録はてんとう虫コミックス45巻すなわち最終巻である(ただし発売時には続刊予定だったので初期の版では最終ページ下に『46巻に続く』と書かれていた)。大長編『のび太とブリキの迷宮』でも登場しているが、のび太の足元に置いてあっただけで、劇中で道具を取り出したりはしていない。
映画『のび太と空の理想郷』では、類似した機能の四次元ゴミ袋が登場している。