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CV:折笠富美子


概要編集

2008年9月5日のドラえもん誕生日スペシャル『ドラえもんの青い涙』に登場したゲストキャラクター


22世紀の都会を騒がす女性猫型ロボットの怪盗。青い宝石が展示された美術館や博物館に予告状を出し、侵入する事件を繰り返しているが、何故か宝石自体は盗まずに逃走するという不可解な行動を繰り返している。

怪盗としての技量は高く、バラの花を模した煙幕弾や爆弾で警備体制を崩壊させ、エアバイクやハンググライダーなどを使用して迅速に逃亡する。罠を仕掛けて待ち構えても、それを突破可能なハイテク機器をも備えている。


名前の由来は『薔薇(英訳:Rose)』および『ハンギョドン』に登場する『怪盗ルーズ』のもじりだと思われる。


ベル編集

ドラえもん未来に帰省したときに出会ったお花屋さんの店員。

ドラえもんは彼女に一目惚れし片思いしている。


しかし、実は彼女こそが怪盗ローズの正体。ベルには婚約者の男性型ロボットがいたのだが、悪質な宝石コレクター・ガジルが彼の動力源となる宝石「青い涙」を強奪したため機能停止してしまっている。ベルは青い涙と呼び合う鐘型の鈴を持っており、これがきっかけとなってドラえもんやのび太たちと出会うことになる。


名前の由来は『および(英訳:Bell)』。


作中編集

ドラえもんの誕生日の夜、ローズは警察に追われている最中に上記の鈴を落としてしまう。

一方、誕生日パーティーのため22世紀を訪れていたのび太は、目の前に落ちた鈴を拾いドラえもんへの誕生日プレゼントにしようと思いつく。ドラえもんはのび太からのプレゼントに喜び、首輪についている壊れた鈴と交換してしまう。


青い涙を探す唯一の手掛かりである鈴を失ったベルは、捜索の末に21世紀ののび太の部屋を訪れる。「その鈴は仕事の為に必要」という口実でドラえもんから鈴を返してもらおうとしたが、ドラえもんは鈴の交換時に絶対に外れないという強固な首輪を装着しており、どうしても鈴を外すことが出来ない。


やむなくドラえもんを騙して22世紀に同行させ、ガジル邸に潜入して青い涙の存在を確認するが、いただき小ばんでこっそり同行していたのび太に真意と正体がバレてしまう。のび太はドラえもんに事情を話して、彼女に会わない様に警告したものの逆にドラえもんを怒らせてしまった。


その夜、怪盗ローズの姿になった彼女は再びガジル邸への侵入を試みるが、のび太の言葉を信じていたドラえもんに制止される。彼の言葉を振り切って青い涙を取り戻そうとするが、結局は失敗してのび太やドラミ達に助けられる。


一同に真実を打ち明けたものの、彼らを巻き込むわけにはいかないと考えたローズは、翌朝一人で青い涙奪還に向かう。しかし、それでも駆け付けたのび太やドラミ、セワシ、そしてドラえもんの助力でガジルから青い涙を奪い返し、婚約者を蘇らせた。


指名手配されていたものの、情状酌量の余地があったためかベルが逮捕されることはなく、後日ドラえもんやのび太に遠くから見守られる中、恋人と結婚式を挙げた。

結局ドラえもんの恋は悲恋に終わってしまったものの、彼の表情はとても晴れやかだった。


余談編集

このような複雑な事情はアニメ版『神風怪盗ジャンヌ第6話相棒は謎のおばあちゃん?』のゲストキャラ大空かおりこと青木かおりに類似する。


演じた折笠氏は、約10年後に劇場版『のび太の宝島』にてゲストキャラのセーラを担当している。


関連タグ編集

猫型ロボット 怪盗 義賊 ローズ ベル ドラえもん


シャミー:同じくドラえもんに登場した猫の美少女で、服装や容姿が似ており、ドラえもんから好意を寄せらせる、悪人ではないが身分を隠していた所も共通している。


ブルーキャット/ユニ(プリキュア):猫がモチーフで義賊な怪盗つながりでこちらも大切な人を復活させる為に行動していた。

キャッツ・アイ:同上。襟のついたレオタード風の衣装という点ではこちらの方が近い。

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