概要
CV:田中康郎(1990. 2)→矢田稔(2002. 2)→緒方賢一(2005. 10)→中村大樹(2020. 10)
話によっては「フニャ子フニャ夫」「フニャコフニャオ」「フニャ子フニャ雄」と表記されることもある。
複数の連載を抱える売れっ子で、いつも締め切りに追われている。一方でネタ切れに悩まされており、後先考えず描いては続きが描けず、下記のように未来で続きを見たドラえもんに内容を聞こうとしたり、未来で自身の漫画を結果的に盗作したのび太が捨てた原稿を見て、ネタを譲ってもらおうとするなど、プライドがなく無責任な一面もある。容姿はかなり太っており、メガネを着用している。初登場は「あやうし! ライオン仮面」(てんとう虫コミックス3巻)で劇中後半でも活躍している。複数の藤子作品に登場しており、エスパー魔美でも『暁のスーパーマン』の作者として登場した。
近所に住んでいる島山あらら(『Dr.ストップ アバレちゃん』の作者)とはライバル関係。
外見はF自身と藤子不二雄Aの似顔絵をドッキングさせた様相(Fのスキンヘッドとベレー帽、Aの眼鏡とたらこ口)。
代表作
続きが気になるドラえもんがこっそりと未来へ行き、来月号を読み、内容を知った所のを良いことにお金を出し、買わせるもいずれも似たような展開だった為、自分の無責任を嘆き、ストレスによる疲労で倒れ、素人であるドラえもんに描かせた。(その際、ドラえもんからは本当の作者は誰なんだ?と言われた)
- 『宇宙剣士バイロン』(ハラハラコミック掲載)
- 『時空パトロール7』(上記の次回作)
- のび太が未来から購入したハラコミの来月号を書き写して友達に見せびらかし(ジャイ子曰く「すごい! プロ並みの発想力だわ!! 絵はひどいけど」)、それを聞きつけた別の掲載誌が採用して先に載せようとしたため、フニャコ先生側は盗作したことになってしまうというひどいタイムパラドックスが生じてしまった。それで、のび太らはタイムマシンで過去に遡って、ゴミ箱に捨てる隠蔽工作を行うも、それを新連載のアイデアに悩んでいた本人が拾ってしまい、原作を書かせてほしいと懇願される、いっそう収拾のつかない展開となる(明らかに同エピソードを元ネタとした漫画もある)。
余談
『バケルくん』でもフニャ子先生が登場し、彼もまた敵を強く描きすぎた事で頭を悩ませ締め切りに追われていたりする。
バケル一家がアイディアを出すも代わる代わる押し入れから出てくることに怒ったフニャ子先生がバケルくんを引きずり出そうとするが、その拍子に押し入れから布団が崩れて下敷きになったことからバケルは岩がサトリの上に崩れ落ちるというアクシデントが起きるという展開を思いつき、バケルがフニャ子先生に感謝され、それから彼のアイディアマンとして雇われることとなった。
また『パーマン』でもF似のフニャ子先生が登場しており、こちらはパーマンがコピーロボットで複製しようとしたら「間に合わないと僕(編集)は切腹せねばならんのだ!」「今締め切りがせまってんだから、偽者でもなんでもいいから手を貸せっ!」と2人で描く羽目になった(しかも意気投合していた)。
なお『21エモン』においても(以下略)
- また『エスパー魔美』では、突然ギャグ漫画に目覚めた佐倉魔美が『暁のスーパーマン』という漫画を思いつき、自信満々に近所のフニャコ氏に作品を見てもらうが、実は彼も同じ漫画を発案していた(魔美がフニャコ氏の心の中の構想を覗き見してしまった)ため、骨折り損というオチだった。
ただし、これらフニャ夫たちはみな違う風貌で描かれている。共通点と言えばベレー帽と眼鏡くらいのもの。『パーマン』『ドラえもん』『バケルくん』『21エモン』『エスパー魔美』は全部同一世界線の話なのに、なぜ誰一人似ていないのかはまったくもって不明。
その他、『新オバケのQ太郎』ではO次郎が彼に化けていたずら書きをし、本物のフニャコ先生がその絵を元に新しいキャラクターを作る、という展開がある。こちらのフニャコ先生は『ドラえもん』と風貌がほぼ同じ。
なお、Fのチーフアシだったむぎわらしんたろうの漫画『ドラベース』ではフニャコ・F・フニャ夫なる伝説の漫画家が登場している。
関連タグ
まんが道:近いようで遠い親戚(?)