概要
1968年、東京都生まれ。本名、萩原伸一。
幼少期から藤子不二雄に憧れ、専門学校在学中の1987年に発表した『秋風の贈り物』が「第14回小学館新人コミック大賞児童部門 藤子不二雄賞」の佳作に入賞(同期入賞者は同じく佳作のひかわ博一と入選の谷沢直)する。
その後『コロコロコミック』の当時の編集長に従い、FとAの分業に伴い新設された藤子プロに入社して、藤子・F・不二雄のアシスタントを務めた。
外見がのび太に似ており、Fがベトナムで「ドラえもん基金」設立に際し調印に向かった際には、ドラえもんファンの子供たちから「ノビタ!」「ノビタ!」とサインを迫られた事がある。
自画像もどことなくのび太を思わせる外見である。
1993年にFのチーフアシスタントに着任し、『のび太のねじ巻き都市冒険記』執筆中のFの急逝の後、残り部分の代筆を任された。以降、『のび太の太陽王伝説』まで大長編ドラえもんの代筆を行っていた。現在、岡田康則に代わり『のび太と奇跡の島』以降のコミカライズを手掛けている。
またそれとは別に、ドラえもん世界の22世紀でドラえもんと同型のロボット達が繰り広げる野球マンガという内容の「ドラベース」を00年代〜10年代にかけてコロコロコミックに連載。こちらも当時の読者にはなかなかの人気を誇っていた。
現在マジでF先生に生き写しな絵が描ける数少ない漫画家であり、乙武洋匡氏の詩集「とってもだいすきドラえもん」の挿絵や朝日新聞の「教えて!ドラえもん」などを手掛けるなど、F先生の意志を継いだ活動を行っている。