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演:ディエゴ・ルナ/吹替:加瀬康之

概要編集

キャシアン・ジェロン・アンドーとは、『ローグ・ワン』のキャラクター。

共和国再建のための同盟(通称反乱同盟)の情報将校。劇中での階級は大尉

共和国を再建するために反乱軍に参加した。

やんちゃジン・アーソの監視役として行動を共にしている。

冷静沈着で、規律を重んじる性格。

実戦経験は少ないが、情報を最大の武器として戦う。


経歴編集

本人曰く、「6歳の頃から反乱同盟軍のために戦ってきた」らしく、公式設定における生年(ヤヴィンの戦いの26年前)から推察するに、銀河帝国成立直後の最初期の反乱活動からずっと反帝国の戦いに身を置いていることになる。(設定によると、クローン戦争中に父親を共和国に対する抗議運動で失っており、その結果幼いながら独立星系連合の支援を受ける抵抗勢力に加わった過去があるらしい。)

いわゆる「同盟軍の暗部」を象徴するキャラであり、帝国への抵抗運動としてスパイ暗殺、爆破テロなども含むであろう破壊工作などの後ろ暗い活動に長いこと従事していた。このような活動に長く身を置いていたため、基本的に決断と行動が早く、たとえ味方の情報提供者だとしても情報を受け取った後足手纏いになるようなら躊躇なく殺害するまして敵兵は言わずもがな、である。だがこれらの経験は彼にとっても辛いものだったらしく、後にジンに対して「忘れたくなるような任務」と語っている。任務への罪悪感に苛まれる度に「大義のために必要なことだ」と自らに言い聞かせ何とか精神の均衡を保っていた模様。

常に一緒に行動しているK-2SOはキャシアンがとある任務で帝国の廃船ドックに忍び込んだ際に遭遇し、その場で再プログラミングしてからの付き合い。当初は帝国のプログラミングの余波で何かとキャシアンを殺そうとしていたが、完全再プログラミング後は「K(ケイ)」「キャシアン」と呼び合ったり、何かとデリカシーのないKをぶっきらぼうながらもたしなめるなど(良い意味で)凸凹コンビとなっている。また、スカリフの戦いで同じく「ローグ・ワン」分隊に参加し、同じような任務を重ねてきた特殊部隊パスファインダーのリーダールースコット・メルシ軍曹とは親しい友人だった。


ローグ・ワン」冒頭では雑多な交易惑星でソウ・ゲレラからの連絡要員と接触し、脱走した帝国軍パイロットが惑星ジェダに潜伏していることを知る。この際、巡回中のストームトルーパーに誰何されたので彼らを殺害、そして腕を負傷し逃げられない状態の連絡要員をも殺害し、自分は情報を携え反乱同盟軍司令部に帰還した。

その後、ゲレラの養女であり渦中の超兵器開発の中核を担う科学者の娘であるジンを引き連れ、惑星ジェダへ赴く。この際、ジェダの市街地で帝国軍とゲレラの勢力の戦闘に巻き込まれたうえに、人間不信をこじらせていたゲレラにより拘束されている。その結果、ゲイレンからの秘密メッセージを見たのはジンのみとなり、そのメッセージもキャシアンが見る間もなく直後のデススターの試射実験で失われてしまった。その後、渦中の脱走パイロットであるボーディーやジェダで偶然行動を共にしたチアルートベイズと共にゲイレンが幽閉されている惑星イードゥーに向かう。この際、ゲイレンの確保を至上とする総司令部の命令とは別に、直属の上官からは「ゲイレンを発見次第暗殺せよ」と命令されており、イードゥーの嵐により不時着したキャシアンは狙撃銃を使ってゲイレンを狙うが、ジンが父親のもとへ向かって行ったこと、そしてゲイレン以外の科学者がその場で射殺されたことを見て、急遽上官にゲイレンの保護を進言。だが、時すでに遅く、帝国の超兵器開発を阻止するべく惑星イードゥーの基地を研究者たちごと破壊する任務を帯びた攻撃隊の到着を止めることはできず、その攻撃によりゲイレンは死亡してしまう。キャシアンたち一行は帝国軍のシャトルを盗み何とか惑星から逃げ出すが、このことでジンから酷く詰られることになる。これに対してキャシアンも黙っているわけもなく、常に選択の余地が用意されているわけではないと言う事実をジンに叩きつけた。

基地に帰還後、ことの顛末を総司令部に報告するがデススターの存在を見せつけられた総司令部は不戦派が多数派になってしまい、反乱同盟は崩壊一歩手前にまで陥ってしまう。だが、ずっと自らを殺し「大義のために」と自分に言い聞かせながら戦い続けたキャシアンにとってこの事実は受け入れがたいものであり、同じく後ろ暗い仕事をしていた同僚たち(中にはのちにエンドアの戦いでソロの指揮下に入る特殊部隊の前身にあたる部隊に所属するメンバーもいた)を集め、開戦を主張するジンに同調。総司令部の指揮下から離れ、勝手に押収した帝国軍シャトルに乗り込み、デススターの設計図がある惑星スカリフに向けて発進してしまった。

スカリフ到着後はメルシ以下隊員に破壊工作などによる情報撹乱と陽動を指示し、自分はシャトルに乗り込んできた帝国の監査官の制服を奪い、同じく着陸クルーに扮装したジン、Kと共に設計図のある帝国安全管理施設に潜入した。この作戦は途中までは順調にいき、大した妨害もなくデータ保管庫に侵入することに成功するが、そこで駆けつけたストームトルーパーと撃ち合いになり、ジンの協力もあり何とか設計図を発見するも、Kは自らを犠牲に保管庫の入り口を完全にロックし周辺システムをダウンさせた。システムがダウンしたため、設計図を取りに生身で保管庫内のタワーを上り、何とか設計図を手に入れることに成功するも、喜んだのも束の間、クレニックがデス・トルーパー2名引き連れて襲撃。何とかデス・トルパーを排除することには成功するが、ジンに先に行くよう指示した際に注意が逸れ、キャシアンはクレニックの銃撃を受けタワー下に落下してしまった。これで死亡したかに思えたが、重傷を負いながらも生存しており、最後の力を振り絞りジンを追って最上階に向かい、まさに彼女を射殺しようとしていたクレニックを銃撃。邪魔者がいなくなったのを確認し、ジンはアンテナを使って艦隊にデススターの設計図を送ることに成功した。その後、足元がおぼつかない中ジンの介助を受けながら昇降機を使って地上に帰還。スカリフがデススターの砲撃を受け、逃げようのない破滅が迫る中、ジンの手をとり「お父さんはさぞ誇りに思うだろう」/"Your father would be proud, Jyn."と彼女を称えたあと、彼女とかたく抱擁をしたまま爆炎に呑まれた。(彼のこの最期のセリフは、彼らが爆炎に呑まれるシーンにかかっているBGMの曲名にもなっている)

彼とジンの死をもって、「ローグ・ワン」分隊のメンバーは全員死亡してしまったが、彼らが命がけで送り出した「希望」はのちに反乱同盟の大勝利へと確かに貢献した。


なお、2021年現在彼を主役にしたオリジナルドラマ「ANDOR/アンドー」が2022年の配信開始を目指して制作中。メルシ以下彼にゆかりの深い人物が再登場する予定である。


関連タグ編集

ローグ・ワン ジン・アーソ 反乱同盟 将校













































以下ドラマ「キャシアン・アンドー」のネタバレ注意編集

2022年9月に配信が開始された「キャシアン・アンドー(原題"ANDOR")」では主人公となり、彼の生い立ちや、いかにして反乱同盟に加わったかが描かれた。

 なお、キャシアン・アンドーという名前自体、育ての親であるマーヴァに付けられた名前であり、本名はキャサであるということが判明した。

生い立ち編集

 ケナーリという原始的な生活を送る人々が送る惑星が出身であることが判明。なお、ケナーリ出身であることをキャシアン自身は隠しており、公的書類にも出身惑星を偽って登録している。なお、帝国の公式記録によると、ケナーリは「帝国の鉱山開発により鉱毒が発生し生存に適さなくなった」とのことだが...。

 まだ幼かったキャシアンことキャサは惑星に墜落した宇宙船を捜索しに行くチームに無理やり志願する。だが、捜索隊のリーダーが墜落船の生き残りにより殺されてしまい、その怒りに駆られ墜落船内の機械をめちゃめちゃに壊していたところを墜落船の金目のものを失敬しにきていたマーヴァと遭遇し、追撃の船の攻撃が迫っていたことからマーヴァの手で眠らされたうえで連れ出された。

 なお、本作では生き別れた妹がいることが判明した。

  • なお、惑星ケナーリについてはこれまでの作品でも超兵器開発の研究施設破壊を燃料漏れ超兵器の試射実験の被害を鉱山の事故と偽ったとことから「帝国の公式記録はアテにならないのが共通認識」であるうえ、単なる鉱毒被害にあった惑星の出身ならばその惑星出身であることを隠そうとしている理由が不明など、ケナーリで何が起こったかが重要なファクターとなってくると考えられる。
  • ケナーリに墜落した宇宙船の所属についてだが乗組員の宇宙服に描かれている紋章から独立星系連合所属であることが確定している。小説版「ローグ・ワン」ではキャシアンは6歳の時に独立星系連合率いる分離主義勢力の抵抗組織に身を投じたとのことだったが...?
  • ちなみに、ルーカスフィルム公式が明かした設定ではケナーリの回想シーンはクローン戦争開戦だという。この設定が正しければ、キャシアンは当時どんなに歳を取っても4歳であり、その約2年後に「親父さん(父親)」が死亡したということになる。

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