概要
もともとは帝国軍に配備されていた、アラキッド社製KXシリーズのエンフォーサー・ドロイド(監視・警備用ロボット)
製造は惑星ヴァルプターで行われた。
銀河帝国の法律ではバトルドロイドの製造を禁止しているため、名目上は警備用として開発されたが、マンダロアの戦いでは多数の同型機が前線へ投入され、大虐殺を行なっている。
キャシアンがそのうちの一体の帝国側のデータをフォーマットし、再プログラムされ、ジン・アーソらの元で反乱軍機として運用された。
他のドロイドよりも長身で手足が長く、漆黒のカラーが特徴。
敵地での諜報活動や破壊工作のため、肩に描かれた帝国軍のマークはそのままになっており、そのせいで誤射されそうになることもあった。
手は人間と同様の五本指で手持ち火器なら一通り扱え、宇宙船の操縦もこなす。
本体のパワーも相当で、機動力も並みのドロイドとは一線を画すほどで、加えてカーボプラスト合金製の装甲はブラスターにもある程度耐えられる。
知能も高めかつ反射神経も良く、後ろから飛んできた手榴弾をキャッチして振り向かずに投げ返すという芸当も見せている。
劇中でジンたちに付き従う個体は、フォーマットの影響か性格は歯に衣着せぬ物言いで自信家で独善的。
独り言が多く、デリカシーなぞ知ったこっちゃないノーフィルターで率直に発言する。
ある意味では機械らしいが、どこか人間臭い。
キャシアンとの出会いはコミックにて描かれており、キャシアンを捕らえようとして格闘中、キャシアンとその協力者によって強引にフォーマットされた。
敵地のど真ん中だったため再プログラムは突貫作業で、これが性格に影響した模様。
会話のアクセントはC-3POと同じくイギリスのアクセントとのこと。
劇中当初は念のため武装の類は渡されなかったが、終盤ではジンからの信頼の意味を込めてブラスターを託され、時間稼ぎのために単独で大勢のストームトルーパーを相手取って戦い、破壊された。