本来の意味
デジタルデバイドによって必要な情報を得られない人、または得られたとしても「質」「量」「速度」に劣る情報しか得られない人のことを指す。
2000年代から2010年代の日本では、都市部と田舎の「インフラ格差」問題、もしくは、日本語が分からないために日本語で必要な情報を得られない在日外国人やネット上の英語が理解できないために世界のトレンドから遅れをとりがちな日本人といった「言語の壁」の問題として語られることが多かった。近年は山村、離島などでも誰でもスマートフォンでブロードバンドインターネットを利用できるようになり、機械翻訳の実用性が増したことにより言語の壁も低くなったものの、ITインフラと言語の壁以外にも、経済的な格差や教育の不足、障害(視覚障害や聴覚障害、知的障害など)といった様々なデジタルデバイドが存在している。
俗語としての意味
有用な情報源にアプローチするルートを持たない、あるいは有用な情報に触れても理解できない、もしくは強固な先入観を抱き情報を誤解・曲解しがちな人間に対する蔑称として用いられることがある。略して「情弱」とも呼ぶ。
注意
他人を情報弱者というのは簡単だが、SNS等で情報が溢れる時代だからこそその情報は玉石混交であり、真偽のほどは自分で確かめなければならない時代である事を忘れてはいけない。
- 詐欺師は「自分は騙されるはずがない」と過信している者を狙うのである。
- また、検索エンジンも「使用者の検索履歴から使用者の志向を読み取り情報を出している」のである。
- これについては利用者の行動追跡を行わないDuckDuckGoのような例外もある(日本に比べて欧米でよく使われているのはそのことをよく認知されているからである)。ただ、日本でよく知られている大手検索エンジンはどれも行動追跡を行っていると考えていい。
- 人間心理として、「これをやる」と決めたら自分に都合の良い情報しか集めなくなる傾向がある。
くれぐれも「明日は我が身」であることを忘れてはならない。