「長生きはするもんだねぇ」
概要
CV.山本圭子
エスカルゴンの母親で、初登場回は25話「エスカルゴン まぶたの母」。
息子のエスカルゴンの手紙から、「大王になった」と聞いて、彼に会いにププビレッジにやってきた。母親であるが故に息子の性格を理解しており、彼が大王ではないと分かったあとも「やっぱりおかしいと思っていた」と息子の言動や行動から察していた。
外見はエスカルゴンと瓜二つで、眼鏡をかけ、緑色の服を着ている。年齢は「お爺さん」と呼ばれるエスカルゴンの母親であるため、かなりの高齢だと思われる(作中でデデデに「ババア」と言われている)。
アニメ序盤、カービィに出迎えられて村まで案内され(村の入口には「Welcome Queen Mother(ようこそ エスカルゴンの太后 ※「太后」とは大王や女王の母君を表す)」と書かれた旗が飾られている)、息子のエスカルゴンと再会する。そして、大王の芝居をしている彼にププビレッジを案内してもらう。
アニメ中盤では、大王である息子の城(デデデ城)に案内してもらい、息子や大臣一家と共に歓迎晩餐会に参加している。また、本当の城主であるデデデに、土産のクッキーを渡している。
アニメ終盤、デデデの策略でエスカルゴンは自ら「自分が王様ではないこと」をバラしてしまうが、彼女は息子を怒ることなく慰め、デデデが仕向けた魔獣「ドリフター」から自身を守ろうとした息子に、感謝の言葉を贈っている。
基本的に性格は温厚であるが、緊張している息子を叱ったり、よくトラブルを起こしているデデデに対して、息子同様の毒舌を吐いたりする一面もある。
93話では、愛する息子にお菓子のプレゼントを贈っており、それを貰ったエスカルゴンは感涙していた。
セリフ集
- 「おやまぁ、『母上、カービィと申す私の家来が案内するでゲス(カービィが持ってきた手紙の内容)。』おやそうかい、こんなチビっ子がご家来?いやぁ~長生きはするもんだね。そうそう、はいお土産(カービィに土産を渡す)。お迎えご苦労さん。」
- 「(緊張する息子を見て)それでよく大王が務まるねぇ。ちゃんとしなさい!(村人たちに)今日はありがと、長生きはするもんだねぇ。頼りない息子で皆さんお困りだろうけど、許してやってくださいねぇ。」
- 「(口答えする息子に対して)お黙り!」
- 「だったら、(キュリオさんの)業績を讃えて、博物館を建てておやりな(その後の回で、展示するものは違うが美術館は建設される)。」
- 「(ボルン署長に税金が高い話をされて)お前、税金を取っているのかい!?」
- 「(お土産のクッキーは)美味しいかい?これ、息子の好物なのさ。」
- 「(カービィに葉っぱで仰いでもらって)ありがとう、あの子も小さい頃よーくこうやって仰いでくれたよ。それが今では大王だなんて、ほんと長生きはするもんだ。」
- 「ところでエスカルゴンや。(デデデ城を見て)あれ、お前のお城だろ?話のタネに見ておくよ、案内しとくれ。」
- 「(デデデを見て)何だいこの人、大王とか言ってるよ。」
- 「大王の真似?なんで?」
- 「笑わせ係?面白いねぇ。」
- 「いつも笑わせてるんだってね、息子を。ありがとうね。出来の悪い息子で苦労をかけます、大王様。」
- 「デデデや、これはお駄賃だよ(お土産のクッキーを渡す)。」
- 「あーゆーの(デデデ)が1人いると、楽しいねぇ。」
- 「おー、こんなごちそうが食べられるなんて、長生きはするもんだねぇ。」
- 「アンタの母親?デデデや、私はそんなに太ってないよ(さりげない毒舌)。」
- 「分かった分かった。大王のデデデや、あなたも座って(料理を)食べなさい。」
- 「(パームに面白い方と言われて)何をおっしゃる、コイツの大王の真似程は、上手くやれないよ。」
- 「かわいそうだから、デデデにつき合っておやりよ。」
- 「綺麗だこと…。花火なんて見たの生まれて初めてさ、ほんと…(村人たちに「長生きはするもんだねぇ」と先に言われる)あらま、先に言われちまったさ。」
- 「おやおや、(デデデが)急に素直になったねぇ。」
- 「魔獣ごっこ、そりゃどういう遊びだい?」
- 「虫も殺せない臆病者の息子に、そんな大それたことできるワケないよ(エスカルゴンの性格がよく分かるセリフ)。」
- 「(デデデに傘を渡されて)あぁ、すまないね。また急に雨とはねぇ(カタツムリなんだし雨は平気でしょ…)。」
- 「お前って子は!大王になれたってゆーのに!こんなことを!」
- 「エスカルゴン…やっぱりそうだったんだねぇ。お前が大王なんておかしいと思ってたんだよ。」
- 「しょうがない子だねぇ…。でも、あんなバカに仕えることはないだろうに!(この一言がデデデを怒らせる原因となる)」
- 「もういいさ…。それより、ありがと…。魔獣から私を守ってくれて。」
- 「ありがと…。カービィ…世話になったねぇ。アンタはほんっとに優しくて良い子だ…。あんな息子だけど、許しておくれ。じゃ、皆もお元気でね。エスカルゴン、お前もね。」
余談
『デデデでプププなものがたり』にも『デデデ大王の側近が家族に「大王になった」と嘘をついた』というエピソードがある。こちらは側近がポピーブロスSr.で家族が弟であるポピーブロスJr.であるという違いがある。
また、いくつか相違点もある
- カービィ達に協力を求めたエスカルゴンに対しポピーブロスSr.はデデデ本人に協力を求めた。
- アニカビではデデデについては笑わせ係(まあ、あながち間違っていないが)という建前なのに対し、デデププについてはデデデの建前が単に大王の子分。
- デデデの事を気遣うエスカルゴンの母に対しデデデの事をぞんざいに扱うポピーブロスJr.
- いずれもデデデが手痛い目に遭っているが、アニカビの場合魔獣ドリフターで悪さをしていたので自業自得だが、デデププでは何も悪いことはしていないのに一方的に悲惨な目に遭っている。
- 「大王ではないこと」を知ったあとも、息子を責めることなく慰めたエスカルゴンの母に対し、兄をからかうためにわざわざ黙っていたポピーブロスJr.
などなど
関連タグ
スネ夫は理想のお兄さん:スネ夫が弟に自身を過大評価した手紙を書いてしまったため、本人が直接会いに来るといった似たような内容の回。