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メタナイト卿

めたないときょう

メタナイト卿とは、アニメ版「星のカービィ」におけるメタナイトの通称。
目次 [非表示]

当記事ではアニメ版「星のカービィ」におけるメタナイトについて言及。

アニメ以外についてはメタナイトを参照。


記事の肥大化を防ぐため、ゲーム版の記事に当記事の内容を追加しないようお願い致します。


剣という硬い武器でも、使いようによっては…風になるのだ!

CV:私市淳


概要編集

かつて敵組織である「ホーリーナイトメア社」と激戦を繰り広げた「銀河戦士団」に所属していた「星の戦士」の生き残りで、現在はデデデの部下として彼の城で暮らしている。

アニメ内では星の戦士の後輩でありながらも心身ともに幼いカービィや、フームをサポートする保護者ポジションである。また、部下にはソードナイトブレイドナイトがいる。


持っている剣の名は『宝剣ギャラクシア』といい、大昔に種族フォトロン』によって作られた、金属でありながら意思を持ち、話すことができる生命体であり、とても強大なパワーを持った人物でなければ触ることすら拒絶されるという。


性格はゲーム同様に基本的にクールで落ち着いたものだが、ときに空気が読めてないような天然ボケな部分も目立ち、ファンからは愛されている。また、デデデの部下であるにもかかわらず、彼の行いを見下したり、フーム達と共に彼らへのイタズラに加担することもある(46話)。

ちなみに彼の表情・感情は目の色を変えることで表現されている。

目の色感情
怒り
黄緑本気
薄い青感動
黄色無表情
ピンク自惚れ

彼の年齢に関しては、アニメの中では「カービィの目覚めは予定より200年早かった」と解説しているため、このことから星の戦士ひいてはメタナイト自身も「軽く200歳を越えているのではないか」と噂されている。これを裏付ける台詞として、エスカルゴンから「(戦士を)とっくに引退したジジイ」と言われていたが、実際どうなのかは不明である。

しかし、カービィが寝ているだけとはいえ最低でも200年生きれたり、デデデが300年式典(実年齢不明だが)をしていたり、ナイトメア社が数万年前に設立していたりする辺りから数百歳どころか数千〜数万歳の可能性もありえなくはない。

アニメのメタナイトはゲームと異なり基本的に身体にマントを巻いている状態がデフォルトなのだが、前述の高齢疑惑もあり、歳のせいで身体が冷えるからだのと扱われることもある。


***

また、他のキャラよりも高所に居るシーンが多いため、ファンの間では『低所恐怖症』説が有力とされてしまっている(ひどいときはデデデ像の上に乗っていたり…)。


第61話『肥惨!スナックジャンキー』では、インストラクター魔獣『マッチョサン』のダンスで他のキャラがリズム良く踊るなか、彼のみ棒立ちしている。


本アニメの核心を握るキャラでもあるため、登場話数の合計は82話と多い。ネタ要素の強いセリフは、ネタナイトの記事も参照。



経歴編集

銀河戦士団時代、この頃は多くの仲間もおり、彼らと共に日々ホーリーナイトメアの魔獣軍団との戦いに明け暮れていた。


しかし、戦いの果てに戦士たちは次々と敗れて戦場に散っていき、かつての戦友も失い、最終的にメタナイトだけが「星の戦士」のたった一人の生き残り(実際にはメタナイト以外にも生き残りは存在するが)となった。


傷つきながら宇宙を漂流した末、最終的に彼はポップスターに流れ着き、表向きはデデデ大王の部下としてプププランドで暮らしつつ、魔獣を使って遊ぶデデデの元に「いつか次世代の若き星の戦士が魔獣を倒すためにやってくる」と信じ、罪悪感や後悔の念に耐えながらも生きてきた。

そして、その目論見は当たり、メタナイトは魔獣の存在に察知してやってきたカービィを立派な戦士へと育て上げるため、厳しくも優しく接しカービィを一人前に鍛え上げていく(第3話・第36話)。


技量編集

凄腕の剣士であり、カブー曰くギャラクシアがメタナイトの手にあるからこそ、ナイトメア社は宇宙を支配出来ていないとも語られるほどである。

また、秘技『ソードビーム』を発動させたりと技量の高さは窺えるが、彼が直接魔獣と戦うのは極わずかであり、肉食植物相手に苦戦したり、因縁の相手に昏睡状態になる呪いをかけられたり、最強魔獣に斬りかかるも返り討ちにされたり、自身の戦友の娘に逆恨みされて負傷するなど、戦闘面ではそれほど活躍は多くない。


しかし、やはり前述した通り最低でも数百歳程度の年齢であることや、傷つき宇宙を彷徨ったことなどを考えれば、おそらく老いか古傷かで、かつて銀河大戦で魔獣達と戦っていた頃に比べればその実力は大きく衰えているだろうことは想像にかたくない(メタ的には、主人公であるカービィの引き立て役を担っていると考えられるが)。


ただし、それほど体が大きいわけでも重いわけでもないのに、カービィの吸いこみが何故か通用しない(3話でフームからもそれについてツッコまれており、理由は不明)。


そのため、ゲームのメタナイトが常に自己鍛錬に余念がなく、『メタナイトの逆襲』のときのように自ら率先して戦いに赴くような武闘派かつ行動的なタイプだったのに対し、アニメのメタナイトは余程追い詰められたときでなければ戦わない、かなり非戦的でキャラクターになっている。その代わり剣術だけではなく、ムチ(第33話)や格闘術(第39話)、機械工学にも精通しており、アニメ内ではそれらを活かすシーンも多々ある。

また、第66話でデデデ城がペンギーに占拠された際は、自分で作ったのか部下に作らせたのか不明だが、ペンギーの着ぐるみを着ている。

ペンナイト卿/新垢作成のお知らせ


余談編集

アニメが放送されるまではそれほどメジャーなキャラクターではなかったのだが、以降はゲームでも出番が増え、星のカービィシリーズのメインキャラクターとしての地位を確立する。また、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでも『大乱闘スマッシュブラザーズX』での初登場以降、そのまま私市淳氏が演じることになった。


ソードナイトとブレイドナイトに関しては、『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の「メタナイトでゴーDX」でメタナイトが召喚するヘルパーとして登場したり、小説版でも部下として扱われているなど、アニメ版がその後のシリーズに与えた影響は大きいといえる。また、ゲームのメタナイトには「メタナイツ」という直属の部下達が存在していたが、本作における直接の部下は彼ら2人のみである。

ゲームのメタナイトがマントを翼に変えることで空を飛べたが、彼は自前の飛行能力は持っておらず(ロロロとラララに運んでもらって飛ぶことはあった)、おそらくマントも普通のマントであると思われる。また、「空を飛んで戦えるのはカービィだけ」という発言もある(第4話次回予告)。

ゲームと違い、本編中1度も素顔を見せることは無かった。それどころか周りからそのことを怪しまれることもツッコまれることも無かった(初期からカービィと不自然に関わろうとするため、エスカルゴンから親戚か何かだと疑われたことはある)。


ゲームでは『星のカービィ 夢の泉の物語』よりあとの作品では一貫してデデデ大王とは独立した勢力なのに対し、アニメでは彼への忠誠心こそ皆無だが、一応はデデデ大王の配下である。


パイロット版編集

なお、アニメ本編が作られる2年前に制作されたパイロット版アニメでも登場しているが、そちらではアイスドラゴンマスターグリーン等の敵キャラ達と同様に完全な敵役としての扱いだった。

このパイロット版は2000年に作られたものなので、おそらくこの頃は「メタナイト=味方」という設定がまだ定着していなかったのではないかと思われる。

因みに作中ではカービィが吸い込んで吐き出したキャプテンステッチをぶつけられて呆気なく倒されるという情けない場面しか無かった。


一方、本編ではナイトメアサイドのデデデ大王は、パイロット版ではカービィ枠だった(本編同様カービィの存在を根に持っていたが後に改心する)。立場は全く違うが、ある意味メタナイトとデデデ大王は立場が入れ替わった様な形にある。


関連タグ編集

星のカービィ(アニメ)

パパナイト メタナイト カービィ フーム デデデ陛下 ソードナイト ブレイドナイト ソドブレ


メタカビ メタフム

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