概要
基本的に2人1組で行動するキャラクター。
『星のカービィシリーズ』の制作でお馴染のHAL研究所が制作した『エッガーランド』シリーズの「ロロ」と「ララ」というキャラクターが元ネタになっている。
ゲーム
初出は初代『星のカービィ』。2面「キャッスルロロロ」で登場し、中ボス戦ではロロロのみの登場で、ボス戦ではラララと共に襲ってくる。
その後は『スーパーデラックス(SDX)』とリメイクである『ウルトラスーパーデラックス(USDX)』の「はるかぜとともに」の「フロートアイランズ」のボス、『あつめて!カービィ』のサブゲームで登場している。
行動パターンは極めて単純で、中ボス時はブロックを蹴り込んで引き返すだけであり、大ボス時は画面端から画面端までブロックを運んでいるだけである。このブロックは「エメラルドフレーマー」という名前がついており、元ネタの『エッガーランド』ではあらゆる魔物の攻撃を遮断する聖なる石であった。しかし、カービィの手にかかればエメラルドフレーマーそのものを吸い込まれてしまう上、普通に破壊可能である。さらに、前述の「SDX」及び「USDX」ではボス前のエリアにクラッシュをコピーできるボンバーがおり、その能力によって瞬殺できてしまう。
中ボス時は攻撃時には既に引き返し始めている事が多く、大ボス時は正面からでは対処しにくいので、背後からの攻撃などを覚えるにはうってつけであり、初心者の壁とも言えるキャラクターである。また、初代EXモードや『SDX』では場合によってゴルドーもブロックに混じって運んでくる。そのため、出待ちしていると大ダメージを受けることがある。
初代EXでは足が速くなり、『USDX』の「大王の逆襲」では強化坂「ロロロ&ラララ リベンジ」では体力も上がっているほか、体の色もロロロが濃い紫色、ラララがオレンジ色に赤いリボンへと変化する。
『カービィのすいこみ大作戦』では、ロロロ単独が1面ボス、ラララも後にロロロと3面ボスとして登場。体力が半分になると、ゴルドーや「エメラルドフレーマー」を回転させながら押してくる。リベンジでは、「エメラルドフレーマー」の通った後に炎が残っている。
攻撃方法や「あつめて!カービィ」のミニゲーム「カービィのたいけつ!ピンボール」における彼らのステージは、ブロッキーが登場することも含めて『エッガーランド』のそれをリスペクトしていると考えられる。
アニメ版
CV.
ラララ:秋田まどか
第1話から登場しているキャラクターで、英名は「Fololo & Falala」。
ゲーム作品とは違い大臣一家の召使い(つまり味方)という設定であり、ブンやフームに比べると出番は少なめである。
召使いではあるものの、実質的には家族同然に扱われており、大臣夫妻からは我が子のように可愛がられている。
また、カービィよりも小柄で空を飛べるのがゲーム版との違いで、逆に彼は自力で空を飛べなくなっている。
9話『ロロロとラララ 愛のメロディ』では『ローラ』という魔獣であったことが判明し、魔獣『キッタリハッタリ』に分割されたことで現在の2人の姿になったのだという。
第98話『発進!戦艦ハルバード』では、ナイトメアとの最終決戦のために戦艦ハルバードに搭乗したものの、巨大円盤『デスタライヤー』が破壊されたあとはいつの間にかいなくなっている。
アニメ内でのセリフ(話数順)
彼ら2人の登場話数の合計は51話。
1話
- ロロロ「(カービィは)言葉を知らないんだ。」
- ラララ「待ちなさいよ。」
- ロロロ「ボクは召使いのロロロと…。」
- ラララ「ラララよ(自己紹介)。」
9話
- ロロロ「(分割されたカービィを見て)ボクらとそっくり。ごらんよ、こっちのカービィなんて、リボンまで。」
- ラララ「そうね…。」
- ロロロ「何か…思い出さない?」
- ラララ「えぇ…何か…。」
- ロロロ「本当に…ボクらは1つの身体だった…。」
- ロロロ「ボクらはローラ。」
- ラララ「ローラ…懐かしい響き…。」
- ラララ「やっと分かった!私たちは!」
- ロロロ「恋人でも、兄弟でも、双子でもない。」
- ラララ「その全部!」
- ロロロ&ラララ「元は1人のローラ!」
- ロロロ「それでお互いに大好きだったんだ!」
- ラララ「(戻れなくてお)いいの、あたしたちは。」
- ロロロ「姿は2つでも。」
- ロロロ&ラララ「心はひとつ!」
- ロロロ「(カービィに対して)ローラじゃないよ!ボクはロロロ。」
- ラララ「あたしはラララ。」
- ロロロ&ラララ「ロロロとラララ。」
18話
- ロロロ「くっそぉ…あの時(カービィを)助けてればな。」
- ラララ「放っていたブンが悪いのよ。」
- ラララ「助けようとした、あたしたちまで止めたでしょ?」
- ロロロ「無理だね、バババヶ原じゃ。」
22話
- ロロロ「上がれるところまで上がってみたけど(彼らにも飛べる高さに限界があると思われる)」
- ラララ「ここは小さな島で、周りは海よ。」
- ロロロ「(プププランドは)全く見えないよ。」
- ラララ「ちょっと!あたしたちが(ダコーニョに魔獣だと言われて)」
- ロロロ「魔獣に見える?(ダコーニョに魔獣だと言われて)」
- ロロロ「メタナイト卿も歓迎してくれるよ。」
※前述の通り、ロロロとラララは魔獣である。
24話
- ラララ「フーム、ブン、アイツは…。」
- ロロロ「(デデデ城の)デリバリーシステムから呼び出された魔獣!」
- ラララ「本物の忍者、ヤミカゲ!(魔獣である彼のことを知っている辺り、ローラ時代に面識があったのかもしれない)」
30話
- ラララ「(生まれたガルボを見て)気持ち悪い…(せっかくカービィが孵化させたのに…)。」
- ロロロ「全然可愛くない…。」
35話
- ロロロ「会場の皆さん!テレビの前の皆さん!いよいよ第1回、プププグランプリの開催だー!実況担当はボク、ロロロと」
- ラララ「私、ラララの2人でお送りします。」
- ロロロ「では、スタートに先立ち、主催者のデデデ大王からのスピーチでーす!」
- ラララ「別にどうでも良いけどね。」
36話
- ラララ「トップは…あ~ん、デデデだ~。」
- ロロロラララ「残念~(デデデ本人はブーイングされても喜んでいるが)。」
- ロロロ「デデデのあとに続くのは…。」
- ラララ「メタナイト卿です!猛然と追っています!(一瞬だけデデデに対してあっかんべ~している)」
- ロロロ「ゴール!優勝はなんと、ビリ確実と見られていたレン村長夫妻!そして2位はカービィ!」
- ラララ「ちょっと待って!村長さんは5周遅れじゃなかったの?」
- ロロロ「はい!ビデオを見てみましょう!この通り、猛スピードで走るカービィの後ろに、ぴったり吸い付けられて一緒に走っていたのでした~(ホイールカービィに変身したとき、周りに村長だけいなかったが…)。」
漫画版
デデデでプププなものがたり
8巻のねずみ小僧のパロディ回にて貧しい親子として登場。ロロロが父親、ラララが娘を演じている。
関連イラスト
関連タグ
星のカービィ 星のカービィ(アニメ) 魔獣ローラ キッタリハッタリ パーム メーム エッガーランド カービィズアバランチ スーパーデラックス ウルトラスーパーデラックス
ブロッキー…元ネタが同じ。
ポン&コン/ゴールドン&シルバックス - 地形や戦い方に共通点があるボス
- ジェロニモ(キン肉マン) - アニメカービィ最終回と同じ出来事が黄金のマスク編で起こった。