概要
悪魔将軍の最大最強の必殺技。並び称される必殺技「地獄の九所封じ」のラストワンでもある。良い子は真似しちゃいけない技が乱舞するキン肉マンシリーズの中でもトップレベルに真似してはいけない技。
パワー、テクニックなど、悪魔六騎士の内、4人までの能力をフルに発動させる。スニゲーターとアシュラマンは何処行った。
六騎士の能力はいうまでもなく、悪魔将軍の頭・ボディ・両腕・腰・両足という強じんな五体がそろってこそはじめてできる技であり、仮に悪魔将軍の下半身だけで放ったとしても、本来の破壊力には遠く及ばない。
旧シリーズ中では不破の技であり、キン肉マンも耐えるしか対処方法が無かった。
『キン肉マンⅡ世』では、REBORNアシュラマンが「魔性の一撃」として、完全復活前の悪魔将軍からダイヤモンドレッグを賜って使用(後述とは違い、アシュラマンの竜巻地獄からコンボになる)。キン肉万太郎を死の淵まで追い込んだものの、キン肉スグルの檄や友情パワーで万太郎が復活。「借り物の技」であるために隙を見抜かれ逆転された。
完璧超人始祖編でも猛威を振るい、猛者たちを血祭りにあげた。しかし、ある理由から未完成の技であったことが判明する。
なお手加減などの理由もあるかもしれないが旧作やⅡ世でアシュラマン、新シリーズなどで複数回披露されているが、足首辺りを首に当てたり、当てる脚が右だったり左だったり、自分の身体の向きなど割とフィニッシュの形はバラバラ。
スピン・ダブルアーム
「地獄の断頭台」のセットアップにあたる技。
まず、対戦相手をダブルアーム(リバース・フルネルソンなどとも言われる。ダブルアーム・スープレックスの前段階)にとらえる。
そして、その体勢のまま自分を軸としてジャイアントスイングのように激しく回転する(コレは巨大超人サンシャインのパワー故)。
最終的には、回転の遠心力により相手の体勢が垂直になっていく(この手品のような芸当はザ・ニンジャのテクニック)。
フィニッシュ
上述の「スピン・ダブルアーム」で充分に加速がついたところで、相手を上空に投げ飛ばす。
そして平衡感覚を失って宙を舞う相手を追って、自らも空中にジャンプ。
空中で相手の首筋を正確にとらえ、脚をギロチンにみたてて地面に叩きつける(空中での正確な姿勢制御は、宇宙的レスリングを得意とするプラネットマンの能力。……そして残虐さはジャンクマン!!)。
※ 作中で初披露した際は手加減していたのか、地面に激突させるまではせずに空中でサッカーボールのように相手を放り捨てた。
「地獄の九所封じ」真のラストワンであり、それまで単独で使っていた「地獄の断頭台」がまさかの締めという演出で読者を驚かせた。
見た目の単純さに騙されて膝を掴んで外そうとする者も居るが、実際にはダイヤモンドの刃と化した膝に手を切り裂かれるだけであり、現実的ではない。
しかし、後にこの不可能を可能にする怪物が居ることが判明する。
元々この技自体がその化け物ことザ・マンを倒すために磨き続けてきた技であり、その抵抗は想定済みであった。そこでその想定を上回る「神威の断頭台(超人硬度10#のロンズデーライトパワーで仕掛け、空いた右足と右肘で更に押さえ付ける)」を開発し、ザ・マンをKOした。