エッガーランド
えっがーらんど
1画面1ステージ制となっている見下ろし型のアクションゲーム。
- 部屋には脱出アイテムが入った宝箱がある。
- ハート型の「ハートフレーマー」を全て取ると、宝箱が開く。
- 宝箱の中身を取ると、そのステージはクリアとなり、敵が全滅してフリーパスとなる。
以上、クリア条件のルール説明は簡単である。
しかし言うは易し行うは難しなのがこのゲーム。
ハートフレーマーを全て取ると強敵が動き出したり、1歩単位の操作ミスが即死亡に繋がったり、果ては操作タイミングと精度を同時に要求されつつ行動の段取りを完璧にこなす必要があるなど、その難易度はかなり高い。
突破の方法もあらゆる環境を利用する必要があり、たとえば上記のハートフレーマーは「主人公にとっては入手アイテム」だが、「敵にとっては障害物」なので、場合によっては途中まで取らずに遮蔽物として活用するべき、など。
また、似て非なるオブジェクトにはきちんと違いがあるのも特徴。たとえば操作キャラクターにとっての障害物でも、通行できないが敵の飛び道具を通すか通さないかの違いがあったりする。
主人公が移動できる単位は半キャラずつだが、敵によっては半キャラだけ掠っていても反応しなかったり、押して動かせる万能の遮蔽物「エメラルドフレーマー」は半キャラ分だけでも遮蔽物として機能するなどの細かな仕様があり、後半はこれを熟知していないと突破のきっかけもつかめない事が多い。
↑遮蔽物なしで同じラインに立った瞬間に即死が決定する「メドーサ」「ドンメドーサ」は恐怖の一言。
敵キャラクターも遮蔽物として利用できる為、これを利用して突破しなければならない難所も登場する。極端なものになると「メドーサ地帯を突破するために、ドンメドーサに半キャラ分だけ追随することで、ドンメドーサを盾にしてメドーサの攻撃を防ぎつつ、追随を半キャラにすることでドンメドーサの攻撃判定もかわす」という無茶振りさえ要求される。
ちなみに最終ボス「エッガー大王」との対決は、『アドベンチャーズオブロロⅡ』を除き基本的にお笑い系であり、ガチで戦う必要は無い(RPG形式なら「たたかう」を基本的に選ばないことで進行できる、じゃんけん形式なら実は必ず勝てる出来レースになっている、など)。
1985年に第一作、1987年にファミリーコンピュータディスクシステムソフトとして家庭用ゲーム機に移植され11作(コンシューマーは6作、日本未発売1作)を発売した歴史ある作品だが、近年はバーチャルコンソールや「NintendoSwitchOnline ファミリーコンピュータ」で登場している『アドベンチャーズオブロロ(海外版:Adventures of Lolo2、但し日本国内版とはステージの収録内容が異なる)』以外を遊ぶのは困難である。この際には版元の表記は「任天堂」となっており、現在エッガーランドの版権は任天堂に買い取られた。
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アズリルさん(https://www.pixiv.net/member.php?id=8479215)からのリクエストで「人間の男性→エッガーランドの『ロロ』TF」です。3,389文字pixiv小説作品