概要
胸部に十字マークが描かれた装甲と1本の角が特徴。鉄球(「カービィの3Dチャレンジ」ではメイス)を武器としている戦士ないし騎士。同じ武器の使い手であるメイスナイトとの関係は不明。
作品別
星のカービィ2
初登場作品。メイスナイトよろしく鉄球で攻撃してくるが、戻るときは一直線で戻るだけでなく放射状を描くように戻ってくる場合もある。吸い込もうとすると耐えるため吸い込みが効かない。しばしばバッツ、ブレイドと3匹で組んだり同じような場所に配置されている。吸い込みを除くあらゆる手段で倒せる。
星のカービィ ロボボプラネット
サブゲーム「カービィの3Dチャレンジ」にて久しぶりに登場し、アニメを彷彿とさせるボスというポジションでファンを喜ばせた。
メイスナイトと差別化のためか、武器がチェーンの鉄球からメイスに変更されている。レベル1では青、レベル2では紫、レベル3では青、紫の後にラスボスとして赤が登場。強くなるにつれて体も大きくなる。青と紫は見た目はさほど違いはないが、赤は3本の角で盾も装備している。攻撃はギガントエッジを倣ったもので、盾を構えている間は無敵なのも共通。
基本的に単独で出現するが、レベル3の青はワドルディ2体、レベル3の紫はブロントバート2体を引き連れている。
『星のカービィ2』で吸い込みが効かないという特徴があったことで気付きにくいが、こちらでは倒した後に吸い込むことが可能。
因みにに、ザコから(サブゲーム内だが)ラスボスに昇格したキャラはシャドーカービィに次いで2人目。
本作のサウンドトラックによると紫のマッシャーは兵長、赤のマッシャーは師団長らしい。
カービィのすいこみ大作戦
「カービィの3Dチャレンジ」と異なり中ボスに格下げられHPが低下しているが、シークレットステージでは2体同時に現れる時もある。特に紫と赤が同時に現れた時は、フィールドの狭さも相まって苦戦を強いられる。
戦闘BGM
いずれも「カービィの3Dチャレンジ」のレベル3におけるもの。
青・紫
正式曲名:「VS.マッシャー兵長」
作曲者:石川淳
『星のカービィ64』の通常ボス戦のアレンジ。
原曲をそのまま3DS音源で再現したもの。
赤
正式曲名:「VS.マッシャー師団長」
作曲者:安藤浩和
『64』の「ゼロ・ツーめざして」のアレンジ。
原曲の雰囲気を残しながらも、『ロボボプラネット』独自の電子音で構成されている。
漫画版カービィ
18巻と25巻に登場したが、後者は最終回直前(肝心の最終回はゲストキャラがいない)の登場であるため、18巻~25巻のエピソードでの新規のゲストキャラを除けば、連載再開前の最後のゲストキャラとなった。
18巻では、おもちゃ屋に押し入った強盗の一味として登場。カービィに仲間がやられたことで怒り、その場にいたデデデ大王に襲い掛かって大暴れをするが、最終的に仲間たちと揃って気絶して御用となった(デデデ大王やその場にいた数人と乱闘して相打ちになった模様。描写的にカービィがやっつけたわけではない)。
意外にもマッシャーにセリフがある作品はこれのみとなっている。
- 星のカービィ四コママンガ劇場
かつてエニックスから発売されていた四コママンガではわずかながら登場。池野カエル氏が描いたマッシャーはカービィよりも大柄に描写されており、アニメ版以降巨体で描かれる傾向があるマッシャーだが、実はこの頃からすでにその形跡があった。
アニメ版
40話『魔獣ハンター・ナックルジョー!』で登場し、ホーリーナイトメア社の隠し玉である「最強魔獣」の異名を持つ。
ナックルジョーがホーリーナイトメア社に寝返って入社した際、「魔獣てんこ盛りサービス」の締めとして呼び出された。
デザインはゲーム版に準じつつも大きく変わっており、目の様な部分が赤く発光する。マント(何故か横が短い)を身につけているほか、角が大きくなり、鉄球も両手持ちになり大きさもカービィの6、7倍以上とかなり大きい(大きさのみデデププにも影響があったようで今回ほどではないにしろ体が大きくなっている)。
体重は、高所から飛び降りた際には半身が地面に埋まったことから超重魔獣と冠するブロッキーと同様に、かなりの重量級であると思われる。それにも拘らず、足にジェットブースターを搭載しており、宙に浮くことも可能である。
最強魔獣を冠するだけあって、桁外れのパワーと頑丈さでカービィを追い詰めるも、実はジョーは魔獣ハンター(タイトルが伏線であるが)であり、スパイとしてナイトメア社に就いていたジョーに裏切られ、形成を逆転される。
その後、デデデの命に従い、ファイターカービィに変身したカービィとナックルジョーと対決するも2人のコンビネーションに追い詰められ、ライジンブレイクでとどめを刺される。
しかし、65話『逃げてきたナックルジョー』ではパワードマッシャーとなって再登場する。更に巨大化し、デザインも凶悪になっている他、ジェットブースターはウィングに変更された。ウィングからエネルギーを吸収し、辺り一帯を吹き飛ばす強力な破壊光線を放つ事が可能。
装甲は更に強化されており、ソードナイトとブレイドナイトの剣撃、ナックルジョーやカービィの攻撃すらも無効化している。目が弱点だと睨んだナックルジョーは岩山を砕き飛び散る岩に紛れて攻撃したがそれすらもシャッターの様なもので防がれてしまう。
ナックルジョーを魔獣を率いて追い詰めるも、デリバリーシステムでプププランドに逃げられたことで、自らもプププランドに降り立ってナックルジョーと再戦。合流したカービィも全く寄せ付けず、上述の破壊光線の威力を見せ付ける。
しかし、ナックルジョーの父親が遺した技術をエスカルゴンが解析、制作したブースターをブンが奪い、ブローチもナックルジョーに渡したことでナックルジョーのパワーが桁外れな程に増大。ビームの撃ち合いの末、左側のウィングが破損しまたしても敗北を喫した。
ゲームに登場したのちアニメでかなり出世したキャラの1人だが、長らく(『星のカービィ トリプルデラックス』でキーホルダー化されたのを除いて)出番に恵まれなかった。
関連イラスト
関連タグ
星のカービィ2 カービィの3Dチャレンジ カービィのすいこみ大作戦
メイスナイト:同じく鉄球を武器にしたキャラ
ギガントエッジ:攻撃モーションが似ている
シャドーカービィ:元々ザコ敵だったが、サブゲーム内のラスボスに昇格したキャラ
アニメ関連
ナックルジョー…アニメ版における宿敵