概要
おっす! かくとうかのコピーっす。
ボタンをおすながさで、つよいパンチと
よわいパンチを つかいわけるっす。
・・・いくらさがしても、
コマンドひっさつわざなんて ないっすよ。
(星のカービィ スーパーデラックスより)
カービィが「格闘家」の力をコピーした形態で、その名の通り、打撃や投げなど様々な挌闘技が使える能力。所持している技の数は全コピー中最多を誇るが、格ゲーのように複雑なコマンド入力は必要ないので、威力の高い技も簡単に発動できる(一部除く)。
スマブラシリーズではカービィの肉体技の元ネタとして一部のファイターの技が導入されている。
『カービィバトルデラックス!』ではBとYのボタンの組み合わせで計8種類のコンボが可能。手数で勝負できる。
「生身で格闘を行う」「様々なコマンド技を持っている」など個性が強く、ゲームアクション的に目立ちやすい事もあり『ウルトラスーパーデラックス』の「格闘王への道」ではイントロムービーの能力として登場したり、アニメでも多用されたコピー能力(学校関連の道具を吸い込んだ際には相手が魔獣教師でただの暴れものなので「ファイターになれる」と解説もされた)であり、アニカビ以降の『鏡の大迷宮』から『スターアライズ』までの本編シリーズでは常連のコピー能力であった。
しかし、3D化した『星のカービィディスカバリー』ではカービィの大きさの関係や3Dアクションにおけるコマンド入力の難度の高さ故なのか採用されず皆勤賞は途絶える事になった。
楽に放ててそれなりの威力があるスマッシュパンチを発動できる作品を除いて、ボス戦でコマンドミスで自滅せずに戦っていくにはそれなりのテクニックが求められる。
漫画『も~れつプププアワー!』では普段は無邪気なカービィがこの姿で必殺技を放つ時には表情がガラリと変わる。
容姿
頭に赤い鉢巻を巻いた姿となる。
『鏡の大迷宮』では3Pやカラースプレーの「レッド」を使った場合、鉢巻の色が白くなる。
『星のカービィWii』以降はデザインが変更され、鉢巻に星とラインの模様が追加された。
使用技
(地=地上、空=空中、D=ダッシュ中、敵近=敵のそば、弱=短く、強=長く)
『SDX』及び『USDX』から登場
- バルカンジャブ(地/B弱)
地上技。ボタン連打で目の前に高速のパンチを繰り出す。途中で長押しするとスマッシュパンチが出る。
『鏡の大迷宮』と『参上!ドロッチェ団』では、ここからハイキック→スパイクパンチとコンボを繋げられるようになった。
- スマッシュパンチ(地/B強)
地上技。拳から衝撃波を飛ばす。
- あしばらい(D/B弱)
地上技。ダッシュ中に発動できる。
前方の敵にあしばらいで小ダメージを与える。3D作ではヒット中地上に拘束する。
- スピンキック(D/B強)
地上技。あしばらいの強化版。
回転を加えた強力な蹴りを繰り出す。
『星のカービィWii』でモーションが変わり、若干浮かびながら突進する3段回し蹴りになった。
ところでファイターには昇龍拳、波動拳に似た技があるのだが、3Dのコレは竜巻旋風脚に似ていない。
そもそも一瞬しか回転しないせいで回し蹴りというより飛び蹴り。
- ふみつけげり(空/B弱)
空中技。下方の敵を踏みつけるように攻撃。
- ダブルキック(空/B強)
空中技。内容はスマッシュパンチの空中版といった所。
足から衝撃波を飛ばす。なお、テレビアニメではこちらのような動作で「スピンキック」としていた。
- ライジンブレイク(上+B強)
地上技。いわゆる昇龍拳。多段ヒットするアッパーを繰り出す。アニメ版ではカービィの最強技の1つで「ライジングブレイク」と称された事がある。
rising(駆け上がる)なのか雷神なのかについては解釈が分かれる所。両方の可能性もあるが。
- ファイターつかみ(地・敵近/上or前+B)
地上技。名前通り、目の前の敵を掴む。
ここから投げ技に繋げられる。
『鏡の大迷宮』及び『参上!ドロッチェ団』では、ここから強制的にいずなおとしが発動するようになった。
- かたてなげ(つかみ+Bor上or前)
ファイターつかみから派生。
敵を前方へ投げ飛ばす。
- ともえなげ(つかみ+下or後)
ファイターつかみから派生。
敵を後方へ投げ飛ばす。
ヘルパーのナックルジョーは何故か使用出来ない。
『鏡の大迷宮』及び『参上!ドロッチェ団』から登場
- ハイキック(バルカンジャブ後B)
バルカンジャブから派生。
敵を蹴り上げる。
- スパイクパンチ(ハイキック後・敵近/B)
ハイキックから派生。
蹴り上げた敵を下方へ殴り落とす。
- スピンキック(B)
地上技。SDXの同名技とは性能が異なり、独楽のように高速回転しながら前方に蹴りを繰り出す。
- ジャンプスピンキック(空/B)
空中技。スピンキックの空中版。
前者は発動と同時に前方へ進むが、こちらはその場からほとんど移動しない。こちらは竜巻旋風脚に近い。
- ムーンサルトキック(空+敵近/B離す)
地上技。ダッシュ中に発動できる。前方の敵を蹴り上げる。
『星のカービィWii』以降は空中技。敵との距離が近いと上記の「ふみつけげり」がこちらの技になる。
- スカイキック(空/下+B)
空中技。斜め下へ急降下する蹴り攻撃。
中ボスやボスに対しては非常に有効な技。
- いずなおとし(つかみ後自動発生)
ファイターつかみから派生。高くジャンプした後、敵を掴んだまま地上へ落下する。ニンジャカービィも使える。
- パワーショット(B長押し)
地上技。いわゆる波動拳。
前方へエネルギー弾を放つ。チャージするとメガパワーショットになる。
『トリプルデラックス』では、名前が「はどうショット」に変わっている。
- メガパワーショット(下+Bほどよく長押し~離す)
パワーショットの強化版。
前者よりも強力なエネルギー弾を放つ。体力が1の時は、チャージ時間ゼロで使える。はどうショットと同じく、『トリプルデラックス』では名前が「メガはどうショット」になっている。
体力次第で強化される仕組みはスマブラシリーズにおけるルカリオの波導システムと似ている(あちらもはどうだんが大ダメージを負うとそれに比例したサイズに巨大化する)。
『星のカービィWii』より登場
- はどうショット(地/下+Bちょい長押し~離す)
- メガはどうショット(地/下+Bほどよく長押し~離す)
前述の通り、パワーショットの名前が変わったもの。
- そっこうメガはどうショット(地/下+前+B長押し)
地上技。コマンド入力(波動拳コマンド)により、メガはどうショットをノーチャージで撃てる。
- ギガはどうショット(地/下+Bめちゃ長押し~離す)
はどうショットのさらに強化版。メガはどうショットよりも強力なエネルギー弾を放つ。
炎属性が追加され、導火線や氷ブロックといったギミックに対応できるが、スターアライズでは炎属性のフレンズ能力が使えるのは複数人数プレイに限られる(CPに合図を出してもブンナゲフレンズとしか判断しない)。
- せおいなげ(つかみ+下or後)
ファイターつかみから派生。
基本的な内容はスーパーデラックスにおける「ともえなげ」と同じ。
ともえなげと違いナックルジョーも使用可能。
『カービィバトルデラックス!』より登場
- クイックジャブ
目の前を素早く殴る。バルカンジャブやスピンキックに派生。
- キック
素早く目の前に蹴りを繰り出しながら突進。こちらもバルカンジャブやスピンキックに派生。
- ファイナルスピンキック
バルカンジャブやスピンキックから派生。強力な蹴りで敵を吹っ飛ばす。
アニメ版にのみ登場
- ねこだまし
53話において、カプセル魔獣の一人「ヤンキーセキトリ」との戦いで披露。
相撲における戦法の一つである猫騙し同様、敵の目の前で手を叩いて怯ませる技。
主なコピーできる敵・物品
登場作品
- スーパーデラックス/ウルトラスーパーデラックス
- 星のカービィ(アニメ)
- 鏡の大迷宮
- 参上!ドロッチェ団
- 星のカービィWii/星のカービィWiiデラックス
- トリプルデラックス/カービィファイターズ!
- カービィファイターズZ
- ロボボプラネット
- カービィバトルデラックス!
- スターアライズ
- カービィファイターズ2
余談
- 『スーパーデラックス』の「かちわりメガトンパンチ」や『鏡の大迷宮』・『Wiiデラックス』の「ギガトンパンチ」でも、カービィはこの能力と同様の見た目になる。
- 『夢の泉デラックス』には未登場だが、海外版のパッケージやROMにアニメ版のファイターの立ち絵が使われている。ビジュアルがほぼ同じバックドロップが登場しているため、一応パッケージ詐欺ではない…はず。