概要
この表記の場合は、メタナイトの方がカービィに対して能動的であったり、意識をしていたり、カップリングにおいて攻めの位置になっていたりすることが多い。
公式設定でカービィは性別不明であり(比較的男性のイメージが多い)、メタナイトも極めて男性的ではあるものの設定的に性別不明な種族なのか今のところ公式から男女の明言はされていない。
そのため描き(書き)手によってBLにもNLにも(稀だとは思われるが)GLにもなり得る。
原作(ゲーム)
『星のカービィ』シリーズのゲーム作品内では、主人公のカービィにとってメタナイトは、時と場合によって敵にも味方にもなる存在として描かれている。
二人が作中で対面する最初の作品『夢の泉の物語』において、メタナイトはカービィに対して部下を差し向けたり剣を渡して一騎打ちを求めたりと敵として立ち回る一方で、ステージを進むカービィへ無敵状態になるキャンディーを投げ渡してくるような場面も何度かある。
メタナイトのこの行動の理由については、今のところ明らかにされていない。
また、メタナイトの仮面の下には、カービィとそっくりな素顔が隠れているが、両者の関係についての設定も未だ不明である。
ステージボスとして立ちはだかれば強敵である場合が多いためか、もっぱら「ライバル的存在」というニュアンスで紹介されるが、メタナイトがカービィへ最も敵意を露わにしていた『メタナイトの逆襲』以降は、
・『鏡の大迷宮』や『毛糸のカービィ』でメタナイトがカービィを援護する
・『星のカービィWii』で一緒に冒険をする
・『タッチ!カービィ』の2作品目『スーパーレインボー』の収集要素内でカービィがメタナイトを友達だと思っているような描写がある
・『ロボボプラネット』のムービーシーンで、気を失ったカービィが目覚める直前までメタナイトが傍に居た描写が一瞬映る
...など、昨今はどちらかと言えばお互いに好意的であるような場面が見受けられる。
(※以上はほんの一例である)
アニメ
TBS系列局(ただしテレビ山口では放送なし)で2001年10月~2003年9月の期間、全100話放送された、アニメ版『星のカービィ』(通称「アニカビ」)では設定がゲームと異なっている。
カービィは目覚めたばかりの赤ん坊の星の戦士であり、その目覚めを長年待っていた元・星の戦士のメタナイト卿はカービィが一人前の戦士として成長していく過程を見守る立場となっている、師弟のような親子のような関係である。
その様子から、メタナイト卿は一部の視聴者に「パパナイト」と呼ばれることも。
小説
角川つばさ文庫より2013年8月から出版されている小説版星のカービィシリーズでは、原作に近い関係となっている。
ただ、ゲーム内では基本的に掛け声程度の言葉しか発しないカービィがこの小説においては普通に喋り、メタナイトに対しては頻繁に飛びついたりとかなり懐いている様子が見られる。
一方、メタナイトはカービィの天真爛漫な振る舞いがやや度を越す時やデデデ大王との小さなケンカが絶えない様子に呆れつつも、所々でカービィへの友好・敬意・憧憬といった感情を抱いているような描写がある。
その他
漫画版「星のカービィ」では女装したカービィにメタナイトが一目惚れして結婚を申し込み、「子どもは10人は欲しいな」とまで言っている。
シリーズ25周年目を控えた時期から公式によるイベントやグッズ販売等の展開がめざましいものとなり、その中でも時折、二人の交流を窺うことができる。
さらにはなんと2人をモチーフにしたペアリングまで発売された。外部リンク
コラボカフェ『カービィカフェ』やボードゲーム『カービィのスイーツパーティー』では、招待を受けたらしいメタナイトがカービィの家へと訪れている姿も。