概要
CV:緒方賢一
第78話『発進!エスカルゴン・ロボ』で、エスカルゴンがデデデによる人使いの荒さから逃れるために徹夜で開発した、デデデの声を音声認識し、彼の言うことなら何でも聞く全自動ロボである。
1回目
最初はデデデの要求をそつなくこなし、一見成功したかのように思えた。しかし、「カービィをやっつけろ!」といった、エスカルゴンが予期しなかったデデデの無茶な命令の連続に機体が耐えられず、壁に激突しまくって大破してしまう。
2回目
フームの協力を得て修理したのだが、デデデの部屋の掃除をした結果、エスカルゴンが一番の被害にあったうえ、最終的には再び大破してしまう(後のフームの発言から、デデデがまたカービィを襲うような命令をしたのが原因だと思われる)。
3回目
再びエスカルゴンとフームにより修理されたが、遂に修復不可能に陥り、結局はエスカルゴン自身がロボに扮した(この時点で本末転倒に陥っている)。デデデにカービィを倒すように命じられて彼をバズーカで攻撃するも、メタナイトに邪魔されて壊れ、エスカルゴンは大ケガをしてしまう。
エスカルゴン・ロボ2(事実上の4回目)
CV.
変形前:緒方賢一
変形後:龍田直樹
自身の手でロボを修復できなくなったエスカルゴンが次に考えたのは、ホーリーナイトメア社に足りないパーツをダウンロードすることだった。
『超高性能形状記憶付き変幻自在ナノテク超合金メカ』をロボに組み込んだことで、超高性能かつ優しい心を持った『エスカルゴン・ロボ2』が再誕した。
しかし、上記の部品はホーリーナイトメア社からダウンロードしたものであるため、当然罠もないはずがなかった。
背中にボタンが追加されており、緑を押せば優しい心を失って戦闘形態となり、赤を押せば魔獣の如く暴れまわるのである。
そして、デデデは好奇心を抑えられず、カスタマに説明されたことで、これらの押してはいけないボタンを押してしまう。それは、エスカルゴンにとっての悲劇であり、ホーリーナイトメア社にとっては狙い通りの計画であった。
変形形態
通常形態
エスカルゴンにとっての「想定した性能」にして、ホーリーナイトメア社にとっての「表向きの性能」である。
料理の腕前に関しては、具体的には「エスカルゴン・ロボ2の1分間クッキング…」と言って満漢全席を1分で作ってしまうという規格外のものである(これだけ高性能であればワドルディの料理が不要になりそうである)。また、エスカルゴンの思想が反映された結果、戦いを嫌うようになり、デデデに「エスカルゴンを殴れ」と命令されても「ロボは戦いません。マッサージします。」と拒否していた。
言語能力に関しても、これまでのロボがほとんど「はい」としか喋らなかったため(一応壁にぶつかったりした場合はほかの言葉も喋っていたが)、大幅に向上していると思われる。
ハイテク戦闘ロボモード
殻後方の緑のボタンを押すと起動する。手に剣を握り、テーブルを一刀両断してしまう。
戦闘ロボモード(魔獣エスカルゴン・ロボ2)
殻後方の赤いボタンを押すと起動し、もはや元には戻らない。
ホーリーナイトメア社にとっての「想定した性能」で、飛行形態となり腕からはミサイルを発射して暴走する。
また、魔獣らしくカービィに襲いかかるが、ミサイルを吸い込んで変身したボムカービィに巨大爆弾を投げられ、木端微塵に爆破されてしまった。
エスカルゴンのロボに対する思い
彼はロボの生みの親であるゆえに相当な思い入れがあるようで、ロボの故障を気遣うあまり過保護になり、当初の想定とは逆に本人の負担はむしろ増えてしまった。また、2度目の大破時には涙を流して悲しんでいたため、人間相手のような愛着を持っていたと言える。
ロボ2が完成したときには「我が子よー!」と泣いて喜び、緑のボタンによって戦闘形態になった際は「ダメでゲス、美しい心と愛を失ってしまっては!」と叫び、その後は終始「エスカルゴンロボやーい!お願いでゲス!心優しい科学のロボに戻るでゲスよー!」、「止めて~壊さないで~!ロボと私は一心同体でゲス!!」と涙ながらに訴え続けた。
前述の通り、無残にもロボは破壊されてしまったものの、そんな彼にデデデはロボ3の製作を推奨していた。
ちなみに、エスカルゴンは最初のロボ開発からロボ2大破に至るまで、この4日間にわたり徹夜で過ごしていたため、この直後に睡眠不足によりその場で眠ってしまった。