概要
おりょうりのじかんが やってまいりました!
きょうは、そこらへんにおちている
てきたちを しょくざいにしようとおもいます。
1回ぽっきりの このチャンス、
ぞんぶんに おたのしみください!!
(『星のカービィ スーパーデラックス』より)
カービィが「料理人」の力をコピーした形態で、敵を美味しい料理に変える1回切り使いの能力。
コピーの紹介文(上記参照)も含め、そこはなんとなく狂気じみている。どうしてもじゃない。彼が殆どの作品で、歌とは対照的に料理が上手いとされているのはこのコピー能力が原因である(ただし小説版では料理下手という設定)。
『星のカービィ スターアライズ』でも使い切り能力である事に変わりはないが、ヘルパーとしてコックカワサキが出現するようになった。ヘルパーにしたカワサキの方は様々な技で攻撃できる上、クールタイムを挟んで何度でもクッキンポットを使えるようになった。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではカービィの「最後の切りふだ」として登場。近くにあるキャラクターやアイテムを片っ端からクッキンポットに投げ込んで回復アイテムを生成し、投げ込んだキャラクターを斜め上に吹っ飛ばす。
見切られて回避されやすく、隙も大きいため「最後の切りふだ」としては使い勝手がいまいち。また、生成したアイテムを横取りされる事もしばしば起きる。
この使いにくさが原因だったのか、続編の『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』からは、「最後の切りふだ」がウルトラソードに変更された。
アニメ『星のカービィ』では一発系の能力ではなく、フライパンを武器とした戦闘用のコピー能力として使用しており、フライパンを投げて攻撃したり攻撃を反射したりとテクニカルな能力であり、ホーリーナイトメア社から送り込まれた魔獣たちも次々と美味しく調理されていった。一方文字通り「調理する」という能力の為に戦闘に特化した相手や調理出来ない魔獣は苦手であるという欠点がある。
コックカワサキが準レギュラーなこともあり出番は非常に多く、総登場回数はなんと8回。これはファイアカービィに次いで二番目に多い回数である。
容姿
技を発動するも共通してコック帽をかぶった姿となり、おたまと小さなフライパンで敵を呼び出し、調味料片手に大鍋で調理する。
アニメ版では万能の調理器具となる大きなフライパンを手にしている。
『スターアライズ』以降は帽子に星型のバッジが追加された。
使用技
- クッキンポット(B離す)
コックの基本にして唯一の技で、一度使うと能力は消失する。ヘルパー・カワサキの場合何度でも使えるが、再使用までに時間を置く必要がある。
画面内にいるザコ敵や倒れた中ボス、ボスが出す星や一部のオブジェクトを片っ端から大鍋に放り込み、ぐつぐつ煮込んで回復アイテムに変えてしまう。
ちなみに『スターアライズ』では料理中にグリーングリーンズの鼻歌を歌う。かわいい。
さらに『スターアライズ』からは全員鍋に入った後もボタンを押し続けると、怪しい味付けによりマグマソースを噴き出しての攻撃が加わる「さいごのばんさん」となる。地味に炎判定があるため、氷や草を破壊する事も可能。こちらはカービィダンスの鼻歌。かわいい。
なお、どちらもカワサキが使用する場合は長押し時間が少し長くなっている。
カワサキのみ
- おたま(B)
素早く伸びるおたまを前方に突き出して攻撃する。
真上に攻撃する「うえおたま」(上+B)も存在する。
- しょっき(D空/B)
空中から瀬戸物の食器をばら撒いて攻撃する。
アニメ版のみ
- リフレクトパン
フライパンを構え、火炎放射などを正確に跳ね返す。
- フライパンサーブ
弱めの火球をフライパンで叩き飛ばす。
- カービィステーキ、カービィ精進定食
能力によって料理を作り出し、それを逆に消したりもできる。とある理由から食に悩まされたワドルディ達に振舞った。
派生能力
フレンズ能力
- ニコーミフレンズ/ナベブッパフレンズ
味方にフレンズヘルパーやドリームフレンズがいる状態でクッキンポットを使うと発動する能力で、フレンズも鍋に放り込み、フレンズにちなんだ食べ物と共に吐き出す。更にさいごのばんさんから派生させた場合ナベブッパフレンズとなり、フレンズを鍋から勢いよく発射して攻撃する技になる。
各フレンズ・敵キャラに対応する料理は以下の通り。コピー能力を持つカービィの場合は能力に対応するヘルパーと同じ食べ物が出現する。
ちなみにカインについては、技や水中でカインに交代している状態でスペースジャンプすると鍋に入れられる。
主なコピーできる敵・物品
登場作品
- 大乱闘スマッシュブラザーズX(最後の切りふだとしての登場)
余談
- カービィカフェに登場したシェフ姿のカービィは同じように星の付いたコック帽を被っている。
- 実は『デデデでプププなものがたり』の第2巻のエピソード「デデデ大王、レストランを開く!!」に於いて、この能力が先駆けて登場している。当時はまだスーパーデラックスも発売されていないので一種の予言となったわけである。なお、この時にはコックカワサキもいなかったのでカービィはコック姿のバウンダーを吸い込んでコピーしていた。