「じごくの 業火が 生ぬる〜く
思えちゃう くらい、
おっそろしい目に、
あわせて あげるん だからっ!」
概要
CV:高橋李依
突如ポップスターに現れた暗黒要塞「ジャマハルダ」の指揮を執る三人の女性幹部「三魔官」の一人。異名は「業火の三魔官」。
人物
炎のように燃え盛るような赤いツンツンヘアと褐色の肌をしている女性。炎の力を宿した剣と大砲で戦う。情報公開前はボーイッシュな見た目から男と思っていたファンも多かった。
一人称は「アタシ」で、やや荒っぽい女言葉を話すお転婆かつ熱血な性格。同じ三魔官のフラン・キッスとは戦友以上の絆があるらしく、ゲーム本編でもカービィに「よくも、よくも、よくも、アタシの「フラン・キッス」ちゃんをイジメてくれたわね!」と発言している。
よくキッスの部屋に遊びに行っているそうだが、何でもすぐに溶かしてしまうため怒られてしまう様子。それでもめげずにまた行っているらしい。
フラン・キッスからは「ルージュさん」と呼ばれ、彼女とは相思相愛を超えた固い絆で結ばれており互いを傷つけられたり離れ離れになる事を嫌っているが、ルージュは特にその傾向が強い。
カービィの事を「ずんぐりピンク」と呼んだのは彼女が初めてである。
公式Twitterの「三魔官のスタアラ★特報」では2018年2月16日から同年3月19日までフラン・キッスに代わって情報を発信した。
炎属性のためか寒い環境が苦手らしく、2018年の大晦日イラストでは雪が降る中平然とするキッスの横で非常に寒そうな表情をしていた。
Theアルティメットチョイスにおける「魂が飛び出る辛さExtra」のポーズ画面で過去が断片的に明かされた。
絶体絶命の中で業火が迫り、天に向かい叫んでいた時、現れた旅人(ハイネスと思われる)に拾われ、魔力を与えられた結果炎を操る才能を覚醒させたという。ファンの間では「戦争での空襲か焼き討ち、もしくは火事に巻き込まれたのでは?」と考察されている。なお、公式Twitterで明かされたデザインラフ段階の資料では、三人中最も信仰心が薄いとされている。
ちなみにキッスが拾われたのは吹雪の中なので、実の姉妹という訳ではないようである(生き別れという可能性も否定できないが)。
劇中での活躍
ワールド3暗黒要塞ジャマハルダの「中おう深部」で戦闘となる。
星の○○○○においてはドリームフレンズを主人公にした場合、実に12名中半分の6名のパートにおいて「フラン・キッス撃破後にリセットフロアも休憩もないまま連戦を挑んでくる」という仕様になっている。
異名が示すように炎を纏った剣の攻撃が得意で、大砲を使った強烈な火炎放射『オーブン・ウェルダン』もぶっ放してくる。この火炎放射はため時間があり、水・氷・風属性で導火線の火を消せば暴発で気絶させることができる。攻撃に隙が大きいのが付け込みどころ。
攻撃で出ることがある赤い星からはファイア、地面に刺さった剣からはソード(水・氷・風属性で火を消さないと吸い込めない)、石からはファイア(火が点いている場合)/ストーン(火を消した場合)を、それぞれコピーできる。
『バーベキューパーティー』は垂直に剣を何度も突き刺してくるうえ、最後にバーベキューの具の如く多量の岩を投げつけてくる。しかも剣の突き刺しをまともに受けると行動不能+ダメージ不可避となる。また、『バーストジャンプ』で左右に大きく移動することはあるが、キッスの『エレガントエスケープ』に比べると3D移動をしないため把握しやすい。
『レッドホット・ベイクドソード』は剣を次々に地面に突き刺してくる上に火柱が上がる。水・氷・風属性の攻撃なら剣を攻撃することで火柱を消せる。
小説版でも文字通り烈火の如き攻撃でカービィたちを苦戦させるが、スプラスティックによって打開された。
ジャマハルダ崩壊後はワールド4の「小惑星メラーガ」で再会する。
この時、毎日神様にお祈りしているご褒美だと嬉しそうにしており、ハイネスのためにカービィを消し炭にしてやろうと再戦を挑んでくる。
この時の二つ名は「災来する業火」となっており、攻撃は「中おう深部」の時よりも激しくなっている。
剣撃の最後『ベルジュ・フィニッシュ』にしか行わなかった火炎弾一斉発射は、剣撃とは別個に単体で『ファイアボール・サーカス』として放てるようになっている。
突進攻撃『フラン・フランベ』は『ロングフラン・フランベ』となっており、移動距離が長くなっている。
大砲による火炎放射は『ファスト・オーブン・ウェルダン』になっており、猶予時間の短縮や、逆サイドに回りこんでの発射など少し工夫を入れているものの、隙の大きさは相変わらず。
『レッドホット・ベイクドソード』は剣が6本に増えている。
彼女にとってメラーガの環境は居心地が良いらしく、任務を少しサボタージュしているとの事。
火山のような小惑星メラーガの環境を気に入ったが、ポーズ画面にて、もし氷属性のフラン・キッスが一緒に来たらすぐ溶けてしまうとツッコまれている。
二度目のザン・パルルティザーヌ戦後のハイネス戦(後半)ではキッス・パルルティザーヌと共に意識のない状態で再登場し、投げつけられたり武器にされたり盾にされたりと忠誠を無下にされるような扱いを受ける。
ハイネス戦後には主人や同僚共々彼女らが祀る神の復活の為の生贄となったが、最終決戦の中でラスボスの体内から生還する。
ちなみにストーリーモードにおいてはラスボスの体内にある繭から剥がれ落ちる際に他の2人やハイネス同様食べ物も出てくる。彼女の場合はホットドッグ。
戦闘BGM
正式曲名:「Prayer song to God」
作曲者:安藤浩和
キッスと同じ曲が流れる。
余談
名前の由来は剣の一種「フランベルジュ」(フランス語で「炎」の意味)からだと思われる。
メニュー解説や台詞などの関係性からファンからフラン・キッスとの百合的なカップリング扱いをされている。また、キッスとルージュの声優同士も非常に仲が良いが、これが関係しての設定かは不明である。
隠しモード「Theアルティメットチョイス」にも登場。
「辛口ぼうけん味」のみ初戦仕様、「極辛ピンチ味」〜「魂が飛び出る辛さ」では災来時仕様、「魂が飛び出る辛さEX」では白い衣装を着た強化版(3人1セットと同じバージョン)となっている。
この「魂が飛び出る辛さEX」で単独出現した時は、三魔官は後半戦に入った時に最初に砲撃系の技を使用しないが、彼女の場合は最大の隙ともいえる『ファスト・オーブン・ウェルダン』が該当するため、大幅に強化された。また、『バーベキューパーティー』が飛躍的に速くなっているので、回避に専念することを最優先で動こう。『レッドホット・ベイクドソード』は一度に3本ずつ剣を突き刺してくるようになっている。
ちなみに炎という性質からスイーツを連想するのが難しかったためか、他の三魔官とは異なり、アイテムや技名にスイーツをモチーフとしたものが使われていない(バーベキュー、オーブン、フランベなど)。
なお、オーブンやフランベはスイーツを作る時にも使われる調理技術で、さらに英語版ではジャマハルダ戦にて「even tasty, toasty marshmallows will seem like ice cubes compared to you!(おいしい焼きマシュマロでさえアンタに比べて氷みたいに見えるわ!(意訳))」と言っており、甘いものに縁がないという訳でもなさそうである。
スーパーカービィハンターズではスタンプの他、クエストを進めるとみなとまちにキッスと共に背景に登場。
ボイスが流れるのと同時にメッセージが「もえてきたわ!」と描かれており、萌えキャラとしてネタにされることも。