概要
グリーングリーンズとは、初代『星のカービィ』、または『星のカービィスーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』のモードの一つ「はるかぜとともに」の第一ステージ。ボスはウィスピーウッズ。
ゲーム初心者が操作に慣れるためのチュートリアル用ステージとなっており、雑魚敵を吸い込んで吐き出す・ホバリングで飛ぶといった基本的なアクションを学べる。
……しかし、『星のカービィ』のエクストラゲームとなると話は別。
前方や上空から突撃してくる雑魚敵が非常に多く、吸い込みが間に合わないまま接触ダメージを貰いやすい。
ボスのウィスピーウッズも大幅に強化されており、特に3ダメージ受けるゴルドー落としや、爆速で連射される空気弾は非常に鬱陶しい。
BGM
原曲
正式曲名 | GREEN GREENS |
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作曲者 | 石川淳 |
このステージの道中で流れるBGM。軽快で疾走感のある一曲として評価は高い。
後のシリーズでもステージでこの曲が流れたり、ボスとの戦闘曲の途中のフレーズとして使用されたりと、どの作品でも必ず何らかの形で使われており、カービィシリーズの看板と言うべき楽曲&ステージとなっている。
以下、特徴的・著名なアレンジを記載(一部ネタバレ注意)。
星のカービィ 夢の泉の物語
正式曲名 | 白黒(Game Boy)面の平地の面 |
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編曲者 | 石川淳 |
7-6が前作のグリーングリーンズを再現したエリアとなっており、ファンサービスとしてこのBGMが使われた。
原曲よりも半音低い。
正式曲名 | キラキラマーチ |
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作詞者 | 柳川真寿美 |
編曲者 | 高生隆嗣 |
歌唱 | 宮田まこ |
サウンドトラックに収録された、本曲のボーカルアレンジ。1UPのSEも所々使用されている。
星のカービィ スーパーデラックス
正式曲名 | GREEN GREENS |
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編曲者 | 石川淳 |
後半のフレーズにアレンジが加えられ、ベースが追加。以降のアレンジはほとんどがこのバージョンをベースにしている。
正式曲名 |
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編曲者 | 石川淳 |
オーケストラ風のアレンジ。「カービィ凱旋のテーマ」のフレーズもある。
壮大な背景も相まって世界観の構築に一役買っている。
大乱闘スマッシュブラザーズDX
正式曲名 | グリーングリーンズ |
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編曲者 | 安藤浩和 |
「水晶の畑エリア」を意識したオーケストラ風。
イントロと後半には「カービィ凱旋のテーマ」のフレーズがある。
星のカービィ 夢の泉デラックス
7-6のバージョンも続投しているが、アレンジは『スーパーデラックス』寄りになった。
「カービィのエアグラインド」のBGM。
前半パートは対旋律の目立つアレンジになっているが、後半は原曲寄り。サイバーながらも疾走感に溢れる雰囲気。
カービィのエアライド
正式曲名 | シティトライアル:チャージタンク暴走 |
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編曲者 | 石川淳 |
「カービィのエアグラインド」のアレンジ。
2コーラスで1ループするように音が増やされた。
正式曲名 | スタジアム:ゼロヨンアタック |
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編曲者 | 安藤浩和 |
初の短調アレンジ。
「水晶の畑エリア」同様、「カービィ凱旋のテーマ」とのミックスアレンジとなっている。
毛糸のカービィ
正式曲名 | グリーングリーンズ |
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編曲者 | 安藤浩和 |
ウィスピーのもりのBGM(CMでも流れていたが、本編で流れるのはかなり終盤の方である)。後半は『大乱闘スマッシュブラザーズDX』寄り。
ピアノやリコーダー、鍵盤ハーモニカを使った温かみのあるアレンジだが、安藤氏は全パートを自分で演奏したとのこと。
星のカービィWii
正式曲名 | グリーングリーンズ/星のカービィ Wii ver. |
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編曲者 | 安藤浩和 |
ローアの入り口とコピーお試し部屋で流れる。CMでも使用された。
リコーダーで演奏されており、後半は「ぼうけんのはじまり」のアレンジとなっている。
正式曲名 | グリーングリーンズ |
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編曲者 | 石川淳 |
キャリーチャレンジのBGM。
極力原曲に寄せられているが、後半部分の音源が異なる。
星のカービィ トリプルデラックス
正式曲名 | グリーングリーンズ |
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編曲者 | 安藤浩和 |
ステージセレクトで流れる。これも『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のアレンジ。
口笛のような音と高音のベースの複雑な音程が最大の特徴。
星のカービィ ロボボプラネット
正式曲名 | Re:グリーングリーンズ |
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編曲者 | 安藤浩和 |
本作の他の楽曲同様電子音が入り、一部フレーズが大胆に変更された。
星のカービィ スターアライズ
2Dアクションカービィの集大成ということで、随所にアレンジが使用。
またエクストラスターδでは最終エリアがこのグリーングリーンズの最初のマップを再現したものとなっており、GB音源を極限まで再現した原曲版がBGMとして使用されている。
そしてスペシャルゴールデンカービィ像出現シーンではJoy-Conの振動でこの曲が演奏される(床に置くと分かりやすい)。
正式曲名 | グリーングリーティング |
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編曲者 | 安藤浩和 |
序盤のプププランドステージの随所で流れている。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』版の前奏から「Re:グリーングリーンズ」(厳密には『カービィカフェ』の「新緑のカフェテラス」)のアレンジに移行する。
正式曲名 | 夢と新緑の残痕地 |
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編曲者 | 安藤浩和 |
大魔星マジュハルガロアと神降衛星エンデのフィールドBGMで、短調・3/4拍子アレンジ。
正式曲名 | 組曲:星羅征く旅人 第四楽章:生誕の希望 |
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編曲者 | 安藤浩和 |
ラスボスのエンデ・ニル第4形態戦で流れる。
全体的にアップテンポなプログレ風で、前半部分のフレーズに丸々使用した熱い一曲。
実はこの曲の没案が上述の「夢と新緑の残痕地」だった。そのため、一部のフレーズは非常に似通っている。
正式曲名 | 組曲:星羅征く旅人 最終楽章:煌めき星 |
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編曲者 | 安藤浩和 |
第3弾無料アップデートで実装された「魂が飛び出る辛さExtra」のラスボス、星誕ニル戦の戦闘BGM。
第四楽章のフルバージョンとなっており、途中から転調してピアノ・コーラス・オルガンが主体の非常に物悲しいテイストに変化、最終的にはGB風音源のグリーングリーンズになる。
そして3コーラス1ループとなる構成のためフルで約7分かかるという、シリーズ内でもトップクラスの長さを誇る(2ループ目は転調後の部分からスタートする)。
星のカービィディスカバリー
前作でアレンジが非常に多かった反動か、はたまた「ポップスターとは違う世界」ということを表現するためか、本作のフルアレンジは下記の1曲だけと極端に少ない。
一部フレーズ使用でさえ「SURVIVAL SWORD BOUNCER」(メタナイト戦の戦闘BGM)のBメロ箇所のみのたった2曲という徹底っぷり。
正式曲名 | ただいまカービィ |
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編曲者 | 安藤浩和 |
カービィハウスのBGM。
ピアノやサックスを使用したジャズ風のアレンジで、全体的に『トリプルデラックス』版に近い。
関連タグ
星のカービィ 星のカービィ(初代) はるかぜとともに ウィスピーウッズ
CROWNED:『星のカービィWii』のラスボス、マホロア第二形態戦の戦闘BGM。サビにフレーズが引用された。
前後のステージ
グリーングリーンズ→キャッスルロロロ