概要
『星のカービィシリーズ』に登場するザコ敵で、『星のカービィ2』にてバウンシータイという名前で初登場して以降、『カービィのブロックボール』からはバウンシーという名前で、主に『星のカービィ2』などの数字シリーズに登場している。
名前の由来は、「bouncy」という「よく弾む」の意味の単語からきており、その名の通り、ステージ上やその場で跳ねているだけで、攻撃などはしてこないし、コピー能力も無い為容姿以外には目立った特徴は無く、人畜無害な存在だが本体はともかく、なぜか結んでいるリボンに触れてもダメージを受ける。
ただし、『星のカービィ64』では、巨大なサイズのバウンシーがルームガーダーとして登場した。他にも、『星のカービィWii』では、シスターバウンドやハルカンバウンシーという亜種も登場し、近年では、嘗て数字シリーズ(非桜井作品)にしか登場しなかったキャラクターとは思えない程スタッフに愛されている存在。
因みに、頭にリボンをしているものの性別は今の所不明だが、漫画や創作物等では主に女の子という設定をされ、亜種としてシスターバウンドという女性風の名前のキャラクターが存在している事や、『スーパーレインボー』でのフィギュアの配置が女性を思わせる並びになっていることから、実質女の子だと断定しても過言ではない。
しかし、暫く公式上では性別不明であったが、Twitterでの星のカービィ25周年記念アカウントにおいて、ボスや仲間キャラ等の主要な女性キャラクターが介するバレンタインデーのイラストが公開され、その中に、彼女の姿が描かれていた。
この事から、彼女も女性キャラクターであると公式に認められたのではないかという声がファンの間で囁かれ、話題になった。
『星のカービィ3』の公式ガイドブックのキャラクター説明にて、「カービィと間違われるのが嫌でリボンを付けている」という表記がある他、『スーパーレインボー』でのフィギュアでの説明では「いつも飛び跳ねているのは、ジャンプした時に見える景色が好きだから。」という一文がある。
ブロントバートと同じく、名前を間違えられやすい為か、時々バウンジーと誤って書かれたり、時には一字違いのバウンダーと勘違いされる事がある。
容姿
UFOカービィに三段に渡ってばねの足がついている。もしくは、コーンに盛られたアイスクリームのような姿をしており、頭には赤いリボンを結んでいる。
リボンの大きさは、『星のカービィ2』では割と小さなサイズだったが、『星のカービィ3』以降はチュチュと同じくらいに大きなものを結んでおり、『タッチ!カービィ』や『星のカービィWii』以降は顔よりも大きくなっている。因みにリボンは、ぴょんぴょんと跳ねる度に、どんなに風が吹いていても、ふんわりと揺れている。
余談だが、明確に頭にリボンを結んでいると言え、尚且雑魚敵としての立場では、『あつめて!カービィ』にてタッピィやウトウトが登場した今でも数少ない存在である。また、シリーズを通して、雑魚キャラの中でリボンを結んでいるのはバウンシーが初であり、キャラクター全体で見ても、初代のラララに次いで2番目と古くからそのポジションを維持している。
『星のカービィ2』のみ、ばねの数は4つあり、何故か頭には2本(公式では3本)の毛が生えている。
各登場作品でのバウンシー
ゲーム作品
『星のカービィ2』では、常にカービィの方を向いており、3段階のジャンプで向かって来たり、強制スクロール面に至っては背後から猛スピードで跳ねてくるなど、後の作品に比べると敵キャラ感がある。
『カービィのブロックボール』では倒すと、なぜか頭(顔?)と胴体が分離して消滅し、チェンジャーを出す。
『星のカービィ3』では、常に定範囲で跳ねており、壁が無い限りは向きを変えず、ステージによってはそのまま海へと転落し、沈んでいく。後半ではなぜか氷の狭い穴の中で跳ねている者や、絵画が実体化してステージを跳ねまわる者もいる。
『星のカービィ64』では、その場でぴょんぴょんと跳ねていたり、川べりで向きを変えながら跳ねている者、火山の中で延々と跳ねている者も居る他、ルームガーダーとしてデカバウンシーという巨大化した姿で登場し、扉の前でぴょんぴょんと跳ねながらザコを生み出してくる。あのみんなのトラウマでも登場しており、此処ではボール姿ではない生身のデデデ大王と直接対面する数少ない場面がある。
『タッチ!カービィ』では、ルフトルインやパレットポリスにて大ジャンプを披露している他、ドロシア・ソーサレス戦では絵画から大量に召喚される。なぜかマグマに向かって跳び下りる者もいる。因みに、ミニゲームの「ブロックアタック」では、ブロックが消されてもその場で跳ね続けている。
『あつめて!カービィ』では、ミニゲームの「ピンボール」にて登場している。
『星のカービィWii』では、背後へ回り込むとこちらへ振り向くようになり、顔にリボンのデコレーションを施し、フリフリのようなものを纏って水玉模様の赤いリボンを結んだシスターバウンドや、黒い体で顔が白いハートマークに円らな瞳をし、ばねが(赤・黄・緑)の3色で、頭に白い羽のようなものを付けているハルカンバウンシーという亜種も登場した。
『トリプルデラックス』では、サブゲームの「大王のデデデでデン」にのみ登場し、プレイヤーに苦難を強いらせる圧倒的な跳躍力を披露して、いわばゴルドーと共に攻略の邪魔をしている。
『スーパーレインボー』では、他のキャラクター同様粘土の姿をしており、亜種のシスターバウンドと共に登場している。
『ロボボプラネット』では、サブゲームの「3Dチャレンジ」にのみ登場する。
『スターアライズ』や『ディスカバリー』では、スーパーレインボー以来久々にメインゲームに登場している。ただし、能力がないためフレンズにはなれない。
漫画・アンソロジー
16巻1話「遊園地を立て直せ!」に登場。「プププゆうえんち」の3代目支配人。隣にできた「ゴージャスランド」の所以で客足が途絶え、最後に楽しんでもらうためにカービィらを招待した。その後、カービィの半ば無理矢理な遊園地改造により、遊園地は崩壊しかけるが、逆に刺激を求める子供たちに人気が出たため、遊園地経営を続けることができた。ちなみにタイトルのページではカービィとの立ち姿の横に「バウンシー1回100円」という看板が置かれているが、何のゲームなのかは不明。ちなみに初登場は2巻7話だが、こちらは上記と異なり毛の生えたバウンシータイで、モブキャラとして1コマのみの登場。
脇役として随所に登場し、主に他の女の子キャラと一緒にいることが多い。メタナイトに助けられる場面も存在する。カービィ達との直接的な関わりは少ない。
- 星のカービィ カービィとデデデのプププ日記
97話にてカービィ、チュチュとともに“ピンク3人むすめ”というダンスチームを組んだ。
- 星のカービィ ぽよぽよな毎日
「リボンがカワイイ、ぴょんぴょん はねるキャラだよ。」との紹介文がある。
2014年 June号では最後に水たまりにてカービィと遊んでいる。
2015年 Spring号でも登場し、姿を見たチュチュが赤いリボンやピンクジャンプといった要素に注目し、「あの子もアイドル路線」だと呟いた。
- 星のカービィ プププヒーロー
- プププの大冒険 〜星のカービィ〜
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関連タグ
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