※この項目には『星のカービィ』シリーズに関する重大なネタバレが含まれています。記事を閲覧する際にはご注意ください。
ノヴァ:
「READY・>」
「アナタの・ねがいを・
・ひとつだけ・カナえて・
さしあげマス・・・>」
メタナイト:
「わたしのねがいは、もっと
強くなりたいこと・・・」
「このわたしにふさわしい・・・」
「銀河最強の戦士と、戦わせてくれ!」
ノヴァ:
「OK>」
「では・カツテ・その力ゆえに・
おそれられ・フウイン・
された・・・>」
「でんせつ・の・センシを・
よみがえ・らせ・マショウ
・・・>」
「・・・
3・2・1・GO!>」
概要
遥か昔に強すぎる力を恐れられて封印されたという「銀河最強の戦士」。メタナイトの「最強の戦士と戦いたい」という願いをギャラクティック・ノヴァが叶えたことで封印を解かれ、召喚された。
完全に倒せていないことから恐らく不死身だと思われる。
メタナイトと同じく仮面を付け、武器を持った戦士だが、天使のような羽根に十字が施された白い武装と神々しい雰囲気をもつ(仮面も十字に割れている)。右手に持ったランスで戦い、左手に持った盾で攻撃を防ごうとする。
仮面の下の素顔は判明しておらず、カービィやメタナイトとの関係は不明。また、彼自身の詳細な生い立ちも不明(なぜ膨大な力を得たか、どのように銀河最強の戦士として活躍していたか、など)。
英語名は「Galacta Knight」という。おそらく「Galactic」と「Meta」をかけてこの名前をつけたと考えられる。
そのことから、あだ名として「ガラクタ」「ガラクタナイト」など散々なことを言われている。
見た目からも仮面の模様から「しいたけ」「しいたけナイト」、持っている武器の見た目から「スイカバー」等、後に代々続くナイト系ボスの変なあだ名の元祖となってしまった。
復活した直後でも、見かけた物を片っぱしから斬りかかるなど性格はかなり好戦的。
作品別の登場
ウルトラスーパーデラックス
いにしえのじだいに その力ゆえに
ふういんされた でんせつのせんし
はるかなるときをこえ いざしょうぶ!
「メタナイトでゴーDX」のラスボス及び「真・格闘王への道」の四天王の3人目として登場。この作品が初出。
また、紫がかったメタナイツのいずれか一種類を3体召喚してくることがあり、特にメイスナイトは通常のメタナイツと違い、常に歩き回って鉄球を振り回してくると言う非常に厄介な存在となっている。
本人が使用する剣技は、メタナイトの逆襲のラスボスとして登場したメタナイトが使用する技の強化版で、さらに強力なガード削り性能も付加されている為、生半可な対応をすれば苦戦は必至。
しかし、メタナイトと違って常に浮遊しながら移動している性質上、ほとんどの攻撃はしゃがめば回避できてしまうという致命的な弱点がある(地面を走る衝撃波などもあるが、スライディングで対処できたりする)。
星のカービィWii
ココとはちがう べつジゲンから
このセカイに まよいこんできた
ぎんがさいきょうの せんし…
ジゲンをこえて じつげんした、
ゆめのバトルの まくあけだ!
『星のカービィWii』の「真・格闘王への道」の隠しボスとして再登場を果たした。
まさかまさかの再登場には驚きや喜びの声を出したプレイヤーは多いだろう。
新技もいくつか用意されていおり
- 炎の柱から打って変わって雷の柱を発動させる「ライジングスパイン」
- 光の剣を発生させそれを飛ばす「エナジーソード」
- 画面奥へ飛行し、上で述べたエナジーソードを一気に12本発生させ、それを流星の如く降らす「トゥエルブエナジーシャワー」
等といった新たな攻撃パターンを得ている他、体力が減ってくると本気になり、BGMも新しくアレンジされた専用BGMに切り替わる。
地味に移動方法が歩行へ変化したため、「しゃがめばほとんどの攻撃をよけられる」という『USDX』時の弱点を克服している。
また、ガードを行うようにもなっている。
対峙することになるのは「真・格闘王への道」のみだが、エクストラモードのEDで姿が写った(白く光っていて判りづらい)スクリーンショットが確認できる他、カービィのストーンで稀にメタナイトとギャラクティックナイトの像に変身する事がある。
また、クリア度が100%になると見られるカービィマスターではマホロアの隣に座っている。
トリプルデラックス
収集要素であるキーホルダーのひとつとして登場(『USDX』のドット絵)。
今作でもカービィマスターでマホロアの隣に座っている。
ロボボプラネット
その力ゆえ おそれられてきた、全てを ほろぼし
かねない 古の剣士。クローンではなく、未知なる
異空間ロードから 時空をこえ よびさまされた。
様ざまな時代で ふういん されてきた きろくが
残るが、しょうめつ させることは できていない。
「メタナイトでゴー リターンズ」にてギャラクティックナイト リターンズとして登場。
ノヴァと似た機能を持つ、星の夢がメタナイトの願いを叶えるために古の時代から召喚した。
召喚されるや否や、強制的に移動させた星の夢を敵と見做し一撃で切り裂き大破させる。
今作では、移動方法が『USDX』の時のような浮遊によるものに戻っているが、しゃがんで避ける事は出来ない。
ライジングスパインの回数が3回→5回に増えており、エナジーソードの数が12本→20本に増えた「トゥエンティエナジーシャワー」を使う。
また、新たな技として空間を切り裂いて極太のビームを放つ「時界大斬閃」が追加されている。
(余談ではあるが、この極太ビームには異空間の景色が映し出されているようであり、ごく稀に天かける船ローアの航行する姿を確認することができる)
ポーズ画面の解説によると様々な時代の様々な場所で封印されているが、消滅まで追いやれた者は誰もいないとのこと。
なお、撃破されると封印されて元居た時代に強制送還されているところから、「ギャラクティックナイトを封印したのは今作のメタナイトで、強制送還後にギャラクティック・ノヴァに封印されたのでは?」とも言われている。
この仮定を前提に考えると『USDX』で登場したギャラクティックナイトは今作でメタナイトが封印した後の存在という事になる(今作のは過去の世界から召喚された存在で、USDXのはリアルタイムの存在のため)。ただし『USDX』で封印された映像が流れていたが、ノヴァに呼び出された時は封印を解いた状態であったため、星の夢も召喚するとき解いていたのではとも言われている。
「真かちぬきボスバトル」にも登場しており、紫色のクリスタルに封印された状態で登場し、撃破後は『USDX』に酷似した演出の後に封印される事無く体を光らせ逃亡している。『USDX』に酷似した状況が倒されてすぐに起きていたため、爆発に巻き込まないよう離れた可能性がある。『Wii』の方も体が光っており、『USDX』と同じように離れてから暴走と爆発をした疑惑がある。
しかし、彼が星の夢を切り裂いた事で禁断のプログラムが起動してしまい…。
スターアライズ
「星の◯◯◯◯ スターフレンズでGO!」に登場。二つ名は「時巡る戦士」。今回もメインモードのラスボスの代わりに登場する。
…と、思っていたら…
スーパーカービィハンターズ
公式では明言を避けられているが、彼と思われる人物が登場する。
同一人物だった場合、現状ではこれが最初の封印ということになる。
詳しくはこちら。
星のカービィWiiデラックス
異空間ロードを抜け、ココとはちがう 別ジゲンから
このセカイに まよいこんできた 銀河最強の戦士。
数多のジゲンや 時をこえ、ジェムの ふういんは やぶられた。
ついに今、けっして出会わぬはずの 存在との… 夢のバトルが始まる!
リメイク後も他のモードには登場せず、真・格闘王への道で登場。
基本的な行動パターンは『Wii』と大きくは変わらないが、「レボリューションソード」は終了時に地面が爆発するようになったり(爆発する際には、衝撃音と共にBGMが小さくなる演出がある)、「エナジーシャワー」の本数は更に増えて30本になった。
なお、紫色のクリスタルの封印をスペシャルページでは「ジェムの封印」と表現されているが、こいつで「ジェム」となると思い浮かぶのは…
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズfor』ではギャラクティックナイト自身の参戦こそ叶わなかったものの、メタナイトの色替えに新たに彼をイメージしたカラーが7Pカラーとして用意されている(同じ様にダークメタナイト風のカラーも存在)。
また、Wii U版限定で彼のフィギュアも存在。
桜井氏の関わっていないカービィシリーズ出典のフィギュアはローアとマホロア、そして彼のフィギュアのみであるため結構貴重。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でもメタナイトの7Pカラーとしてギャラクティックナイトを意識したカラーが続投したのだが、なんと更に再現に磨きがかかっており、剣の色が彼のランスの色と同じになり、また仮面の穴も十字になった(形は少し異なる)。また彼の黄金の角も仮面上部のギザギザの色として再現されている。
また、『スマブラSP』の新要素であるスピリッツとしても登場。
こちらは剣を使った攻撃を強化する「剣攻撃強化」を持った最高ランクのLEGENDクラスのアタッカーという原作での実力を反映した性能になっている。サポーターの穴を一切持たないため自由が利かないのが欠点だが、代わりに能力が高くレベル99まで育てれば13345となり、この上は終盤のやり込み要素しかいない。
いずれも戦闘BGMの収録は(アレンジ、原曲共に)ない。
戦闘BGM
作曲者は3曲とも石川淳氏。
ウルトラスーパーデラックス
正式曲名:「銀河最強の戦士」
シリーズ内でもかなり異質な、ハードコアでパンクロックな曲調。エレキギターとドラムが無機質な雰囲気を醸し出す。
1ループこそかなり短いがテンポが非常に速く、後半には3/4拍子→9/16拍子→3/4拍子→7/16拍子→11/16拍子というマルクもビックリの変拍子が使われている。
Wii / Wiiデラックス
正式曲名:「異世界からの戦士」
本作から前半と後半でBGMが変動するようになった。前半戦のBGMはランディア戦のもの(「4つ首の守り神:ランディア」)。
『USDX』版をそのままブラッシュアップした正統派アレンジで、ドラムの重低音が強調されている。
なお『WiiDX』では、1Pがデデデ大王かメタナイトの場合は前半戦が「天を貫く絆の間」(『カービィファイターズ2』)、後半戦が下記の「時巡る銀河最強の戦士」に変わる。
また、『スターアライズ』で登場した時のBGMもこちらが使用されている。
ロボボプラネット
正式曲名:「時巡る銀河最強の戦士」
前半戦のBGMはグランドローパー戦のもの(「グランドローパー」)。
後半は銀河最強の戦士のアレンジVer.が流れる。全体にテンポが遅めで電子音が多用されている。
他メディアでの登場
漫画版
単行本8巻4話で登場。シリアスとはかけ離れたキャラクターで「オラオラ!」「~ぜ」が口癖。「銀河中のスイーツを食べること」と「スイーツ好きな女の子と結婚すること」が夢であり、銀河中のスイーツを食べ歩いている最中にポップスターにやってきた。
作中でもカービィのロールケーキを狙っており、カービィからロールケーキを奪おうとした。
だが、物語の最中、バウのちょっとした思いつきで…?
偶然か彼のモデルであるメタナイトは後に原作で甘党設定を付与されている。
原作と同じくメタナイトの望みをノヴァが叶えたことで登場。ドタバタギャグ漫画には異質な悪役であり、カービィとメタナイトの二人でも叶わないほどの強さを持つ。二人をやっつけた後、ノヴァに「ポップスターを死の星にしろ」と命じて殺戮を愉しもうとする。ところが激しい戦いによってノヴァは破壊されており、大爆発を起こしてしまう。これによってノヴァが叶えた願いもなかったことにされた。
その後、経緯は不明だが再び登場。アナザーナイトメアが起こした凶暴化事件の黒幕と勘違いされ、4人のカービィとメタナイトによって倒された(彼らはマントの男を追っていたのだが、羽をマントと勘違いされたため倒されてしまった)。
小説版
原作と同じような設定。小説登場が告知された時はどのようなセリフなのかを期待する声もあったが、台詞はなく感情表現などの彼の心情を描いた文が存在しない。
関連タグ
星のカービィ カービィ メタナイト ギャラクティック・ノヴァ 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス 星のカービィWii ロボボプラネット