「メタナイトが夜な夜なこっそり食べてるパフェ」とは、カービィカフェのメニューとして登場した料理の名称である。
*(左イラスト)公式とは一部衣装が違います
概要
2016年7月20日、カービィカフェの公式サイトがオープン。
カービィの顔のパンケーキやボリュームたっぷりのデデデのランチなど、カービィらしく可愛いらしいメニューが立ち並ぶ中…このメニューだけは文章的に皆が衝撃を受けた。
なんとあのメタナイトがこっそり夜中にチョコレートパフェを食べていたのである。
誰もが予想しない形で発表されたメタナイトの意外な一面に、思わずほっこりした人は少なくないだろう。
更なる公開処刑
同年8月19日、公式サイトにて東京でのカフェメニュー(大阪のメニューとは一部違う)が公開されたのだが…
なんと今度は朝起き抜けにアフォガートを食べていた事が発覚した。
正確な商品名は「メタナイトが起きがけにいきなり食べてるアフォガート」。
その後、星のカービィ25周年記念サイトでも甘いもの好きという噂があると紹介されている。
コミカライズ版も~れつプププアワー!ではメタナイトの派生キャラギャラクティックナイトは甘党設定があるのでそこから着想を得たのだろうか?
そして時は流れ…
2018年。再びのカービィカフェ開催の知らせに人々がワクワクを募らせていた9月10日、カフェメニューの一部が公開された。
そこにあったのは…
その名も「メタナイトがマントからこっそり取りだすフォンダンショコラ」
翌日の公式ツイッターアカウントいわく、こっそり忍ばせているとの噂ではあるらしいのだが…
あのあったかいスイーツをどうやって収納しているというのだろうか…?
かくて常設化が決まり…
東京ソラマチでのカービィカフェが幕を下ろしてから間もなく。2019年12月より「カービィカフェTOKYO」が常設オープンすることが発表された。
そして開店一週間前の12月5日、メニュー一覧が公開された。
やっぱりあった。
今回は黒蜜をかけたバニラアイスとわらびもちが添えられた抹茶ムースという大人っぽさ溢れる渋かっこいい一皿である。
そしてメタナイトが…
2020年11月からの「カービィカフェ WINTER」では新作ゲーム「カービィファイターズ2」にちなんだメニューの数々も登場した。
そこにはなんと、
「背中はあずけたぞ ~デデデ大王とメタナイトによる宿命のタッグデザート~」
というメタナイトとデデデ大王をモチーフとした一皿が。
ついにメタナイト自身が料理のモデルとなったのである。しかもスイーツで。
白い皿を舞台に、ヨーグルトシャーベットの仮面にブルーベリージャムのマントをなびかせたメタナイトと、いちごゼリーの帽子とハンマーのデデデのタッグが他のメニューに立ちはだかる一品となっている。
とうとう私も……
そして2022年。1月~2月のバレンタインシーズンに合わせたイベントが発表された。
その名も「Chocolate de PUPUPU ~ひみつの仮面の晩餐会~」。
なんとメタナイトがイベントの主役に選ばれたのだ!!
イベント限定メニューは以下のふたつ。
「PUPUPUなオールスターサンド」
「星屑のチョコレート・オ・レ ~騎士のためいきを添えて~」
前者はカービィ、ワドルディ、デデデ大王にメタナイトと、おなじみの仲間たちをモチーフとするフルーツサンドにチョコレートの隠し味をきかせた一品。後者は「修練を終えた騎士が深いため息とともに口にする一杯」をイメージした、大人な甘さのチョコレートドリンク。ドリンクに溶かして味わうメタナイト印の星型チョコレートが添えられている。
PETITでも……
2023年11月10日、「カービィカフェPETIT」で同月29日より販売開始予定の新作ケーキの予告がなされた。
公式ツイートにはチョコレートの山とどこかで見たことのあるロゴが。
そして13日に続報が公開、その名も「メタナイトの気高きチョコレートケーキ」。
濃厚なチョコレートとピーカンナッツを使い、メタナイトの纏う気高さと騎士道を表現したミステリアスな一品というコンセプト。
復刻メニューでも……
2024年3月1日よりメニューのリニューアルが行われることが告知された。
約1週間前となる2月26日にそのラインナップが告知。
案の定あった。
「メタナイトが鍛錬のあいまにチョコっと食べちゃうパフェ」
(イラスト右側)
夜な夜なこっそり食べてるパフェ、復活である。
概ね元のメニューを踏襲しながらも、チョコレートアイスやブルーベリーソースが新たに使われている。
各メディアミックスでは
小説版星のカービィ
- 9巻「結成!カービィハンターズZの巻」 / 15巻「スーパーカービィハンターズ大激闘!の巻」
原作は『みんなで!カービィハンターズZ』・『スーパーカービィハンターズ』(『Z』には未登場、『スーパー』は背景のみの登場)。
「パラレルワールドの別人」という位置づけではあるが、「大人の飲み物」と称してやたらココアを飲んでいた描写が初出。
- 10巻「決戦!バトルデラックス!!」
原作は『カービィバトルデラックス!』。本格的に甘党設定が取り入れられたある意味での元凶。
ソードナイトの「優勝商品がケーキだと聞けばお喜びになる」という台詞がある。
- 16巻「夢幻の歯車を探せ!」
原作はアートワーク『カービィと夢幻の歯車』、厳密にはこちらもパラレルワールドの別人。
「ドロッチェの作るスイーツがとても美味しいから、他の物では満足できない」といった旨の発言をしている。
- 18巻「カービィカフェは大さわぎ!?の巻」
料理対決の審判を当初は断るも、バル艦長に「コックカワサキの最高のデザートが食べられる」と説得されたことであっさり引き受けた(名目上は「感覚を研ぎ澄ます修行」としてだが)。
なお、本編時空の本人が甘党だと明言されたのは本作が初。
- 25巻「まんぷく、まんまる、グルメフェス!」
原作は『カービィのグルメフェス』(あちらには着せ替えスキンとキャラおかしのみの登場)。恐らく一番甘党描写の多い回。
カービィ達共々ドリームフォークの力で小さくなってしまうが、それは心の中で「もっと美味しいスイーツを食べたい」と願っていたことを意味していた。さらには食べ過ぎてまん丸に太ってしまい、剣が抜けなくなるというシーンも。
後半ではカービィ一行共々魔法のお菓子の虜になり、グルメフェスから抜け出す気力を失ってしまう。そこで残されたバンダナワドルディの「心を込めたお菓子を作る」という発案の元、バル艦長達が作ったのはギャラクティックナイトとバルフレイナイトを模した「最強の戦士パフェ」だった。戦闘狂なのもブレてない。
- 27巻「おいでよ、わいわいマホロアランド!」
原作は『星のカービィWiiデラックス』の「わいわいマホロアランド」。
マホロアに対しては終始警戒していたが、併設されているレストランでちゃっかりパンケーキなどといったお菓子類を食べていた。
ゆるっとプププ
初登場回の2話の時点で、「カフェごと飲み込みたい」と発言したカービィに対してカフェスイーツが食べられなくなると思ったという理由で決闘を仕掛けるなど、最初から小説版以上の甘党っぷりを見せつけている(最終的にカービィが池のブリッパーを食べ尽くして満足したため胸を撫で下ろしていた)。
この回では
ワドルディレポート隊にスイーツ好きを取材されるなど、周囲に隠す素振りも一切見せない。
新しいスイーツの店が出来たりスイーツが振る舞われるイベントが開催されたりすると1コマだけでも出てくるので、本作でのポジションは完全に新作スイーツのレビュアー。
以下、メタナイトが食べていたスイーツ一覧。
- メタナイトが夜な夜なこっそり食べてるパフェ、メタナイトがマントからこっそり取りだすフォンダンショコラ、ヘンケイ!くるまほおばりケーキ、星屑のチョコレート・オ・レ ~騎士のためいきを添えて~(第2話)
- 商品名は出ていないが、全て「カービィカフェ」で実際に販売されたメニューである。
- くるまほおばりケーキ PETIT、アップルパイ、プリン(同おまけ漫画)
- コックカワサキ謹製のスイカスイーツ(第5話)
- ハロウィンパフェ(第7話)
- かき氷と融けたジュース(第8話)
- ウルトラスーパーデラックスソフト(第9話)
- カービィが「バンダナワドルディと食べようとしていた」と切り出した際には「何だそれは!?食わせろ」と興味津々になっていた。
- 甘酒(もぐもぐ正月編(単行本では2巻収録))
- ピンク・ショートケーキ 〜カービィがいちごをのせました〜、マキシムトマトのチョコタルト、スターロッド・アップルパイ(星のカービィファン第6号(単行本では2巻収録))
- 台詞では「カービィもむちゅう!プププ・ティラミス」と「まるでチーズケーキのような星ブロック」らしきメニューにも触れられている。いずれもバンダナワドルディに差し入れしようとしていたが、元は「カービィカフェPETIT」の商品(商品名は出ない)。
関連イラスト
外部リンク
カービィカフェ(公式サイト)
関連タグ
メタボナイト:カービィのグルメフェスにてメタナイトになりきれるスキンを入手することで爆誕した、クリームまみれになったり太ったりしたメタナイトという絵面。一応ゲーム内にはその他の一頭身キャラのスキンもあるのだが、公式で甘党設定のあるメタナイトのインパクトが一番強いとされがち。