木はジャンプできないと…いつから錯覚していた?
概要
ふゆうたいりく フロラルドに さく花に、
まほうをかけて きゅうせいちょう!
花さきみだれる あでやかな すがたで
思いがけないワザを はなってくる!
(スペシャルページより引用、以下太字は本来赤字)
浮遊大陸フロラルドに咲いていた一輪の花がタランザの魔力により『デラックス』な姿となったもの。
星のカービィ トリプルデラックスの1面「ファインフィールド」のボスである。
ただし、過去作恒例の一面ボスであるウィスピーウッズよりも、同じ様に一面ボスを務めたことがあるキングゴーレムよりも技構成が違う為(特に第二形態)、注意をすることを忘れてはいけない。
ウィスピーウッズとの関係は不明だが、ウィスピーウッズの派生種と考えるのが一般的な見方であろう。
強さ
第一形態
ウィスピーウッズ同様、花粉落としと空気弾で攻撃してくる。
花粉はウィスピーウッズのりんごの挙動に似ているが同時に2~3個落とすこともあり、空気弾はカービィを狙って連射してくる(通常は2連射→4連射、6-4は4連射→6連射)。
第二形態
HPを半分まで減らすと突如 「I can fly!」 とばかりにウィスピーフラワーズが大ジャンプして奥の足場に着地、攻撃パターンを変えてくる。
この攻撃パターンの変更はWiiから引き継がれてきた要素で、半分減らした後のモーション時(画面奥に行くまで)はダメージを与えることができない。
- 花粉弾
奥から手前に5~6個大きな巨大な花粉を転がす。
- 空気弾
奥から手前に空気弾乱射。3連射→6連射だが、画面奥からカービィに狙いを定めてくる。
- フラワーブーメラン
大きな花をブーメランのように発射。この花は吸い込むことができ、飲み込むとカッターをコピーできる。
- グロース・ルート
根っこを地面から突き出す。攻撃前に土が盛り上がるので事前回避は可能なほか、この根っこに攻撃してもダメージを与えられる。
基本は5本伸ばすが、2本の極太な根っこを豪快に叩きつけて挟んでくるなど何種類かパターンあり。
- ジャンププレス
奥から手前に大ジャンプして押しつぶす。この間はカービィのいる側に向かうため直接攻撃が可能。
単発や3~4回連続、果ては巨大化や空気弾4連射などを挟んでくることも。
等々、奥行を存分に生かした猛攻を仕掛けてくる。
倒すと涙目になるのはお約束。
ただ立っているだけだったことが多いウィスピーウッズに比べ、フラワーズは後半以降縦横無尽に動き回るため、初期状態では1面ボスとは思えない強さを誇る強敵である。
ウィスピーフラワーズDX
フロラルドに さく、美しくも小さな花が、
デラックスな すがたになって 大あばれ!
プププランドに いるという、あの
ゆう名な ウィスピーウッズさん との
かんけいは、ふめいである。
本編クリア後のミニゲーム『デデデでゴー!』や『真・格闘王への道』で出現する、全体的に紫がかったウィスピーフラワーズ。
他の作品やキャラクター同様容姿の変更以外にも行動パターンが増え厄介になる。
- 花粉弾と一緒にゴルドーが降って来る(奥からも降ってくるため根元にいると激突する)
- 第1形態の空気弾がプレイヤーと縦座標が合うと縦に分裂
- 第2形態の画面奥から複数回ヒットする根っこプロペラで突進(根っこから上に当たり判定ナシ)
- 第2形態の画面奥からの空気弾が花粉弾・ゴルドーと同時に出される
- 各形態のグロース・ルートに縦座標追尾性能追加
攻撃範囲が更に強化される上、ガード不能やガード削り技がかなり増えている。
余談
- パワーアップ状態も含めて歴代ウィスピー最強かどうかは意見が分かれる。コピーが使えない初代EXや、Wii版のEXモードの方が苦戦したという意見は多い。
- 本作の全ボスの中では最初に作られた。1面のボスとしては異様な強さを誇るが、これはプログラマーの1人が「『Wii』のラスボスをプレイした後でも驚いてもらえるようなボスを作ろう!」と発案したことがきっかけの意図的な調整。多彩な攻撃と演出をしてきたあちらに負けないような、画面全体を活かした迫力満点の工夫を行った。
- 6-5ではビッグバン状態で対峙できるため、体力ゲージごと吸い込まれて一撃で倒されるという出オチ担当になっている。
- 『みんなで!カービィハンターズ』シリーズにウィスピーフラワーズは未登場だが、各技はウィスピーウッズ本人の行動パターンとして引き継がれた。ただし、花粉弾やフラワーブーメランのグラフィックがリンゴに変更されている。