概要
ゲーム『スプラトゥーン』シリーズに登場するブキ。ローラーブキの基本モデルである。
見た目通り、ペンキなどを広範囲に塗る際に使うペイントローラーをそのまま巨大化したようなブキで、
銃器系ブキと違い、ZR一ボタン勢いよく振り下ろして
インクを放射状に飛ばすという方法で使う。発射されたインクは扇状に飛んでいき、
地面や壁に当たるまで攻撃判定があるものの、減衰が大きく発生するためリーチは短い。
よく勘違いされるが、ローラー自体でぶん殴っているわけではなかったり、
ローラー本体の当たり判定で即死させているわけではないので当たり方によっては
すっぽ抜けてダメージが足りず、倒しきれない事もあるので過信は禁物。
至近距離で当てられた時の破壊力は絶大で、高確率で即死させる事ができるというショットガンのような立ち位置
…だったのだが、スプラトゥーン2でまんまショットガンのパラシェルターを筆頭とするシェルター類が登場し、
果たして同じ立ち位置なのかと言うと微妙な所になった。
もう一つの機能として、その形状を活かして転がして塗りながら進む事が出来る。
他のブキと違い、ローラーが進んだ跡にびっちりと隙間のない塗りが出来るのが特徴で、
スプラローラーの場合は転がしている最中に敵と接触するとそのまま轢いて倒す事ができる。
ただし敵がバリアやアーマーなどといった手段で死ななかった場合は少し弾き返される。
「塗り進み」と呼ばれる事が多いが、コロコロ転がすからそのまま「コロコロ」という通称も。
亜種にはスプラローラーコロコロというコロコロコミックとのコラボモデルもあるため、
コロコロをコロコロして殺殺できたりもする。
「1」の時点では振るモーションは1種類しかなく、とてもシンプルな使い勝手だったが
「2」にてローラー類のモデルは軒並み変更されており、スプラローラーの場合は
全体的に「2」版スプラシューターと共通部品に変更+ローラーの付け根部分にヒンジパーツがついた。
新アクションとして、ジャンプ→ZRと入力する事でこのヒンジ部分が曲がり、
縦になったローラーを振る縦振りが追加された。
この縦振りは上記の横振りと違い、インクは左右に拡散せずまっすぐ飛ぶために
左右への幅は狭いが射程が長く、使い分けられるようになっている。
従来のように空中から横振りを使いたい場合はZR→ジャンプと入力する必要があり、
少しコツが必要となった。
メーカーはスプラシューターと同じ「スプライカ」。
同メーカー製品の特徴として「1」でのモデルはおもちゃらしい配色とパーツだったが、
「2」ではモデルチェンジされておりややスタイリッシュな印象に。
持ち手部分には自転車のブレーキのようなパーツが取り付けられており、
おそらくこれを握るとヒンジのロックが解除され縦振りできる仕組みと思われる。
「3」でもデザインが変更されており、パッドやクリップと思しきパーツが取り付けられている。
また、「2」ではインクリング以外にも、ヒーローモードに登場するタコゾネスが
ローラーを使用するようになった。「オクタローラー」という名称とされ、
性能はインクリングのものとほぼ全く同じなのだが、見た目がどう見てもカーボンローラーでややこしいのが特徴である。
種類
Splatoon
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スプラローラー | キューバンボム | メガホンレーザー | 3 |
スプラローラーコラボ | ジャンプビーコン | ダイオウイカ | 7 |
スプラローラーコロコロ | スプラッシュシールド | スーパーショット | 20 |
ヒーローローラーレプリカ | キューバンボム | メガホンレーザー | 3* |
*amiiboチャレンジ(ボーイ)でDJタコワサ将軍を倒すとブキ屋で購入することができるようになる。
無印のサブ、スペシャルは場の制圧に長けるキューバンボムとメガホンレーザーで、苦手な遠距離でもある程度対応しやすい構成となっている。
デザインだけをヒーローモードのそれに変えたヒーローローラーレプリカ、支援と近距離戦に特化したコラボがある。
コラボはジャンプビーコンによる味方のサポートと高い戦線復帰力で裏取りに優れ、ローラーの仕事を遺憾なくこなすことができる。また、ダイオウイカで自衛や強行突破さえも可能な接近戦特化の構成。
ブキチセレクションではコロコロコミックとのコラボであるスプラローラーコロコロが追加、ミニ四駆の如く色々な改造をしたが結局性能は変わらなかったというシロモノで、よく見ると回転部にコロコロコミックのロゴがデザインされているのがわかる。ローラー系列では初のスプラッシュシールド持ちで、通常とは逆にシールドを盾にして相手に強引ににじり寄るという戦法が可能。スペシャルのスーパーショットも安全に使用できる。
Splatoon2
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スプラローラー | カーリングボム | スーパーチャクチ | 3 |
スプラローラーコラボ | ジャンプビーコン | イカスフィア | 12 |
ヒーローローラーレプリカ | カーリングボム | スーパーチャクチ | 3* |
スプラローラーベッチュー | スプラッシュボム | バブルランチャー | 14 |
* ヒーローモードにて全てのステージをローラーでクリアするとブキ屋で購入することができるようになる。
ギアパワー「メイン性能アップ」の効果:あたえるダメージが大きくなる
Splatoon3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スプラローラー | カーリングボム | グレートバリア | 2 |
スプラローラーコラボ | ジャンプビーコン | テイオウイカ | 7 |
オーダーローラーレプリカ | カーリングボム | グレートバリア | * |
* サイド・オーダーで条件をクリアすると入手できる。
無印のサブは2に引き続きカーリングボムを採用。塗り進みによる敵陣への進攻をアシストしてくれる。
スペシャルはグレートバリアに変更となり、こちらはサポート向きの効果になっている。自身を守るというよりは、バリアを囮にし、近づいた相手をローラーの一撃で仕留めるという形で活用していくことになる。ガチヤグラではこの戦法が嵌りやすい。
コラボは初代のサブ・スペシャルを意識したジャンプビーコンとテイオウイカに変更。戦線復帰と近接戦闘に特化した構成になっている。ギアブランド「クラーゲス」のロゴはインクタンクに取り付けられている。
基本的な立ち回り
コロコロ転がしても振ってインクを飛ばしても一撃必殺の高い攻撃力を誇るブキ。
ゆえに積極的にキルを狙っていきたいが、攻撃可能な距離がシューターなどと比べると非常に短く、特にコロコロ塗りで近づこうとすると引き撃ち(逃げながらの射撃)で簡単に対処されてしまう。
そのため、相手の隙をつき、センプクなどで攻撃範囲まで接近したのち振りで反撃の隙を与えずキル、という立ち回りが基本となってくる。
上記の立ち回りは他のローラー種でも基本となってくるため(ダイナモはやや勝手が違うが)ローラー入門者が基礎を学ぶことが出来るブキになっている。
そこそこ動きも早いので、相手がよそを向いていたり乱戦状態の場所ではコロコロ塗りでのキルもあり。
「2」で追加されたタテ振りは横範囲は狭いがやや離れた相手への攻撃手段に使えるほか、イカダッシュ用の導線にも利用できる。
オススメギアパワー
ダイナモローラーを除くローラー系の必須ギアパワーでありこれが無いと始まらないレベル。
サーモンランでの立ち回り
コロコロ塗り・横振り・縦振りで得意な相手が違うのでそれぞれをうまく使い分けていきたい。
コロコロ塗りはドスコイを除くザコシャケ退治と塗り。コジャケ・ザコシャケならば一撃でひき殺せる。ザコ退治や塗りが苦手なブキは意外と多いので、ザコ掃除と侮らず積極的に引き受けたい。
横振りはドスコイとオオモノ(特にコウモリ、テッパン、ヘビなど)。シャケに接近する必要があるためややリスキーではあるが、短時間で高い火力を叩き込める。接近のし過ぎには注意。
縦振りは横振りでは対処困難なコウモリの弾やバクダンをぶっ潰せる。タイミングの把握が難しいがうまいこと狙っていきたい。もちろんイカダッシュ用の導線作成用にも使っていくのもよい。
また、特殊な操作としてヒカリバエ時には、袋小路に固まったうえでごくごく低速でコロコロ塗りをしシャケを突っ込ませる高速処理のテクニックが存在する。興味がある人は調べてみよう。
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