概要
サーモンランに登場するシェルタータイプ(大嘘)のブキ。
ベースはパラシェルターなのだが、バッキバキに改造されている違法改造ブキ。
具体的には骨だけになっており、グリップはただのパイプ、傘の骨も曲がり、金色の液体が入ったシリンダーが6本刺さっている。傘部分はどこへ……?
通称、「クマシェル」。
性能
一言で表すと、クマサン製のシェルを積んだショットガンである。
何と、シェルターの名を冠しているにもかかわらずガード不可・パージ不可・フルオート発射。
もはやシェルターの性能は散弾にしか残っておらず、言うなれば散弾シューター、もはやただのフルオートショットガンである。
そしてその連射力もシェルターにしては尋常じゃなく、あっという間に前方広範囲を塗り尽くす。連射速度はスパイガジェットを優に超え、射程ならキャンピングシェルターといい勝負。パラシェルターの面影は散弾範囲ぐらいしか残っていないが、上記の性能と見た目故にもはやパラシェルターだったなにかと化している。
立ち回り
前述の通り、散弾がパラシェルターより拡散度が高く、長射程に届く飛距離もあり、それらをカバーするように強化された強烈な塗り判定によって、ナワバリ作りが過剰なまでに得意。
H3リールガンやスプラスピナー、LACT-450などの他の塗り強ブキとも次元が違う塗り展開力を誇る。当然、壁・床問わず。
また射撃中のヒト速も全ブキ中最速で、通常なら射撃中は移動速度が低下するのだがこのブキは逆に加速するという意味不明な域に突入しているにもかかわらず、塗り被りが起こる。明確に塗り力がぶっちぎりで最強なブキである。
一方威力は思ったより低めで、散弾が裏目に出たせいで有効射程もそれまで長くない。決して低くはないが、戦闘面には注意が必要。インクロックもシェルターのままなのでシューターのように運用するとインクが切れやすいのも注意。
それを頭に入れたうえで、射程が長いわかばシューターのように立ち回ろう。
サーモンランNEXTWAVEでは1トリガーの威力が60→80へと強化され、それに伴いDPSも同期のクマサン印のブラスターを超えた400/sまで上昇し、オオモノ処理も視野に入れた立ち回りがしやすくなった。
前作でネックとなっていたインクロックについてもシューター程度まで大幅に緩和された。弾自体の燃費の良さも相まって、継戦能力はクマブキの中でもかなりのものとなる。
持ち前の塗り力・機動力に加え、燃費と平均以上の火力を手に入れたことにより、今作でのクマシェルは器用万能なオールラウンダー枠としての地位を揺るがぬものとしたのだった。
タワーにしっかり当てれば一瞬で爆散し、テッパンも高速で進行阻止でき、ハシラは格好の的と化し、ダイバーはコイツに狙われた時点で飛び込み失敗確定となる。あとのオオモノはいつも通り対応すれば、ありとあらゆるオオモノを迅速に片付けられる万能型ブキと言える活躍が見込める。ついでに超次元の塗り性能で味方の足場も確保できる。
とはいえ最高火力を出せる射程は実際より大きく下回る点は前作から変わらず、平地からのバクダン処理も依然としてあまり得意ではない。
その上他のクマブキのような圧倒的火力や爽快感があるわけでもないため、実際の性能とは裏腹にどうしても"地味"という評価を下されがち。
……さて、そんなクマシェルではあるが、大抵のことはそつなくこなせるスペックはあるので、このブキの出るオールランダム編成(特にクマブキオンリー)では、仲間達の不得手な場面を影からカバーする、まさに縁の下の力持ちとしての活躍が期待される。火力バカの多い他と比べると、雑魚処理においてはクマブラと並んで特に活躍してくれる。
一癖二癖ある面子が揃ったクマブキの中では貴重な「器用さ」こそがこのブキの強みであるということを念頭に置いた上で立ち回るのが望ましい。