チンタオサウルス
ちんたおさうるす
頭にトサカを持つユニークな草食恐竜で、大きさ10メートルくらい。
名前はそのまま「青島(チンタオ)のトカゲ」という意味だが、これは中国南東部の山東省・青島で発見されたため。ちなみに種名は「スピノリヌス(トゲのような鼻)」という。
上アゴと鼻の骨の一部から成るトサカ。40センチくらい。
長らく「額から伸びた角」として復元されてきたが、実は「楕円形で頭頂部についていた」事がわかった。イメージ的に一番近いのはランベオサウルスのトサカで、彼の後頭部の「ツノ」をなくしたような感じである。
発見された当初は「武器」「川や湖に逃げ込んだ時にシュノーケルとして役立てた」という説や、「そもそもトサカはなかった説(死後に折れ曲がっただけで、生体では突出していなかったという考え)」もあったが、後に見つかった別個体の化石にもトサカがあったので、元来のものであると証明された。
そんなこのトサカ、武器としては華奢なのでまず威力は期待できず、威嚇・牽制になったとも考えにくい。また先端が塞がっているし、他のランベオサウルス亜科と違って鼻と繋がっていないため空洞もない……とシュノーケル説も成り立たない。
ちなみにランベオサウルス亜科の恐竜たちはトサカを使って特有の鳴き声を響かせ、仲間と連絡を取ったりアピールしたりしたと考えられているが、チンタオサウルスのトサカは先述通りなので純粋に性差や年齢の違いを見分けるためのものだった可能性が高い。
眉間の辺りから一本角を生やしたデザインで登場し、その個性派なフォルムからか「アジアの歌舞伎者」とのキャッチコピーを与えられた。
第1紀から出続けた最古参で、草属性のつよさ1200とひかえめ。ちなみに同郷かつ同じパーの草属性であるシャントゥンゴサウルスはつよさ1600の中堅。
バトルタイプは第6紀まではまもりタイプ、2007第1紀から2007第3紀はカウンタータイプ、激闘!ザンジャークはハンタータイプ。
目覚めよ!新たなる力ではスーパー恐竜も登場した。