概要
中国・黒竜江省から発見されたランベオサウルス亜科の恐竜で、属名はギリシャ神話の三途の川ステュクスの渡守・カロンに由来する。
完全な化石は見つかっておらず、ランベオサウルス亜科の特徴である鶏冠も欠けていたものの、見つかった頭骨や歯の形状から北米産のパラサウロロフスに近縁とされ、鶏冠も同様に後頭部に向かって伸びたトロンボーン型のものと推定されている。
しかし全長10m・体重3トン程のパラサウロロフスに対して、より大型の全長13m・体重6トンに達した。生息した時代も約6700万年前のマーストリヒト期と推定され、ランベオサウルス亜科の中でも最後まで生き残った恐竜であった。
古代王者恐竜キング
2007第4紀+で登場したが、後のバージョンでは一切排出されず、たまごカードにも入っていない謎のレア物扱いをされている。同時に登場した「エメラルドガーデン」のわざカードにも描かれる事はなかった。
- この「エメラルドガーデン」は攻撃には一切使わない「ネイチャーズブレッシング」を除けば草属性初の仲間を呼ばない超わざだった。もっとも、その後の新規追加も「ソーンウィップ」しかなかったが。
草属性、必殺わざはグー、強さ1800とパラサウロロフス(つよさ2000)の下位互換っぽいが、バトルタイプはハンタータイプ(相手のHPが減るほど技の威力が増す)なので完全劣化は免れている。
キャラモデルは赤茶色ベースで太い横縞模様があり、トサカと首の間に膜が張り、背中も低い帆のように盛り上がっている。
鳴き声も違っており、笛のような高い声を出すパラサウロロフスに対し、シュノサウルスとサウロロフス辺りをミックスしたような「ヴォォォォォォォ」という長く尾を引く低音が印象的。
ランベオサウルス亜科の恐竜たちはトサカの内部に空気を通すことでオーボエなどの木管楽器に似た音(声)を発したと考えられており、その点では結構リアルな部類。
DS版でも登場予定だったらしいが、残念ながら正式登場は果たせず。フクイサウルスとかパキケファロサウルスのように敵として顔見せすることもない。
ちなみに図鑑ではそのフクイサウルスやパキケファロサウルス、ディノニクスやサウロファガナクスなどと同じEx(特別枠)に割り振られていることから、配信限定か、恐竜あんごうで入手可能だったと思われる。
有志の調査でこちらでも草属性の★5(つよさ1800相当)で必殺技はグー、カウンタータイプであることが判明している(DS版ではハンタータイプが無いためか)。どうも草属性は不思議な扱いが多い。
ちなみに二つ名は「万里の鶏冠」。