データ
白亜紀前期の日本に生息していた植物食恐竜のひとつ。体長4.7m。
同時期にベルギーやイギリスに生息していたイグアノドンの近縁種だが、こちらの方がより進化しており、頭骨にはハドロサウルス類に近い特徴もあった。
また近い時期の中国やモンゴル周辺にはハドロサウルス類にごく近縁なプロバクトロサウルスが住んでいたため、彼らはイグアノドン類の中でも進化した、ハドロサウルス類の祖先筋にあたるグループなのではないかと考えられている。
1989年に福井県勝山市で発見された種で、学名が決まる前は「フクイリュウ」と呼ばれていた。
2003年には新種と認められ、『フクイサウルス』の学名が与えられた。
日本産恐竜の中では最も化石の状態が良く、全身の復元骨格も作られている。
また、同じ時代に生息していたフクイラプトルとは弱肉強食の攻防戦を繰り広げていたと思われる。
古代王者恐竜キング
第5紀でシークレットカードとして登場。フクイラプトル共々福井恐竜博入場者限定カードとして配布もされていた。
鳥脚亜目なので草属性になっており、必殺技はグー。こんなところでもフクイラプトル(風属性・パー)が天敵。
小柄なためかつよさ1200に甘んじているが、つよさ1000のオウラノサウルスとムッタブラサウルスはこちらよりも大きいどころか、体長は草属性の中では一番小さい。これは「特殊な恐竜カード」として扱われているためと思われる。ちなみに全属性で一番小さいのはエオラプトル(1m)で、2番目はディノニクス(3~4m)。どちらも秘属性(シークレット恐竜)である。
キャラモデルはなぜか口が開きっぱなしでちょっとおとぼけ顔に見える(ちなみにサウロロフスも口が開きっぱなし)。
バトルタイプはまもりタイプとピンチタイプがある。ショルダーネームは「新種発見」。
「恐竜博士の恐竜カード」にも復活タイプで収録されている他、「アジアの卵」や「緑の恐竜の卵」のカード使用時に登場する事もある。
DS版の「7つのかけら」では上記の入手条件故敵専用(図鑑には載る)で、プレイヤーをやきもきさせたが、配信などの入手手段は一切なく、改造に頼らざるを得ない。
本作の恐竜たちのバトルタイプはアーケード版で初登場した時のものに準じていることからピンチタイプであろうと予想されていたが、有志の調査でその通りだと判明。
また敵専用や一切出番なし(埋没データ恐竜)の恐竜も、フクイラプトルとパキケファロサウルスはそっこうタイプ、ガストニアこうげきタイプ、カロノサウルスとテリジノサウルスはカウンター、メガロサウルスがまもりタイプと判明している。
「ランダムモード」のアクトロイド(アーム付きのUFO型)が繰り出す。
ジャンケンがランダムなので完全に運任せであり、こちらが負けると高確率で逃げ出してしまうという、フクイラプトル・ガストニア共々メタルスライム扱い。
経験値は600・1680・5310の3タイプ存在し、ヨーロッパの「南ユーロへいげん」と「南の古いたんこう」は1頭単体の登場で600、北アメリカの南ダストヒルズ・アクト団きちでは1680(アクト団大そうこでは1920)だが倒した後にフクイラプトルとの連戦、南極・アフリカ・東ダストヒルズ・ヨーロッパ・アジア・北アメリカ(西・南ダストヒルズ)の「敵強化ゾーン(敵のレベルが55~60)」では前述のフクイラプトルの後のガストニアとの連戦で5310。
いずれも他のアクトロイドの数倍の経験値だが、1頭だけでも倒すだけで難しいのに、フクイラプトルとガストニアも同じくランダムで手が読めないため撃破は困難。せっかく追い詰めたのに倒しきれず逃げられた時はやりきれなくなる。
テレビアニメでは第44話に登場。京都の草むらにカードが落ちた事によって現れる。
わざカードは「エメラルドガーデン」が入っていた。
最終話ではブラックティラノサウルスに立ち向かう恐竜の一頭として登場した。