データ
学名は「常識を超えた福井の狩人」を意味するフクイヴェナトル・パラドクスス。化石は全身の7割が発見されており、恐竜全体としてはカムイサウルスには敗れたものの、現在のところ日本産の獣脚類としては最も骨格の揃った恐竜である。
全長245cm、体重は25㎏ほどの小型恐竜で、発見当初はマニラプトル類に分類されたが、歯はへら状のものや鋸歯のないものなど、植物食もしくは雑食の特徴を備えていたため、ドロマエオサウルス科ではないと判明した。
2022年の研究では、原始的なテリジノサウルス類に分類され、ファルカリウスより肉食性の特徴を備えていることが報告された。
一方で2023年のミグマニキオンの記載論文ではテリジノサウルス類よりも派生的なマニラプトル類に配置されており、フクイヴェナトルの分類が安定するのはまだまだ先になりそうだ。
生態・その他
先述のことがあり、食性については不明確である。現在では肉食もしくは雑食と考えるのが妥当かもしれないが、詳しいことは分かっていない。
脳の研究もおこなわれており、非常に優れた聴覚を持っていたことが判明。現生鳥類に匹敵するという。
羽毛恐竜からなのか人気は急上昇気味であり、フィクションにおいては冒険大陸アニアキングダムの2期に登場したベナージャ(CV:中野さいま)が代表的。ギャル系忍者として岩落としを繰り出すのが特徴で、最終的にはライオンのレオニーを結果的に足を負傷させリタイアまで追い込むが、なんと自身もレオニーの生き方に一目ぼれ。惚れたもん負けだ、と降参及び和解を認めた。
(なおレオニーがリタイア宣言をしたのもベナージャと和解したのちであり、彼女自身も好意を抱いたため必死に自身の羽毛を絆創膏代わりに貼り付けレオニーの足を治療していた。ちなみにこの時岩が直撃して身動きが取れなかったシルバもリタイア宣言をした)
その後はレオニーと隣同士でライオス戦を観戦していた模様だったことも最終話で判明した。
なおレオニーはその気になっていたかは不明だが、ベナージャとは親しくはなっていたようだ。