概要
白亜紀のアジアと北米に棲息したコエルロサウルス類の獣脚類のグループ。正式な名称はOviraptorosauria(オヴィラプトロサウリア)。日本国内では「オヴィラプトル類」と誤記されることも多い。
多くの獣脚類と異なり、歯がなく嘴を持ち(初期の種類は歯を持っていた)、植物食若しくは雑食性と考えられている。基本的に全長2メートル前後の小型の種類が多いが、ギガントラプトルのような例外も存在する。
また、近年では一部の種類で羽毛の痕跡が確認されたことから羽毛恐竜として知られているが、鳥類のような風切羽ではなかったことから飛行能力はなく、主に体温調節や求愛行動などのディスプレイに用いられたと推測されている。