インゲニア

いんげにあ

中生代白亜紀後期のモンゴルに棲息していた小型の雑食性恐竜。 アジャンキンゲニアとも。

概要

全長1.4m、体重25kgほどの小型のオヴィラプトロサウルス類である。

頭がとても短くがっしりとしていて、顎は深くカーブしており、鶏冠はあまり目立たない。前足の親指は最も大きく、他は小さいのが特徴。

1981年に命名された時は発掘地に因んで「インゲン・ホブルの者」を意味するインゲニアと命名されたが、後にインゲニアという属名は1957年に線虫の一種として使用されていたことが判明した。そのため2013年に、前脚の第一指の末節骨が第二指のものの二倍の長さがあることがヒッチハイクをするときに親指を上げる西洋の習慣を思い起こさせたことから、モンゴル語で旅人を意味するアジャンクを加えて「インゲン・ホブルの旅人」を意味するアジャンキンゲニアと改名された。

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