概要
全長1.5m、体重33kgほどの小型の恐竜。オヴィラプトロサウルス類である。
名前の意味は「貝泥棒」。
クルミ割りみたいなくちばしだから貝割って食ってたんじゃね?ということでこんな名前がついたのだが、あんな見た目でもオヴィラプトル類のあごは結構強かった(頭骨は隙間が多いが、生きていた当時はその隙間を筋肉が通っていたのではないかとも言われる)。加えてコイツの鼻が割と高い位置にあった事、上あごに丈夫な突起がついていたのも根拠のひとつ。
上あごの突起はオヴィラプトル類なら誰であれついているが、高い位置にある鼻は水底の貝を狙うなら好都合だろうというわけだ。
しかし体型は華奢なためパワー自体はそこまでなかった模様。前足の指も短く、ほっそりしていた。
外見は近縁のオヴィラプトルに似ているが、鶏冠が無いのが特徴。鶏冠の成長していない子供と見られたこともあったが、立派な大人であることが分かった(逆にオヴィラプトル以上に鶏冠が発達していてそれで別種認定されたリンチェニアというヤツがいる)。
ちなみにコンコラプトルに近いのはインゲニアという種類。コイツとは逆でがっしりした体格をしており、鶏冠が目立たないのがポイント。