概要
白亜紀後期のカナダダイナソーパーク層に生息していたカエナグナトゥス科。
カエナグナタシアやエルミサウルスらと共にエルミサウルス亜科を構成する。
発見部位は下顎、頸椎や尾椎、肋骨、前肢、骨盤、後肢など。
グレゴリー・ポールは全長2.5メートル体重100kg、モリナ・ペレスとララメンディは、全長2.6メートル体重40kgと推定している。
真っ直ぐな爪の生えた前肢の第二指(人差し指)は狭い隙間を探るのに役立ったと考えられており、隙間に潜む幼虫や爬虫類、哺乳類などを突き刺して捕食した可能性がある。一方、カウディプテリクスには第二指に長い羽毛が保存されており、キロステノテスにも第二指に長い羽毛があったなら上記のような行動を行うことは難しかったと思われる。