概要
2007年のディノニクスを皮切りに登場した、ヒミツの属性を持つ恐竜たち。「シークレット」だけに排出率は低く(雑誌付録カードなどにもなっていない)、高い人気を誇った。
「古代王者恐竜キング」には、炎・水・雷・土・草・風の6属性存在しているが、彼らはそれに属さない特別枠である。
※「イ」が小文字なのは英語読みで、本作ではこちらが採用されている。
※元々はわざカードの恐竜として登場していたが、装いも新たにシークレット恐竜になった。ショルダーネームも個別に用意された。
※ザンジャークのボス「ジャーク」が従える「ブロント」に限り水属性(他に強さ2000・水属性・必殺わざがパーの恐竜はいない)で、個体名はブロントサウルスから。これは当時は同種とされていた為でブロントの説明文によると「ホントはアパトサウルスって名前らしいけど、こっちの方が強そうだからそう呼んでる」との事。
※自身の姿ではなくランダムな属性の姿に化けて登場する変わり者
秘属性
シークレット恐竜たちが持つ独自の属性。アイコンは虹色の?マークであることから、DS版のガイドブックのように「謎属性」と呼ぶ例も(誤植だったのか、下巻では「秘属性」で統一されている)。
どれにも属さないのなら普通は無属性というべきだが、こちらは「はんげきかいふく」や「カミカゼタックル」といった通常わざ(テクニックが200・500・800・!のどれかになっているわざ)に宛がわれている。
秘属性の場合は弱点がないだけでなく、他の6属性すべてに対してダメージ増加という強みがあり、無属性というよりは全属性というべきだろう。
DS版
ディノニクス・パキケファロサウルス・メガロサウルス・テリジノサウルス・エオラプトルの5体が参戦しているが、ディノニクスはWHF2008配信限定。
- パキケファロサウルスは敵専用・テリジノサウルスとメガロサウルスに至っては没データで敵としても登場しない。
- ソフト発売から4ヶ月後に発売された攻略本内においてパキケファロサウルスは敵専用として掲載されているものの、テリジノサウルス・メガロサウルスサウルスにおいては存在すら言及されていない。このことから、かなり早い段階で配布イベント等が中止になっていた可能性がある。
エオラプトルは図鑑コンプでゲットできるが、コンプするにはこれまた配信限定(Wi-Fiに50回接続)のメガラプトルが必要なので今となっては非常に高いハードル。
しかしメルカリなどではメガラプトル入りのROMが出品されているという証言が上がっているので、どうしても欲しいプレイヤーはそちらをのぞいてみよう。
基本的な性能
1.テクニックが非常に高いがHPや攻撃力はかなり低い(★1と2の間くらい)
→数値こそ低いが、秘属性の補正で2割ずつダメージが増減するため実質的にはそこそこ強い。
ちなみにテクニックはアーケード版では追加効果の出やすさ、DS版ではMPの回復量に影響する(グー・チョキ・パー各々に10ポイントずつ割り振られていて、最大5ポイントを上限として毎ターン回復する)。
回復量はテクニックが300の倍数になる度1ポイントずつ増えていき、シークレット恐竜は初期値が310、最大で1584(5ポイント)。
2.カスタマイズ性が激狭
→なぜか通常わざが使えず、使えるのは専用わざの他にアクトわざ(アクト恐竜が生み出す固有のわざカード)、「しっぽ」「たいあたり」「なげ」(アーケード版における「わざカードなし」に相当)だけ。
ちなみにアーケード版では「ダイノスイング」などテクニック200~800のわざをセットすることで自動的に専用わざに変換されるシステムだったが、こちらではレベルアップでわざカードを生み出し、使用可能になる。専用わざはある程度育てないと入手できないので、アクトわざがないと結構な期間を基本わざだけで乗りきらなければならない。
3.専用わざは条件付き
彼らの専用わざは並の超わざを遥かに凌駕する大技だが、その威力を引き出すには条件がある。発動しなかった場合はダメージ1.2倍の通常攻撃になる(ちなみに本作のダメージ計算はシンプルで、攻撃力の数値がそのまま与ダメージになる)。
ディノニクス:毎ターン30%の確率で発動。1.9倍
パキケファロサウルス:4ターン目以降は必ずわざが発動するが、倍率は1.5と控えめ。そっこうタイプなので最初の3ターンも1.4倍のダメージを与える(そっこうタイプは最初の3ターンの間与ダメージ1.2倍)
テリジノサウルス:ジャンケンに連続で勝つと発動。倍率2倍。
メガロサウルス:ジャンケンで負けた次のターンで発動。倍率は2.2とトップだが、威力を引き出すには攻撃を受けなければならないためリスクが非常に高い。
エオラプトル:そもそも専用わざ無し。その代わりあらゆるわざのダメージが1.2倍になる。
4.アーケード版における最後の秘属性恐竜・エオラプトル
上記のようにかなりクセの強いシークレット恐竜だが、コイツだけは例外で反則級に強い。
★6(つよさ2000相当)と同等の攻撃力とHPを持ち、火力もタフネスも段違い。その上なんと6属性+通常わざすべてを使えるので、どんな型でもドンと来い
唯一の欠点はテクニックが800止まり(MPの回復量は3ポイントずつ)という点だが、それでも手詰まりにはなりにくい。