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メガロサウルス

めがろさうるす

もっとも初期に命名された恐竜の一種。ジュラ紀中期のイギリスに生息していた。
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概要編集

世界ではじめて命名されたことで有名な恐竜(学術的、という意味で最初に見つかったのはイグアノドン)。

大きさ8~9メートルくらい。ヨーロッパアジア北アメリカで発掘されている。

 

「大きなトカゲ」編集

発見者のウィリアム・バックランドは下あごの化石と歯の生え方から「これは大型のトカゲのものに違いない」と考え、そのまんま『大きなトカゲ』という名前をつけた。

そのため当時想像されたイメージはコモドドラゴンワニのような四つんばいスタイルで、文字通りの「大トカゲ」。加えて尻尾を引きずった鈍重そうな格好であった。

※ただし足がまっすぐ下に延びている事は確認されたため、丁度腕立て伏せのように横から出ているトカゲやワニよりは幾分背が高い。

 

ちなみに19世紀後半にはゴジラ型=直立姿勢の復元イメージが誕生したが、「尻尾を引きずっている」スタイルは20世紀に入っても長らく受け継がれていた。その期間は約一世紀に及び、日本で言ったら幕末~昭和半ば(高度経済成長期)に相当する。

そんな恐竜研究の世界も1964年のデイノニクスをきっかけに大きな転換期を迎えるが、それはまた別のお話。

 

「巨人のキンタマ」編集

19世紀当時、化石というものは「ノアの方舟」の洪水で死んだ怪物や巨人などの骨と思われていたので、別の部位(太ももの端っこ)の化石は「スクロトゥム・フマヌム(巨人のキンタマ)」というとんでもない名前がついていた。こんな名前だが決してふざけているわけではなく、それだけ聖書の記述(世界のあらゆるものを神様が作ったという考え)を信じる人が多かったわけだ。

 


分類について編集

学術的という意味で最初期に見つかった恐竜ではあるが、当時まだそれほど発達していなかった恐竜研究の影響で、別種の恐竜も含めて肉食恐竜=メガロサウルスのような扱い(くずかご的分類群)であったため、最近までその姿ははっきりしなかった。

このくずかご的分類群によっていろいろな奴がまぜこぜになり、近縁種のエウストレプトスポンディルスメトリアカントサウルスだけでなく、アロサウルス類に近いドリプトサウルスデルタドロメウス)に、カルカロドントサウルス、より原始的(ハルティコサウルス科)のディロフォサウルス、それに獣脚類ですらないプラテオサウルス(古竜脚類)までもがメガロサウルス属に分類されてしまうという珍事が起きていたが、ここ10年あまりの再研究や、近縁種の化石の充実などからようやく全身を復元できるようになってきた。

ケラトサウルス等と同じくアロサウルス上科と思われた時期があったが、最近ではスピノサウルス類の祖先に近いとされている。


上記の分類混乱もあってか、昔の図鑑にはメガロサウルスとイグアノドンが戦うイラストもよく見られた(イグアノドンも確かにヨーロッパで見つかっているが、白亜紀の恐竜なので生息時代は全く異なっている)。


なお、海外ドラマ恐竜家族のシンクレア一家の種族はメガロサウルスと設定されている(本物とはまったく似ていない姿だが)。


古代王者恐竜キング編集

テレビアニメで先行登場した後、激闘!ザンジャーク第1紀で登場。

同じ科のエウストレプトスポンディルスが風、トルボサウルスとメトリアカントサウルスが炎属性なのにコイツは秘属性(いわゆるシークレット恐竜)。

二つ名は「伝説のプロローグ」。恐竜研究の幕開けを飾った一匹だからか?

  

体型のモデルと登場モーションは炎属性の流用だが、別の属性のモーションを割り当てられつつシークレット恐竜というヤツはディノニクス以来。あとはクリオロフォサウルスパウパウサウルスアパトサウルス…と続いた。というか結局固有のモーションはテリジノサウルス&パキケファロサウルスしかいない。

※ディノニクス・クリオロフォサウルスが風属性、パウパウサウルスは土、アパトサウルスは水。ちなみにテリジノサウルスもセグノサウルスの流用であり、完全新規はパキケファロサウルスだけである。

またエオラプトルは素では風属性だが、アーケード版ではランダムで6属性に化ける。

 

必殺わざはチョキ。なぜか超能力を使う。


テレビアニメで先行登場した後、激闘!ザンジャーク第1紀で登場。


超わざはグーは念力で相手をあちこちに叩きつける「ゼロジースロー」、チョキは父夕から巨大な岩を浮かべて相手を押し潰す「ギガンティックフォール」。パーは相手を金縛りにして噛みつく「サイキックバインド」を使う。

バトルタイプは初登場時はかいしんタイプ、目覚めよ!新たなる力!!ではよこくタイプ。


テレビアニメでは第46話に登場。ソーノイダが卵から育てようとしたが、凶暴すぎて手に負えないのでカードにしたまま本に隠していた。掃除中にソーノイダが気がつき、ロアに渡す。その後、ロアが使用するが、Dキッズに倒されて回収された。

  • 第1期の「恐竜図鑑コーナー」では最後の恐竜の解説になっていた。

第1紀の最終話ではブラックティラノサウルスに立ち向かう恐竜の一頭として登場した。


第64話では宇宙海賊ザンジャークのザッパーの恐竜として登場した。

 

DS版編集

時期的にはアーケード版より先に登場。

ただし正規プレイでは入手できないので、改造ツールが必須(おそらくイベントか何かで配信予定だったのが立ち消えになって没データ化したと思われる)。

こちらではグーが必殺技で、各わざと対応する手が入れ替わっている。

サイキックバインド→グー

ギガンティックフォール→パー

ゼロジースロー→チョキ

 

専用わざは「じゃんけんに負けた次のターン」に発動するカウンター型だが、HPが低めな為何度も攻撃を受けると押し切られる危険性がありかなり使いづらい(専用技は発動すれば強いが、通常時は基本ダメージ+αにしかならない)。まあカウンターを狙える分、毎回運ゲーのディノニクスよりはマシか。

※その点を組んだのか、HP上限が少し上がる「まもりタイプ」になっているがそれでも辛うじてHPが4000を越える程度なので、シークレット補正で2割減るといってもあまり当てにはできない。

逆に「じゃんけんに連続で勝つ」のが条件なのはテリジノサウルスで、こちらもやはり正規プレイでは入手できない。アーケード版ではまもりタイプだがこちらはカウンタータイプ。

 

一応、アクト技の「〇〇発電」シリーズを使えば特定の属性にメタを張れる(4ターンの間、その属性の攻撃を受けると無効化してHPを15%回復)という救済措置があるが、同じ秘属性とそもそも属性がない通常技には無力なので注意。

 

ちなみにシークレット組の技カードは三すくみ(グーチョキパーの順)ごとにまとめて並んでいるが、こいつの技だけはその枠から外れてリストの末尾に載っている。参戦が決まった(内定した?)のは開発終盤だったのだろうか。

ARK:Survival_Evolved編集

各洞窟に出現(モバイル版では賢者の洞窟のみ)。昼間は眠っているが、夜になると襲い掛かってくる。起きている間は大型肉食恐竜に匹敵する戦闘力を誇る。昏睡させ、肉類を与えることでテイムできる。昼間はステータスが大幅に弱体化するデバフがかかり、無理に起こしていると気絶値がたまるので注意。小型生物を咥えて運ぶことができる。

 

カセキホリダーシリーズ編集

「メガロ」という名前で登場。無属性。

深海怪獣ピーターを思わせる面構えが印象的。

 

「スーパー」では海底洞窟で全身の骨が見つかるが、これを逃すと頭しか入手できないので注意。海底洞窟はイベントが短い上に再訪できないのに限定リバイバーが多く、プレイヤーを悩ませる(他のエリアで頭は見つかるのでリバイブは可能)。


関連タグ編集

獣脚類


イグアノドン ヒラエオサウルス:こいつらとメガロの3体で「恐竜(ダイノサウリア)」というカテゴリーができた。制定したのはリチャード・オーウェンという学者で、大トカゲ型のメガロサウルスのオブジェも作った。

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