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東南アジアの小スンダ列島に棲息する、世界最大級のトカゲの仲間。

概要

概要

爬虫綱有鱗目オオトカゲ科に分類されるトカゲの仲間。和名ではコモドオオトカゲと呼ばれ、


東南アジアの小スンダ列島に棲息し、発見地であるコモド島が名前の由来であるが、本来の故郷は、メガラニアミズオオトカゲなどと同様にオーストラリアだとされている。また、進化の歴史の中で、他のオオトカゲ族との交配を繰り返してきたという説も出されている。


農地開発や海面上昇で生息地を奪われたことで数を減らしており、2019年時点での生息数は3000頭ほどとされている。


形態

形態

全長は200-300cm(最大313㎝)、体重は約70~166㎏に達し、現生のトカゲの仲間では世界最大級である。


頑丈な体型をしており、メスよりもオスの方が大型になる。体色は暗褐色や暗灰色一色で、頸部や背面では褐色を帯びる個体もいる。幼体の胴体には黄色い斑点が見られるが、成長に伴い消失する。ビーズ状の微細なを持つ。


頭部は小型で細長い。吻端は幅広く丸みを帯びる。頭部の表皮の下には骨質の“鎧”があり、この為仲間内での争いなどでの大怪我を防いでいる。


四肢は発達し、鋭い爪が生える。

この脚も相当な走力を秘めており、平均時速は20km/h、100mを20秒未満で走破する。40km/h以上も出せるとされる陸上選手ならともかく、一般的な成人の平均走力16km/hなどあっという間に追いつかれてしまう。しかも助走から最高速度への到達も早いので、逃げるタイミングを失うとより危険度が増す。

爪もナイフのように鋭利。人間の薄い皮膚などたやすく切り裂いてしまう。


長年に渡って唾液にはバクテリアが含まれており、これによって噛み付かれた獲物は敗血症を起こし、弱ったところを追跡して仕留めると思われてきた。

近年の研究で、実は歯茎に腺があり、そこから唾液に致死性の猛毒を混ぜている事が明らかになり、毒と細菌のダブルパンチで獲物を仕留めることが明らかになった

(あくまで毒がメインで、細菌は補助的な役割であり、このため『細菌によって死ぬ』という表現は間違いとされる。)


習性

習性

乾燥した落葉樹林サバンナ海岸などに生息する。地表性だが、幼体は体重が軽い事や大型個体による共食いから逃げる目的もあり、主として樹上で生活する。昼行性で、早朝や夕暮れ時に日光浴を行って体温を上げ、日中は体温が上がりすぎると岩場の影や木陰などに避難し体温を調整する。泳ぎも巧みで、しばしば海を越えて他の島へと行き来する。

外敵に襲われると噛みついたり、尾を打ちつけて応戦する。


肉食性。獲物はけもの道などで待ち伏せ、通りかかった所を尻尾や顎で激しく攻撃して負傷させ、衰弱した所で捕食する。主にイノシシシカなどの大型哺乳類を食べ、体重600㎏のスイギュウを殺した例も報告されている。但し、代謝が低いので狩りは月に1~2度行う程度だと言う。動物の死骸なども好んで食べ、島の「掃除屋」の役割も果たしている。

大型の哺乳類を食べる肉食で縄張り意識が強く、島民も猛獣として扱っている。そのため、見かければ気取られないうちに静かに退散するのが上策であり、毎年少なくない人間がこのドラゴンの被害に遭っている。

また、その一方で島民はコモドドラゴンを「我らの兄弟」と呼び慕っている。村の中にコモドドラゴンが入ってくることもあるが、追い払ったりはせず、彼らと共存する道を選んでいる。


余談

余談

  • 非常に高い知能に肉体、毒を持つため、生物の強さを議論するスレなどでしばしば「最強の生物」と称される。
  • RPGwizardry #3リルガミンの遺産』にはモンスターの一種として KOMODO DRAGON が出現。群れを成して行動するうえ、通常攻撃とブレスに毒の追加効果がある。
  • 相原コージ氏作の最強の動物を決める動物格闘漫画『真・異種格闘大戦』では、カバ族代表のポッポを呪殺して出場したイレギュラーの呪術師ブッドゥーとして登場。リザーバーの巨大イノブタ・ホジラも呪いにより犠牲となる。初期案では暗示の使い手だったが、上記の毒の存在を作者が知ったことから設定変更となった。
  • 猿渡哲也の漫画『Runin(ルーニン)』では、マフィアのボスがアジトでコモドドラゴンを飼育しており、侵入者を迎撃するために解き放つというシーンがある。なんでこんな飼いにくそうな生き物なのかというシュールさからネタにされており、このシーンの台詞「コモドドラゴンを放てッ」タフ語録の一つとして広く使われている。
  • 芸人イモトアヤコが有名になった切っ掛けでもある。2007年に『世界の果てまでイッテQ!』で「コモドオオトカゲの脚の速さを測ろう」という企画で、鶏を腰から紐で引きずってコモドドラゴンの囮になるという命懸けのロケで民放デビューを果たした。
    • 当然だが島民たちは日テレのクルーを真剣に引き留めたが、ロケスタッフも安くない飛行機代をはたいてコモド島に来ただけに、真剣な様子からビビるイモトと島民を他所にロケを強行。結果、イモトは死ぬ気の全力疾走で見事にコモドドラゴンの追走を振り切り、以後当番組の看板タレントの座を射止めることになった。
  • 島に伝わる伝承では昔、王女が生んだ双子の片割れがコモドオオトカゲだったという話や、全身が鱗で覆われた花婿の灰がコモドオオトカゲに変じたという二種類の伝承があり、いずれも元・人間という扱いがなされている。

関連タグ

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動物 爬虫類 トカゲ ドラゴン スニゲーター

コモドオオトカゲ

メガラニア 復元図がコモドドラゴンの巨大バージョンとされることもある。

コモド兄弟

コモドドラゴン(けものフレンズ)

コモドドラゴンゲノミクス

概要

概要

爬虫綱有鱗目オオトカゲ科に分類されるトカゲの仲間。和名ではコモドオオトカゲと呼ばれ、


東南アジアの小スンダ列島に棲息し、発見地であるコモド島が名前の由来であるが、本来の故郷は、メガラニアミズオオトカゲなどと同様にオーストラリアだとされている。また、進化の歴史の中で、他のオオトカゲ族との交配を繰り返してきたという説も出されている。


農地開発や海面上昇で生息地を奪われたことで数を減らしており、2019年時点での生息数は3000頭ほどとされている。


形態

形態

全長は200-300cm(最大313㎝)、体重は約70~166㎏に達し、現生のトカゲの仲間では世界最大級である。


頑丈な体型をしており、メスよりもオスの方が大型になる。体色は暗褐色や暗灰色一色で、頸部や背面では褐色を帯びる個体もいる。幼体の胴体には黄色い斑点が見られるが、成長に伴い消失する。ビーズ状の微細なを持つ。


頭部は小型で細長い。吻端は幅広く丸みを帯びる。頭部の表皮の下には骨質の“鎧”があり、この為仲間内での争いなどでの大怪我を防いでいる。


四肢は発達し、鋭い爪が生える。

この脚も相当な走力を秘めており、平均時速は20km/h、100mを20秒未満で走破する。40km/h以上も出せるとされる陸上選手ならともかく、一般的な成人の平均走力16km/hなどあっという間に追いつかれてしまう。しかも助走から最高速度への到達も早いので、逃げるタイミングを失うとより危険度が増す。

爪もナイフのように鋭利。人間の薄い皮膚などたやすく切り裂いてしまう。


長年に渡って唾液にはバクテリアが含まれており、これによって噛み付かれた獲物は敗血症を起こし、弱ったところを追跡して仕留めると思われてきた。

近年の研究で、実は歯茎に腺があり、そこから唾液に致死性の猛毒を混ぜている事が明らかになり、毒と細菌のダブルパンチで獲物を仕留めることが明らかになった

(あくまで毒がメインで、細菌は補助的な役割であり、このため『細菌によって死ぬ』という表現は間違いとされる。)


習性

習性

乾燥した落葉樹林サバンナ海岸などに生息する。地表性だが、幼体は体重が軽い事や大型個体による共食いから逃げる目的もあり、主として樹上で生活する。昼行性で、早朝や夕暮れ時に日光浴を行って体温を上げ、日中は体温が上がりすぎると岩場の影や木陰などに避難し体温を調整する。泳ぎも巧みで、しばしば海を越えて他の島へと行き来する。

外敵に襲われると噛みついたり、尾を打ちつけて応戦する。


肉食性。獲物はけもの道などで待ち伏せ、通りかかった所を尻尾や顎で激しく攻撃して負傷させ、衰弱した所で捕食する。主にイノシシシカなどの大型哺乳類を食べ、体重600㎏のスイギュウを殺した例も報告されている。但し、代謝が低いので狩りは月に1~2度行う程度だと言う。動物の死骸なども好んで食べ、島の「掃除屋」の役割も果たしている。

大型の哺乳類を食べる肉食で縄張り意識が強く、島民も猛獣として扱っている。そのため、見かければ気取られないうちに静かに退散するのが上策であり、毎年少なくない人間がこのドラゴンの被害に遭っている。

また、その一方で島民はコモドドラゴンを「我らの兄弟」と呼び慕っている。村の中にコモドドラゴンが入ってくることもあるが、追い払ったりはせず、彼らと共存する道を選んでいる。


余談

余談

  • 非常に高い知能に肉体、毒を持つため、生物の強さを議論するスレなどでしばしば「最強の生物」と称される。
  • RPGwizardry #3リルガミンの遺産』にはモンスターの一種として KOMODO DRAGON が出現。群れを成して行動するうえ、通常攻撃とブレスに毒の追加効果がある。
  • 相原コージ氏作の最強の動物を決める動物格闘漫画『真・異種格闘大戦』では、カバ族代表のポッポを呪殺して出場したイレギュラーの呪術師ブッドゥーとして登場。リザーバーの巨大イノブタ・ホジラも呪いにより犠牲となる。初期案では暗示の使い手だったが、上記の毒の存在を作者が知ったことから設定変更となった。
  • 猿渡哲也の漫画『Runin(ルーニン)』では、マフィアのボスがアジトでコモドドラゴンを飼育しており、侵入者を迎撃するために解き放つというシーンがある。なんでこんな飼いにくそうな生き物なのかというシュールさからネタにされており、このシーンの台詞「コモドドラゴンを放てッ」タフ語録の一つとして広く使われている。
  • 芸人イモトアヤコが有名になった切っ掛けでもある。2007年に『世界の果てまでイッテQ!』で「コモドオオトカゲの脚の速さを測ろう」という企画で、鶏を腰から紐で引きずってコモドドラゴンの囮になるという命懸けのロケで民放デビューを果たした。
    • 当然だが島民たちは日テレのクルーを真剣に引き留めたが、ロケスタッフも安くない飛行機代をはたいてコモド島に来ただけに、真剣な様子からビビるイモトと島民を他所にロケを強行。結果、イモトは死ぬ気の全力疾走で見事にコモドドラゴンの追走を振り切り、以後当番組の看板タレントの座を射止めることになった。
  • 島に伝わる伝承では昔、王女が生んだ双子の片割れがコモドオオトカゲだったという話や、全身が鱗で覆われた花婿の灰がコモドオオトカゲに変じたという二種類の伝承があり、いずれも元・人間という扱いがなされている。

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コモドオオトカゲ

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東南アジアの小スンダ列島に棲息する、世界最大級のトカゲの仲間。

概要

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爬虫綱有鱗目オオトカゲ科に分類されるトカゲの仲間。和名ではコモドオオトカゲと呼ばれ、


東南アジアの小スンダ列島に棲息し、発見地であるコモド島が名前の由来であるが、本来の故郷は、メガラニアミズオオトカゲなどと同様にオーストラリアだとされている。また、進化の歴史の中で、他のオオトカゲ族との交配を繰り返してきたという説も出されている。


農地開発や海面上昇で生息地を奪われたことで数を減らしており、2019年時点での生息数は3000頭ほどとされている。


形態

形態

全長は200-300cm(最大313㎝)、体重は約70~166㎏に達し、現生のトカゲの仲間では世界最大級である。


頑丈な体型をしており、メスよりもオスの方が大型になる。体色は暗褐色や暗灰色一色で、頸部や背面では褐色を帯びる個体もいる。幼体の胴体には黄色い斑点が見られるが、成長に伴い消失する。ビーズ状の微細なを持つ。


頭部は小型で細長い。吻端は幅広く丸みを帯びる。頭部の表皮の下には骨質の“鎧”があり、この為仲間内での争いなどでの大怪我を防いでいる。


四肢は発達し、鋭い爪が生える。

この脚も相当な走力を秘めており、平均時速は20km/h、100mを20秒未満で走破する。40km/h以上も出せるとされる陸上選手ならともかく、一般的な成人の平均走力16km/hなどあっという間に追いつかれてしまう。しかも助走から最高速度への到達も早いので、逃げるタイミングを失うとより危険度が増す。

爪もナイフのように鋭利。人間の薄い皮膚などたやすく切り裂いてしまう。


長年に渡って唾液にはバクテリアが含まれており、これによって噛み付かれた獲物は敗血症を起こし、弱ったところを追跡して仕留めると思われてきた。

近年の研究で、実は歯茎に腺があり、そこから唾液に致死性の猛毒を混ぜている事が明らかになり、毒と細菌のダブルパンチで獲物を仕留めることが明らかになった

(あくまで毒がメインで、細菌は補助的な役割であり、このため『細菌によって死ぬ』という表現は間違いとされる。)


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乾燥した落葉樹林サバンナ海岸などに生息する。地表性だが、幼体は体重が軽い事や大型個体による共食いから逃げる目的もあり、主として樹上で生活する。昼行性で、早朝や夕暮れ時に日光浴を行って体温を上げ、日中は体温が上がりすぎると岩場の影や木陰などに避難し体温を調整する。泳ぎも巧みで、しばしば海を越えて他の島へと行き来する。

外敵に襲われると噛みついたり、尾を打ちつけて応戦する。


肉食性。獲物はけもの道などで待ち伏せ、通りかかった所を尻尾や顎で激しく攻撃して負傷させ、衰弱した所で捕食する。主にイノシシシカなどの大型哺乳類を食べ、体重600㎏のスイギュウを殺した例も報告されている。但し、代謝が低いので狩りは月に1~2度行う程度だと言う。動物の死骸なども好んで食べ、島の「掃除屋」の役割も果たしている。

大型の哺乳類を食べる肉食で縄張り意識が強く、島民も猛獣として扱っている。そのため、見かければ気取られないうちに静かに退散するのが上策であり、毎年少なくない人間がこのドラゴンの被害に遭っている。

また、その一方で島民はコモドドラゴンを「我らの兄弟」と呼び慕っている。村の中にコモドドラゴンが入ってくることもあるが、追い払ったりはせず、彼らと共存する道を選んでいる。


余談

余談

  • 非常に高い知能に肉体、毒を持つため、生物の強さを議論するスレなどでしばしば「最強の生物」と称される。
  • RPGwizardry #3リルガミンの遺産』にはモンスターの一種として KOMODO DRAGON が出現。群れを成して行動するうえ、通常攻撃とブレスに毒の追加効果がある。
  • 相原コージ氏作の最強の動物を決める動物格闘漫画『真・異種格闘大戦』では、カバ族代表のポッポを呪殺して出場したイレギュラーの呪術師ブッドゥーとして登場。リザーバーの巨大イノブタ・ホジラも呪いにより犠牲となる。初期案では暗示の使い手だったが、上記の毒の存在を作者が知ったことから設定変更となった。
  • 猿渡哲也の漫画『Runin(ルーニン)』では、マフィアのボスがアジトでコモドドラゴンを飼育しており、侵入者を迎撃するために解き放つというシーンがある。なんでこんな飼いにくそうな生き物なのかというシュールさからネタにされており、このシーンの台詞「コモドドラゴンを放てッ」タフ語録の一つとして広く使われている。
  • 芸人イモトアヤコが有名になった切っ掛けでもある。2007年に『世界の果てまでイッテQ!』で「コモドオオトカゲの脚の速さを測ろう」という企画で、鶏を腰から紐で引きずってコモドドラゴンの囮になるという命懸けのロケで民放デビューを果たした。
    • 当然だが島民たちは日テレのクルーを真剣に引き留めたが、ロケスタッフも安くない飛行機代をはたいてコモド島に来ただけに、真剣な様子からビビるイモトと島民を他所にロケを強行。結果、イモトは死ぬ気の全力疾走で見事にコモドドラゴンの追走を振り切り、以後当番組の看板タレントの座を射止めることになった。
  • 島に伝わる伝承では昔、王女が生んだ双子の片割れがコモドオオトカゲだったという話や、全身が鱗で覆われた花婿の灰がコモドオオトカゲに変じたという二種類の伝承があり、いずれも元・人間という扱いがなされている。

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コモドオオトカゲ

メガラニア 復元図がコモドドラゴンの巨大バージョンとされることもある。

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概要

概要

爬虫綱有鱗目オオトカゲ科に分類されるトカゲの仲間。和名ではコモドオオトカゲと呼ばれ、


東南アジアの小スンダ列島に棲息し、発見地であるコモド島が名前の由来であるが、本来の故郷は、メガラニアミズオオトカゲなどと同様にオーストラリアだとされている。また、進化の歴史の中で、他のオオトカゲ族との交配を繰り返してきたという説も出されている。


農地開発や海面上昇で生息地を奪われたことで数を減らしており、2019年時点での生息数は3000頭ほどとされている。


形態

形態

全長は200-300cm(最大313㎝)、体重は約70~166㎏に達し、現生のトカゲの仲間では世界最大級である。


頑丈な体型をしており、メスよりもオスの方が大型になる。体色は暗褐色や暗灰色一色で、頸部や背面では褐色を帯びる個体もいる。幼体の胴体には黄色い斑点が見られるが、成長に伴い消失する。ビーズ状の微細なを持つ。


頭部は小型で細長い。吻端は幅広く丸みを帯びる。頭部の表皮の下には骨質の“鎧”があり、この為仲間内での争いなどでの大怪我を防いでいる。


四肢は発達し、鋭い爪が生える。

この脚も相当な走力を秘めており、平均時速は20km/h、100mを20秒未満で走破する。40km/h以上も出せるとされる陸上選手ならともかく、一般的な成人の平均走力16km/hなどあっという間に追いつかれてしまう。しかも助走から最高速度への到達も早いので、逃げるタイミングを失うとより危険度が増す。

爪もナイフのように鋭利。人間の薄い皮膚などたやすく切り裂いてしまう。


長年に渡って唾液にはバクテリアが含まれており、これによって噛み付かれた獲物は敗血症を起こし、弱ったところを追跡して仕留めると思われてきた。

近年の研究で、実は歯茎に腺があり、そこから唾液に致死性の猛毒を混ぜている事が明らかになり、毒と細菌のダブルパンチで獲物を仕留めることが明らかになった

(あくまで毒がメインで、細菌は補助的な役割であり、このため『細菌によって死ぬ』という表現は間違いとされる。)


習性

習性

乾燥した落葉樹林サバンナ海岸などに生息する。地表性だが、幼体は体重が軽い事や大型個体による共食いから逃げる目的もあり、主として樹上で生活する。昼行性で、早朝や夕暮れ時に日光浴を行って体温を上げ、日中は体温が上がりすぎると岩場の影や木陰などに避難し体温を調整する。泳ぎも巧みで、しばしば海を越えて他の島へと行き来する。

外敵に襲われると噛みついたり、尾を打ちつけて応戦する。


肉食性。獲物はけもの道などで待ち伏せ、通りかかった所を尻尾や顎で激しく攻撃して負傷させ、衰弱した所で捕食する。主にイノシシシカなどの大型哺乳類を食べ、体重600㎏のスイギュウを殺した例も報告されている。但し、代謝が低いので狩りは月に1~2度行う程度だと言う。動物の死骸なども好んで食べ、島の「掃除屋」の役割も果たしている。

大型の哺乳類を食べる肉食で縄張り意識が強く、島民も猛獣として扱っている。そのため、見かければ気取られないうちに静かに退散するのが上策であり、毎年少なくない人間がこのドラゴンの被害に遭っている。

また、その一方で島民はコモドドラゴンを「我らの兄弟」と呼び慕っている。村の中にコモドドラゴンが入ってくることもあるが、追い払ったりはせず、彼らと共存する道を選んでいる。


余談

余談

  • 非常に高い知能に肉体、毒を持つため、生物の強さを議論するスレなどでしばしば「最強の生物」と称される。
  • RPGwizardry #3リルガミンの遺産』にはモンスターの一種として KOMODO DRAGON が出現。群れを成して行動するうえ、通常攻撃とブレスに毒の追加効果がある。
  • 相原コージ氏作の最強の動物を決める動物格闘漫画『真・異種格闘大戦』では、カバ族代表のポッポを呪殺して出場したイレギュラーの呪術師ブッドゥーとして登場。リザーバーの巨大イノブタ・ホジラも呪いにより犠牲となる。初期案では暗示の使い手だったが、上記の毒の存在を作者が知ったことから設定変更となった。
  • 猿渡哲也の漫画『Runin(ルーニン)』では、マフィアのボスがアジトでコモドドラゴンを飼育しており、侵入者を迎撃するために解き放つというシーンがある。なんでこんな飼いにくそうな生き物なのかというシュールさからネタにされており、このシーンの台詞「コモドドラゴンを放てッ」タフ語録の一つとして広く使われている。
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