概要
大きさ6メートルくらいの中型恐竜で、名は「巨大な略奪者」を意味する。
最初に見つかった化石は部分的だったが、そこには35センチにも達する巨大な鉤爪の化石が含まれていたので、ドロマエオサウルス科に収斂進化した基盤的コエルロサウルス類として記載された(また鉤爪の大きさから全長9メートルと推測された)。
ところが二番目の標本が見つかると、鉤爪は前肢のものであったことが判明。後ろ足に鉤爪を備えたドロマエオサウルス類型の復元は誤りで、大きさも6メートルくらいと訂正された。
しかし分類については混乱しており、カルカロドントサウルス科説とスピノサウルス科説で意見が分かれ、2014年には新たに見つかった幼体の化石の特徴からティラノサウルス上科に含まれる説も出された。2016年の研究では、メガラプトラという独自のグループに分類された。
現在では、基盤的なコエルロサウルス類であるとされることが多い。
近縁種には同じアルゼンチン産のアエロステオンやオーストラリア産のラパトル、福井県産のフクイラプトルなどが挙げられる。
フィクションにおいて
古代王者恐竜キング
当初の学説・復元イメージに倣い、後ろ足に鉤爪を備えたドロマエオサウルス系のスタイルで登場。また図鑑のデータも「大きさ9メートルに達するドロマエオサウルス科」となっている。
キャッチコピーは学名にちなんでか「史上最大の略奪者」。
- アーケード版
2007第1紀で初登場し、カルノタウルス以来となる風属性のつよさ2000担当となった。
ちなみにカルノタウルスのキャッチコピーは「肉食の猛牛」で、新旧共々学名にちなんだフレーズとなっている。
バトルタイプは2007第3紀・DS版ではカウンタータイプ、激闘!ザンジャークではこうげきタイプ、目覚めよ!新たなる力ではひっさつタイプ。
「緑の恐竜のたまご」や「南アメリカのたまご」を使用した時に出てくる事もある。
- DS版
どういうわけか「Wi-fiコネクションに50回接続」という一風変わった配信がされていた。Wi-Fiサービスが終了した今となっては入手できる手段が「入手済みのソフトと通信交換」だけになった激レア。
こちらでは時期の都合で3代目のつよさ2000である「アロサウルス・アトロクス」がおらず、かつカルノタウルスが★3(つよさ1400相当)に下がっているため、リュウタを選んだ場合はコイツが唯一の★6風属性となる。逆にレックスを選んだ場合、★6(2000相当)の「覚醒カルノタウルス」が必ず手に入る。
配信限定という都合上、リュウタを選んだ場合かつ通信環境がないと★5のユタラプトルと「超アクトアロサウルス」が最強になる。
※★5が最強になり得るのは風属性だけで、他の5属性は通信を使わなくても★6を入手できる。
配信限定だが図鑑ナンバーはD68となっているので、図鑑コンプリートのご褒美であるエオラプトルを入手するには必用。
※図鑑コンプリートには図鑑ナンバーが「D〇〇」と「H〇〇」になっている恐竜をすべて入手する必要がある。「Ex(特別枠)」はノーカン。
- 余談
体色が割と無難(グレー)なカルノタウルスに対し、こちらはボディが緑色でピンク色の冠羽という派手な出で立ち。
またDS版ではドロマエオサウルス系の小柄なキャラモデルになっており、図鑑ではちゃんと数値相応の比較サイズになっているが、バトル中はどう見ても2~3メートルくらいに縮んでいる。
※風属性のキャラモデルは7メートル以上だとアロサウルス型、6メートル以下だとドロマエオサウルス型になっているのだが、大きさ6メートルのクリオロフォサウルスはアロサウルスタイプで見かけ上はコイツより数段デカい。
- アニメ
第22話で登場。空港で飛行機が起こした風によってカードに吹き飛ばされた事によって現れる。
第58話では宇宙海賊ザンジャークのミハサの恐竜として登場。わざカードは「ハリケーンビート」と「ニンジャアタック」を使用した。
ZOIDS
メガラプトルをモデルとしたゾイドバイオメガラプトルが登場。詳細は当該記事へ。
関連タグ
ドロマエオサウルス科 カルカロドントサウルス科 ネオヴェナトル科 スピノサウルス科 ティラノサウルス上科
ギガントラプトル:こちらはオヴィラプトルの仲間。8メートルあるので単位通りギガ>メガ
ミクロラプトル:ネーミング的には逆を行く小型の恐竜。ドロマエオサウルス科。